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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2023 11.06
AIを活用した音声翻訳機とペン型英語辞書

このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

観光地を訪れて実感されている方も多いと思いますが、インバウンドが順調に回復しています。観光庁によると、9月までの3か月間に、日本を訪れた外国人が国内で消費した金額は、速報値で1兆3904億円。3か月間の消費額としては、過去最高でした。また、日本政府観光局の発表によると、9月に日本を訪れた外国人旅行者数は、推計で218万4300人。コロナ前の2019年の同じ月の96%まで回復しています。
一方で、受け入れ側の人手不足が問題になっています。

そうした人手不足の問題を業務の効率化によって解決しようと今、様々な対策や取り組みが行われています。
そうしたなか、期待されているのが「翻訳ツール」なんです。

そこで今回は、最新機能を搭載したAI音声翻訳機「iFLYTEK Smart Translator」やペン型英語辞書「iFLYTEK Smart Dictionary Pen」を開発・販売しているiFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS 株式会社の営業部長、亀田佳生さんにお話を伺いました。

まず、iFLYTEKという会社なんですが、日本法人が3年前に出来たばかりなので、日本では、まだ知名度は低いかもしれませんが、例えば、ドバイ万博での通訳・翻訳の技術や、Appleの新製品発表会の同時通訳システムだったり、AI技術の分野では世界のトップ企業として有名な会社なんです。

そうした最先端の技術を生かして開発されたのが、今回紹介するAI音声翻訳機とペン型英語辞書なんです。

まずは、AI音声翻訳機「iFLYTEK Smart Translator」についてその特長と仕組みについて亀田さんに伺いました。
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「翻訳機に関して言えば、国際的コンテストで何度も優勝している世界に誇る音声翻訳精度というものがあります。そちらが一番の強みであり、通常であれば翻訳機というものはオンライン、ネットワーク環境がないと使えない場合が多いのですが、こちらの機種に関してはオフライン翻訳、電波の届かないところですとか、そういったところでも普通に
翻訳機能を使えるというのが大きな特徴の一つでもあります。
また、手首の動きによって翻訳を開始するタッチフリー翻訳があります。こちらで、自分の音声を入力することによって、翻訳された文字がテキストで出て、音声が出て、相手方に伝わると。相手も同様にしてもらうことで、コミュニケーションが円滑にできるという形になります。まず音声認識、それをAIでやりまして、それをAIで文字起こし、テキスト化するという形、その後、テキストして翻訳するのをAIでまた行なって、その後、翻訳したものをAIで、音声合成で発声するというのが流れになります」

続いて、ペン型英語辞書「iFLYTEK Smart Dictionary Pen」の特長とこだわりについて伺いました。
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「Dictionary Penの方は高精度スキャンを搭載しており、文字をなぞるだけで、それらの文字・文章を読み取り、正確に翻訳、また、それらを音声合成で読み上げることができます。ご自身の発音練習として機械に向かって喋っていただけると、それに関してAIの採点機能で採点をしまして、そちらであなたの弱い単語がどれか、発音がどれかということを教えてくれます。英語には4つのスキル、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングがあるのですが、日本人は特にスピーキングが苦手というふうに言われています。通常電子辞書では、スピーキングを除く3つのスキルは学習可能ですが、それではスピーキングの練習ができなければ、実際のコミュニケーションでは不便な部分が多いと思います。なので、辞書ではなく専属のAI英語講師として、スピーキング練習もしっかりできるように開発したのがこちらの辞書になります」

利用者からの声や今後の課題についても伺いました。

「Smart Translatorに関しては、翻訳精度自体の高さを評価いただいている方が大半ですが、海外旅行の際に電波の届かないところが多くて、オフライン翻訳が非常に役に立ったとか、タッチフリー翻訳でコミュニケーションがスムーズにできたという声をいただいております。Dictionary Penの方は、こちらはスキャンすると正確に、スピーディーに画面表示されることに驚かれる方が非常に多いです。また、スピーキング練習も、文章全体の内容を詳細に採点したり、その中で苦手な単語を集中的に発音を練習したりとかということも出来て嬉しいという声もいただいております。
課題としましては、やはり医学用語ですとか、専門用語の認識・翻訳に若干物足りなさを感じているので、色々な場面でお客様にご利用いただくためにも、今後はこれらをアップデートしていきたいと思っております。今後の展開に関しては、現在弊社の方では、AI ライティングレコーダー、翻訳機、Dictionary Penを国内で販売しているのですが、来年は新たなAIデバイスが発売を予定しておりまして、お客様の新たなライフスタイルを創造できると考えていますので、ぜひご期待いただきたいと思います」

亀田さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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