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キヤノンマーケティングジャパン presents Solution in my life
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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2022 09.12
デジタルライフプランニングサービス「Hiraql(ヒラクル)」

このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

人生100年時代と言われるなか、少子高齢化や核家族化、人間関係の希薄化など様々な社会的要因もあり、セカンドライフやエンディングライフに不安を持っている方は少なくないのではないでしょうか。
ところが、こうした不安に答えるサービスは、まだまだ多くありません。
そうしたなか、これからの人生を前向きに設計し万全の備えができるよう、必要になる様々なサービスをワンストップで提供しようというウェブサービスが今年5月からスタートしています。

デジタルライフプランニングサービス「Hiraql(ヒラクル)」というサービスなんですが、今回はこの「ヒラクル」について、このサービスを開発展開している東急株式会社 東急ラヴィエール事業担当の石寺敏さんにお話を伺いました。
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なぜ不動産事業や交通事業を手がける東急が、このヒラクルを開発しようと思ったのか?そこにはこんな経緯や目的があったそうです。
「東急株式会社は“美しい時代へ”というようなスローガンを掲げておりまして、美しい生活環境ですとか調和ある社会、一人一人の幸せを追求していくような理念を持っています。これまでもずっとソフト・ハードの両面からサステナブルな街づくりを進めて参りました。今、人生100年時代、少子高齢化、人間関係もだいぶ変わってきていまして希薄化なんてことが言われますけれども、そんな中で2010年ぐらいから老後の生活を周囲や子供に迷惑かけたくないっていう方が増えて、終活っていうものが急速に広がってきているんですけれども、例えば子供も独立したし今の家だと広すぎるかなとか、定年した後どう過ごしていこうかなですとか、いろいろやってみたいことはあるけど何から始めたらいいのかですとか、そんな社会不安と言いますか様々なこれからに関するお悩みが増えてきています。そういったセカンドライフですとかライフエンディング、そこの根底にある魅力的な歳の重ね方、人によってありたい姿が異なるようなこういったテーマに、これは答えがあるものではないので、私達企業も一緒に向き合って考えていくそんな存在が必要だと考えまして、その支えになるようなツールとしてこのヒラクルというものを開発しています」

ヒラクルは一言でいうと、人が生と死と幸せを考えるヒント&ツール、人生100年時代、年を重ねても新しいことの扉を開いていく、新しいことに気づく、そんなことを後押しできるサービスで、具体的にはこんな機能があるそうです。
「我々はアラウンド・シックスティーンって呼んでいますが、55歳ぐらいから65歳ぐらいの方を中心に、20代30代の方から70代80代の方まで幅広く使っていただけるように設計しております。機能としては、まず一つは気付きですとか学びのきっかけになるヒントコラムっていうものがありまして、それは自分らしい選択をしていくためのヒントですとか、ちょっとした学びっていうのが詰まったコラムが載せられております。それを読んでいく中で、自分は何を大切にしてどんなことに価値を見出すのか、これからの人生の時間をどう使っていきたいのか、幸せに関する気付きや発見、考えの展開に繋がるようなものをお届けしたいと思っております。もう一つ、ノートの方は自分の大切なものですとか、自分のこれからこうしていきたいんだという意思ですとか、そういった情報とかデータをどんどん書き留めて整理していくもので、それを使って具体的なこれからのプランを立てたりですとか大切にしたい人の記念日をメモしたりですとか、そんなものをどんどん書き留めて何度でも書き換えていっていただきたい、そんなノートの部分で構成されております」

デジタルを活用することでの効果についても伺いました。
「やはりデジタルの良い所って何度でも書き換えられたりですとか、それを保存しておいて誰かに気軽にシェアしたりですとか、あと文字情報だけではなくて音声ですとか例えば動画なんてものも一緒に保存できます。自分の気持ちっていうのは文字だけではなく今の時代、例えばスマホで自撮りをして普段面と向かっては言えないような感謝の気持ちを大切な人に残しておいて、それをデジタルの空間に保存しておいて例えば相手の記念日にそれをシェアする、そのような使い方をしていただく、そのような一つ何かを媒介にすることによって、逆に直接的には伝えにくいようなところをコミュニケーションとっていただくそんな交換日記みたいな使い方もしていただきたいなと、そんな思いで開発いたしました」

最後に、ヒラクルの今後の展開について伺ったところ、現在、“死ぬまでにやりたい10”のことを書く欄があるんですが、これを他の人とつなげていくことも考えているそうです。そうすることで、同じ世代の人がこんな夢を持っているのかと思ったら自分だってもっとすごい夢をこれから見てもいいんじゃないかと思ったり、新しいチャレンジをこんな年齢の方の人がしようとしているんだったら、自分もできないわけないじゃないかとか、そんな自分の夢が膨らんだり、勇気が持てるようなそんなのコミュニケーションの機能も作っていきたいと、石寺さんはお話されていました。

2040年には単身世帯が4割になるとも言われていますが、生活スタイルや社会的なシステムも変化していく中、自己責任という名のもとにどんどん個人に負担が集まってきます。そこを民間のサービスでサポートしていくというのは、とても意味のある取り組みだと思いました。

石寺さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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