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キヤノンマーケティングジャパン presents Solution in my life
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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2021 11.01
テイクアウト専門のプチグルメバーガー業態「ブルースターバーガー」

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。
今日は、注文から決済、受け取りまで全てを完全非接触で実現するテイクアウト専門のプチグルメバーガー業態として、
去年、東京・中目黒にオープンした「ブルースターバーガー」をご紹介しました。(現在は、完全非接触でなく手渡しで商品を渡しています)

お話を伺ったのは、株式会社ブルースターバーガージャパンの代表取締役の西山泰生さんです。

まずは、注文から受け取りまでの流れ、ブルースターバーガーのシステムについて伺いました。
「入り口がアプリとセルフレジがあり、アプリの場合は基本的にはテイクアウトのみになります。
まず、お店を選んで頂いて自分が取りに行きたい時間を指定して頂きます。
その後に、アプリの中にあるメニューからお客様が食べたいものを選んで頂いて、それをカートの中に入れ、カートの中に入れたものは最終決済をしてお客様が指定した時間に取りに来て頂くというスタイルになります。
それに合わせて、お店の製造指示のモニターに調理指示が入り、その時間に合わせてご提供できるようにお作りする流れになります。
セルフレジの場合は、アプリで予約したお客様だったり、セルフレジに並んでお買い求めくださったお客様の人数に対して、大体これくらいの時間がかかりますよっていうのを表示しているので、そちらを見てご購入いただくような流れになっています」

こういったデジタルを活用した新しいシステムともう一つ、このお店が注目されている理由は、その原価率の高さなんです。一般的な飲食店では、商品の原価率が30%以下になることが多く、食材や味にこだわりを持つ店であっても40%くらいなんだそうです。
そんな中、こちらのハンバーガーの原価率は68%なんです。原価率について伺いました。
「もともと飲食業の原価率っていうのは、あらかたそのパーセントが決まっているなか、人だったり、お店を出している場所だったりだとか、そういうものであらかた決まっているんですけれども、
今回僕たちはDXによって人件費を削ることにより、その分の人件費をより商品の原価にかけることで、68%という数字を達成したんですけれども、それもすべてより安価で美味しいものをお客様にお届けする為にサプライズをしたいなという思いから原価率にこだわったっていう形になります」

最近、セルフレジを導入するところも増えていますが、セルフレジと従来のレジを併用しているため、
結局、セルフレジを作っても普通のレジにいってしまうお客様が多く、その人件費とセルフレジが二重のコストになってしまうケースも多いそうです。
そういったコスト削減をしながら、こだわった商品なんですが、そのこだわりについて伺いました。
「一番うちのブルースターとしてこだわっているのは、チルドパティ。
工場を出てから一度も冷凍せずにお店に持ってきて、店でも冷凍せずに冷蔵からお肉を並べて生の肉を一枚一枚、丁寧に手焼きしてお客様にご提供しているという点になります。
他にもお店で毎日作っているオリジナルソースであったり、ふわふわバンズだったりとか、あと、こだわりの瀬戸内レモネードだったり。
僕が色々なショップに行って勉強した事なんですが、もともとハンバーガーってものができた時に、ハンバーガーのベストマッチする飲み物はシェイクかレモネードだったんです。
そのうちにシェイクだけになってきたんですけど、ここにきてレモネードが復活してきたというか、
僕も原体験でアメリカでレモネードとハンバーガーを食べた時に、合うなぁっていう風に感じたので、今回レモネードをイチ押しという形でドリンクに置いています」

最後に、今後の飲食業界について、西山さんに伺いました。
「僕たちのビジネスサイドとしては、やはりその人件費率の変化、例えばお店であればセルフレジによって実際に人がちょっと減らせるとか、製造過程においては多少の人件費を削れるだとか、管理項目というものが少なくなるので、そこに関してもやはり人をかけるというコースが少なくなるのが一つ。
お客様に対して言えば、パーソナライズされた新しい食体験じゃないですけれども、そういったものを提供できるようになるのかなという風に思っています。
例えでいうと、アプリにご自身の誕生日を打ち込んで頂くと誕生日になったらクーポンが届くであったりとか、家族連れで行ったら、家族連れなんでこういうメニューはいかがですかという提案ができたりとか、今までは基本的に自分で行って頼んでいたものが、より自分に合わせた形でお客様に新しい体験を届けるといったようなことが可能になるのではないかと思っています」

デジタルの技術を活用することで、行きつけのお店で受けていたようなサービスを初めていくようなお店でも受けられるようになるんですかね。
飲食業界、これからどんな風に進化していくのか楽しみですね。

西山さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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