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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2021 04.05
デジタルを活用した新しいスポーツ応援スタイル スポーツギフティング「Unlim(アンリム)」の取り組みについて

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介していきます。
今日は、デジタルを活用した新しいスポーツ応援スタイル 
スポーツギフティング「Unlim(アンリム)」についてご紹介しました。

新型コロナウィルスの感染拡大は、無観客での開催や、
感染によるアスリートの出場取りやめなど、スポーツ界にも大きな影響を与えています。
去年は、たくさんの大会が中止になり、その影響から、入場料収入が減って、
アスリートやチームが資金不足で大変だという話、よく耳にしますよね。 

そんな厳しい状況をなんとか打破しようと、新たに始まっている取り組みが、「スポーツギフティング」なんです。
応援しているアスリートやチームに対し、ファンが「応援ポイント」という形で
金銭的な支援ができるデジタルを活用した新しい応援スタイルなんです。

具体的な応援の仕組みについて スポーツギフティング「Unlim(アンリム)」を提供している
一般財団法人アスリートフラッグ財団の事務局長、松崎貴宏さんに伺いました。

「ファンの皆様から財団に寄付をいただき、その寄付金をアンリムに登録している
アスリート・チームに助成する活動をしております。
ファンから寄付をもらった際に、希望者に応援ポイントを贈り、
そのポイントを選手たちに贈るという仕組みです。
応援ポイントを受け取ったアスリート・チームは、3ヶ月ごと、
もしくは現役引退時に一括でポイントを考慮した形で助成金をお支払いするということになっています。
よく対比されるのですが、クラウドファンディングとは返礼品がないというところ異なるところです。
唯一できるのは、寄付者からアスリートにメッセージが送れることくらいです。
一番の返礼品といいますか、願いとしては、助成金を使ってアスリートが活躍してもらうことだと考えています。」

I Tやデジタルを活用した新しい応援のスタイルで、
資金繰りに苦しんでいる選手やチームは助かりますよね。
どのくらいの選手が登録しているかというと、
ノルディックスキージャンプ女子の高梨沙羅選手、卓球の森薗政崇選手、
チームでは、バスケット・Bリーグの千葉ジェッツなど
現在、およそ60種目、150人くらいの選手が登録しているそうです。

松崎さんは、このスポーツギフティングによって、これからのファンとアスリートのコミュニケーションの形、
応援の形も変わってくるのではないかと話していました。

「コロナの影響もあると思うが、背中を押してくれるようなファンと
もうちょっと寄り添えるようなアスリートのコミュニケーションのスタイルが求められているんじゃないかなと思います。
試合が中止になったり、活動できない状況が続いた時、選手を支えるのは、ファンの声援、アンリムを使った寄付をしてもらえる人たち。
そういう人たちを何万人と作る必要はない。
熱量の高いファンを何百人でいいのでファンになってもらうコミュニケーションをとっていくことが今後大事になってくるのではないかと思っています。」

I Tやデジタルを活用することで、アスリートやチームとファンのつながりを生み出して、
さらに、選手たちの環境も良くなる。とてもいいシステムですよね。
松崎さんも、このような新しいファンとアスリートの関係をインターネットを使って作っていきたいとお話されていました。
 
新たなスポーツ選手の応援のありかたでスポーツの楽しみ方が変わる時なのかもしれません!
松崎さん、貴重なお話をありがとうございました!

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