もともと、会社に18年お勤めされ、学校ではいじめにあったり、様々な経験を経てのこの明る
さにたどり着いた、ということでしたが、とにかくパワーあふれるたかのさん。著書「ガンジス河
でバタフライ」は、長澤まさみさん主演でドラマ化されていますが、まさにその人生そのものが
物語のよう。あまり計画はせず、時間が取れると旅に出るそうで、今年は年明けからアフリカ
に3週間行っていたそうですが、そこで受けた感動は大きかったよう。アフリカはすべての人類
のルーツという事実を肌で感じ、人生のお礼参りの気持ちで母なる大地を踏みしめて来られ
たようです。
これまでにも数々の本を読むものの、いつもネガティブな方向で開き直っていたというユイカ
さんですが、たかのさんの本「生きるって、なに？」に感銘をうけたようです。人類は逃げて生
きてきた歴史、すべてのものに命が宿るというアジアの概念は、今や世界中に通じ、マインド
フルネスブーム、キリスト教ばなれなどにも繋がっていると感じているんだとか。
本の中には、70か国旅する中で抽出したという、世界に共通する考え方が詰まっています。
自分を大事にする、ということが上手くできないというユイカさん、この本に書いていることなら
できる、と感じたようですが、たかのさん自身も元々は、自分をほめられずにいたそう。自分と
仲良くするには、自分を認めるためには・・・自分の命を次の日に繋げるだけ、「人間は生きて
いるだけで頑張っている」という考えにたどりついたようです。
そもそも、こういった本を出すきっかけは、大学の生徒に生きている意味がわからないと悩み
を打ち明けられたことからだったそうですが、改めて自分の過去も振り返り、今後は、人の「死
」についても書いてみたいとお話されていました。
今後も講演活動で、全国を回る日々が続くというたかのさん、現地で酌み交わす会話、そして
お酒と、旅の醍醐味も味わっていらっしゃるようです。

ちょっとしたプレゼントにもぴったりなたかのさんの本「生きるって、なに？」「逃げろ 生きろ 生
きのびろ！」はAmazon、全国書店で発売中です！