本仮屋さんが17歳の時から愛読して、とにかく大好きという吉本ばななさん。今回で３回目の対面だそうですが、本仮屋さんは、前日は嬉しくて眠れなくなるほどだったとか。
この外出自粛の時期もそんな大好きな吉本ばななさんのアメブロに救われたという本仮屋さん。「日々粛々と生活を送ること、自分ができることをすることが尊い」という言葉に影響を受けたようです。

「人生は来た球を打つだけです。」
他にもたくさんのばななさんの言葉に衝撃を受けているという本仮屋さんですが、その一つが「人生は来た球を打つだけです。」というもの
平和が長い時代だからこそ、何かを取りにいく人生ばかりではなく、来たものを打つ、そんな姿勢も一つの形。ばななさん曰く、人類は必ず何かに晒されている、いろんな球が飛んでくるものだと言います。

日々の暮らしの中にも楽しさを見つけることが上手なばななさん。外出自粛期間は、義父のご飯を作って、夫が届けるという日々だったそうですが、その際にも、密になることを避けて、普段のスーパーではなく、少し遠い肉マスターがいるお肉屋さんに歩いて行っていたり。塊肉や見たことのないお肉がいっぱいのお店で通うのがとにかく楽しかったんだとか！
また、お家のリビングの必需品が、おもちゃのお化け探知機、通称「ばけたん」。
普段は「青」、空気が悪いな〜という時は「緑」、そして・・・何かいそうな場所では「赤」の光が点滅するというこの「ばけたん」。あながち、外れてないのよね〜と笑うばななさんもとてもチャーミング。今回の最新刊「嵐の前の静けさ　どくだみちゃんとふしばな４」にも、怖いホテルの話など満載だそうですが、そんな怖い話も、笑いに変えてしまうというばななさん。本仮屋さんも笑ったりいろいろな気づきや感じるところがある一冊のようです。

「生活が最強」
好奇心が枯れない吉本ばななさん、来た球がどんどん変わる中で、いろいろ試したり、話を聞いたり、行ってみたい気持ちに駆られたり、そんなことを繰り返しているうちに、好奇心が枯れることはないんだとか。時代の変化にも敏感で、日々の生活の中でも今日、体によかったお茶も、明日には違うかもしれない、とその日の自分に向き合うことを大切にされているそう。

そんな吉本ばななさんの最新刊「嵐の前の静けさ」は、noteをまとめた一冊。ばななさんのSNSをチェックしている本仮屋さんにとっては、ネットで読むのとはまた違い、新鮮な楽しさがあったようです。幻冬舎文庫より発売中！！