夜の帳が降りる頃、リビングに素敵なお客様をお迎えするこの番組、2020年最初の放送は、インテリアスタオリストの石井佳苗さんをお迎えしました。
衣食住のうち、「住」が3番目にある本仮屋さんと、「住」が一番重要な石井さんとの対談。そんな石井さんの原点は、中学2年生の時に、自分の部屋を与えられた時だったとか。その年齢にして、部屋の作りを大工さんと相談するところから初め、床、壁紙、カーテンと決めていったことが印象に残っているそう。そこから一度、住に対する興味が薄れ、就職して、実家を出たことからまた住について考えることになったとか。
石井さんの就職当時は、あまりインテリアに関する職種も少なく、デザインといえば、アパレル、と思ってスタートしたそうですが、スーパーレジェーラという椅子に出会ったことからカッシーナに転職することに。
新年、インテリアを変えたい人におすすめのアドバイスは、窓周りをカーテンからブラインドにしてみたり、色、質感を変えてみたりすること。
とりあえずのカーテンから、自然素材のカーテンに変えてみるとお部屋もグッと雰囲気が変わりそうです。特に、麻のカーテンは光の通し方が均一でなく、美しいのでおすすめ。色は、白かベージュなどあまりこだわらないのがポイントだそうです。また、家具の選び方については、好きな素材を改めて考え直し、木が好きか、色の入っているものか、などを考えてみるところからスタートするのが良いとか。例えば椅子なら、アームがついている方がいいのか、アンティークが好きか、モダンが好きかを考え、グッとくるポイントを見定めること。そうして、お気に入りの一脚と出会えるとそこから世界が広がっていくと言います。機能的なことよりも、心地よいかどうか、好きか嫌いかを考え、素敵な家具と出会う瞬間。なんだか想像するだけでもワクワクしてきませんか?模様替えのスタートは、違和感を感じるものを少しずつやめていくことも重要。アンティーク家具は様々なオーナーを経て、ストーリーがあるところも素敵ですが、現在使っているものは、リサイクルショップなどに引き取ってもらい新しいものを受け入れたりすると、その家具にとっても新しい物語が始まるきっかけになるかも。2020年、そんな出会いがあるといいですね。
そんな石井佳苗さんが責任編集を務める最新刊「Heima」が宝島社より発売中!
素敵な空間づくりのヒントにぜひ!
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