歌舞伎役者であり、七代目清元栄寿太夫、そして、ミュージカルなどにも
出演される右近さん。今回は、お稽古帰りにスポーティーなファッションで、歌舞伎とは全く違う雰囲気でお越しくださいました。
お稽古・・・といっても、お芝居、歌舞伎、清元、そして歌と様々な種類のお稽古に励んでいる右近さん。そもそも、歌舞伎役者と清元との両立は前例がないそうで、まさに時代を切り開く役者さん。
その原点は「ひいおじいちゃんのやっていることをやりたい、鏡獅子になりたい!」という純粋な子供心だったようですが、誰もやったことがないことだからこそ、これからの自分の行いが、両立を認めて下さった方々に、その判断が正しかったのか左右するといいます。
そんな大きな役割を背負っている右近さんですが、何事にも熱い思いで、楽しんで取り組む姿が印象的。YouTubeを始めたり、コロナ禍では、ファンの方々500人以上にゲリラ電話をかけるという信じられないファンサービスをされていたよう。
あえて、何かのセールスのような口調で電話してみたりと、お茶目な右近さんですが、「分別ある子供になりたい」というのが、永遠のテーマなんだとか。
また、この春には、ミュージカルにも出演予定だった右近さん。清元の歌ではなく、ポップスのナンバーを歌うという初のお仕事にボイストレーニングを受けたりとお稽古されていたようですが、残念ながら公演は中止に。ですが、7月18日から、帝国劇場にて、劇中のナンバーだけを歌うコンサートとして開幕することになったようです。
一つ一つの出会い、縁を大事にしたい。一つ一つ大切にしていたら、もっと幸せになれるかもしれない、と思ったという右近さん。
7月12日には、「中村壱太郎×尾上右近 ART歌舞伎」が配信予定!
演奏家も、舞台も、衣装も、かつらも使えず、劇場で歌舞伎を上演することが難しい今、
できることを模索する中で、現代アートのヘアメイク、衣装デザインの方々に協力してもらい
新たな歌舞伎を作り上げます!
歌舞伎のエッセンス、もっている力を感じてほしいという「
中村壱太郎・尾上右近 ART歌舞伎」
配信は、7月12日、夜7時30分〜
こちら、e+やローソンチケットで、現在、チケット発売中!
ローソンチケットでチケットを購入すると、メイキング映像の配信なども観られるそうですよ!