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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2023 08.28
部活動や地元スポーツチームを支援するアプリを簡単につくれるサービス「Player! WHITE」

このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

先週まで、夏の甲子園が開催されていましたが、プロと比べるとファンを増やしたり、収益化が難しかったりする部活や地元のスポーツチームの間で今、デジタルを活用する動きが広がってきています。
そういった課題をデジタルで解決していこうと、導入が広がっているのが、スポーツチームの公式アプリを簡単に作れる、「Player! WHITE(プレイヤー・ホワイト)」というサービスなんです。

「Player! WHITE」でアプリを作ると、例えば、高校のサッカー部のマネージャーが、現地から試合の経過や結果を速報したものを、保護者や地域のファンがリアルタイムで見ることができたり、さらにコメントの応援機能で投げ銭や、「推し活」もできるので、チームの収益化もサポートをしてくれます。実際に、静岡県のバスケットボール強豪校、藤枝明誠高校や、高校サッカーで優勝した岡山学芸館など、続々と導入するチームが増えています。

そこで今回は、この「Player! WHITE」を運用している株式会社ookamiの代表取締役、尾形太陽さんにお話を伺いました。
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尾形さんによると、このアプリの開発には、こんな背景があるそうです。

「例えばですが、アメリカはスポーツビジネスが1番進んでいる国だと思うんですけれども、アメリカは大学スポーツの領域だけでも1兆円ぐらいの市場規模がありまして、高校生以下のカテゴリー、ユーススポーツといわれているようなカテゴリーでも、1.7兆円ぐらい市場があったりします。ですので、学生スポーツトータルでも3兆円弱ぐらいの市場があります。
そこで、全てビジネスにするのがいいとも思わないですが、ビジネスとして回っていないが故に、チームにお金が巡っていかないとか。例えば高校野球、高校サッカーもそうですけれども、この夏のとても熱い日中に試合をやっていると思うんですけれど、もっとチームや競技団体にお金が巡れば、いろんなグラウンドにナイター設備がつけられたり、あるいは体育館にクーラーを入れて、熱中症対策を施せている状態でスポーツができたり、よりスポーツをやりやすい環境に投資ができるという体制ができると思うのですが、ただ今そこでお客さんは甲子園や駅伝に集まるんですけれども、お金が動くという部分が動いていないのが日本だなと思っていまして。そこに大きな課題や、一方で可能性、ポテンシャルを感じて、ここに専念しています。」

このアプリには、こんなメリットもあるそうです。

「主には試合情報や選手情報が中心になるのですが、今までですと、卒業したら接点はあまりなく、年に1回OB会費や集金のお手紙だけ来る、みたいな体験がほとんどだったのですが、このアプリを持っていると、アプリを持っているだけで、試合があれば毎週末試合が始まりますといった、プッシュ通知が飛んできますので、まず、今まで卒業したら終わりだった繋がりというのが、毎週末、母校や自分の息子が通っている学校との接点ができるというところが、アプリの1つの大きな特徴かと思います。
OB会費の集金機能や父母会費の集金機能みたいなところです。今までだと、お手紙を年に1回切手を貼って封筒を郵送して、払われる側も通帳をATMに記帳しに行って、名前を確認して、それをExcelに手で入力して、ありがとうございましたというメールを送って…と、お互いに面倒くさかったんですけれども、その会費集金のデジタル化みたいなところは、明確にお互いが楽になる機能としてご活用いただけています」

さらに、利用者からはこんな声も届いているそうです。

「特に高校の部活動等で、我々も確かにと思ったのが、他の先生たちもそのアプリをダウンロードして、他の先生たちの教え子のサッカーの試合を週末知ることができる。そうすると、週明け平日になると学生たちとコミュニケーションが取れたり、あるいは顧問の先生同士でのコミュニケーションが活性化したりとか、今まではいい試合が、いい商品がそこにあったのに可視化されていなかったことによってコミュニケーションが生まれてなかったかもしれないのですが、ちょっと可視化するだけで、間接的に先生や地域の町のおじいちゃんやおばあちゃん、そういう人たちと何か話が生まれるきっかけが生まれ始めているというのは、すごく嬉しいフィードバック効果だと思っています」

尾形さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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