イメージ
イメージ
キヤノンマーケティングジャパン presents Solution in my life
カラー
カラー
カラー
Every Monday 8:38 〜8:48
Every Monday 8:38 〜8:48
「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
2024年度以降はこちら
2022 09.05
企業向けの健康管理アプリ「SOULA pie(ソウラ・パイ)」

このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

デジタルテクノロジーを活用して健康管理につなげる「ヘルステック」の市場は、成長が期待されている分野で、年々市場規模も大きくなっています。
そういった関心の高まりを受けて今、健康管理アプリも様々なものが出ていますが、今朝ご紹介するのは、企業向けに開発・提供されている健康管理のスマホアプリです。

今回お話を伺ったのは、企業向けに健康管理のスマートフォンアプリ「SOULA pie(ソウラ・パイ)」を提供しているSOULA株式会社の代表取締役社長 木下直人さんです。
null

まずは、「SOULA pie」の概要について伺いました。
「企業、団体向けのヘルスケアサービス導入支援アプリで、アプリとかサービスコンテンツと連携して活用することができるアプリです。特徴としましては食事、運動、睡眠、肌ケアの4領域を統合、またいでサービスを提供するところが他社にはない部分だと考えています。アプリのイメージを掴んでいただくために、一つはエンドユーザー向けのモバイルアプリというのがまずあって、そこでは今、食事記録、アドバイス、運動記録、生活記録、目標管理など、そういった機能を持っていますが、もう一つは企業様向けに管理ツールとしていろんなことをお知らせするとかコラムだったり、広告バナー、食事のレシピとか自社がコンテンツアプリに配信する機能も搭載しているので、そこがこのアプリの象徴的な部分になるかなと思っています。今は食事・運動からスタートしていますので、そこに対する例えば食事の画像解析で食事を解析して中にあるデータベースで栄養素とか食材を出して新しいメニューとかを出していくことが今は売りの一つかなと思っています」

実は、このアプリの開発の背景には今ヘルスケア市場が抱えている課題もあったようです。
「まず社会的な意義というビジョンもあるんですが、大体400社位のいろんな会社と取引とか商談をしている中で、ヘルスケアに興味は持っているもののどう始めたらいいかわからないとかソリューションがないとか投資が続かないといった悩み苦労を聞く機会が結構多かったんですね。そんななかに実際に大手食品のメーカーさんでもいろんなヘルスケアサービスに手を出してしまって消化不良で事業撤退するところを見てきたなかで、我々としてこうヘルスケアのプラットフォームを提供することで何か貢献できるのではないかと考えたのがアプリ開発のきっかけです。
ヘルスケアって言うと、そこに反対する人たちはなかなかいないんですが、いざやってみた時に自分たちがアセットとか資産を持っていることがあまりなくて、持っていても一部だったりするので、それどうやってユーザーに届けようかっていうところで悩まれているのが多かったと思います」


さらに、木下さんはこんなお話もされていました。
"SOULA pieを展開する自社から考えると、お客さまは2人いて、ひとつは生活者の方々、もう一つが事業としてヘルスケアのサービスを展開したい企業の方々。本来なら直接生活者の方々にアプリを提供してしまった方が早いのですが、それではヘルスケアという市場が抱えてる問題を解決しきれないって考えたからこそ、あえてBtoBtoCという遠回りの道を選んだそうです。
今、たくさんの企業がヘルスケアを展開しようと思っていても、それぞれの企業が様々な悩みを抱えていて、それを解決できる大本を作った方が、市場がスピーディーに活性化していくのではないかという思いがあったそうです。"

最後に、ヘルスケア事業はデジタル化が進むことで今後どのように変わっていくのか、また、木下さん会社では今後の展開についてどう考えているのか伺いました。 
「まず、ビッグデータの統計とか解析によって未病領域のエビデンスといったものが整理解明されていくと考えています。どこかのタイミングで未病の領域と医療の領域の境界がなくなっていくのではないかと。それぞれの事業者とかユーザーが自身に合った納得のいく選択、ルーチンができるような世界を築きたいと思っています。今後の展開としては来季早々に4領域を揃えて、そこからのスピードで進化していくことを考えています。並行してその4つの領域をつなげていく部分に注力したいと思っております。業務提携とか資本提携とかを通じて自社だけではできないところですね、コンテンツとかソリューションまでサービスとして提供していきたいと考えております」

ユーザーに対しては一般的なヘルスケア的な機能をもちつつ、市場拡大のスピードが遅いという課題も解決しよう取り組みは、とても興味深いですね。個々の企業や団体が持つ情報や視点を詰め込めるところも魅力的だと思いました。

木下さん、貴重なお話、ありがとうございました。

ツイッター Facebook
Top