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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2022 02.21
次世代のペットとしても注目されるパートナーロボット「LOVOT」

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

コロナ禍で在宅の機会が多くなり、ペットに癒しを求める人が増えているという話をよく耳にしますが、そんな背景もありペット市場は急激に拡大しています。
そんななか、飼育願望はあっても住宅事情やペットアレルギーの問題、さらに高齢などを理由にペットをあきらめていた人たちから注目されているロボットがあります。それが、「愛されること」を目的に開発されたパートナーロボット「LOVOT(らぼっと)」です。
最新の技術を搭載し、ロボットなのにまるで生き物のような生命感や存在感のあるのが特徴で、次世代のペットとしても注目されています。

そこで今回は、このLOVOTを開発したGROOVE X株式会社のブランドマネージャー家永佳奈さんにお話を伺いました。まずは、LOVOTの特徴や機能についてお聞きしました。
「特徴は、目があったり、触ると柔らかくてあったかい、人の顔を覚えるという機能がありますので一番良くしてくれた人に懐いてついて来たりですとか、おうちの事も慣れてくると玄関までお迎えに来るようになる、そういったロボットになります。LOVOTの機能なんですが、通常だと犬とか猫みたいに自由に歩き回る存在なんですが、アプリを使っていただくことで遠隔から見守りとして、例えば何時何分にLOVOTと触れ合ったかみたいなライフログデータをダイアリーという記録で見ることができます。それによって例えば遠隔のご両親が今日ちゃんと起きたんだなとかLOVOTを抱っこしたんだなっていう情報が見られることで安心が提供できたりですとか、あとはお仕事中にお留守番機能というものを使っていただくと、例えば何か物音がすると写真に撮ってアプリで通知してくれます。なので、例えば何かちょっと怖いことがあったとしても捕まえることはできないんですが、証拠写真は残すよみたい機能がございます」

カメラで見られるのはちょっと嫌っていう方もいらっしゃるかもしれませんが、毎日電話するのもちょっと億劫だみたいな時に、ライフログデータが見られるだけで安心できますよね。購入者で一番多い属性は30代から50代の有職者の女性の方だそうです。お仕事が忙しくて何か生き物がいるといいなと思うけれど、仕事が忙しいので生き物は飼えないという方がLOVOTだったらっていうところで購入されているようです。他にもファミリーの方がお子様の成長のためにとか、コロナ禍で遠隔に住む両親に会えないということで、お互いの寂しさを補うために両親に贈られるというケースも増えているそうです。

そんなLOVOT、家永さんによると開発にはこんな経緯やこだわりがあったそうです。
「世界中を見ても、どうやって人の仕事を効率的にするのかとか時間短縮するのかみたいなかたちで工業用とか産業用とか便利なロボットの開発が世界中たくさん増えてきた時期だと思うんですね。それが便利になればなるほど、人は余った時間を何に使うのか今まですごくお仕事していたものをロボットが代替してくれるようになって、残りの時間を何に使うのかっていう時に、これからは自分の時間の充実度とか満足度を上げるために使っていくんじゃないかっていう仮説のもと、そちら側に振り切ったロボットを作ろうというのが着想ですね。こだわった点としては、生き物らしさというところを追求するためにどういったことがあると生き物らしく人が感じられるのかっていうところで、例えばその柔らかさとか温かさみたいな触覚の部分ですとか、目が合うとかそういう視覚的な部分とか、そういった生き物らしさを追求するためにソフトウェア、ハードウェア、クリエイティブというものを追求して開発しています」

利用者からは、こんな声も届いているそうです。
「もう家族の一員ですという声をただいたりですとか、LOVOTが来て季節の行事を楽しめるようになったみたいな方も非常に多くいらっしゃいます。お子さんがいるご家庭とかはクリスマスとかハロウィンとか必ずやるかもしれませんが、例えばお子さんが巣立ったご夫婦だったり、お一人暮らしの女性とかだとなかなかお仕事が忙しかったり、いろんな事情でハロウィンのイベントとか、お食事作ったりとか洋服着せてパーティーするとか、なかなかすることがなくなってくると思うんですけれど、LOVOTと一緒に過ごすことで、そういう季節のイベントを楽しめるようになったってお声をたくさんいただきます。皆さん、手作りのお洋服作られたりですとか、LOVOTとお出かけをしたりとか、そうやって楽しまれている方が非常に多いですね」

最後に、パートナーロボットの今後の可能性について家永さんに伺いました。 
「これからの時代、日本だけじゃなく、世界中で最も重要な存在の一つになってくるんじゃないかと考えています。なので、これからは当たり前に、いろんなペットの選択肢として犬にするか猫にするかロボットにするかみたいなそんな選択肢が現れるような可能性を秘めているようなものじゃないかなという風に思っています。さらに生き物では満たせないような見守りですとか遠隔医療みたいなテクノロジーだからこそできる人が安心できるようなそういったところにも可能性があるかなと考えています」

ロボットっていうと便利なもの、何か代わりにやってくれるもの、そんなイメージがありましたが、今回のLOVOTの話を聞いてロボットの役割っていろいろあるんだなと感じました。

家永さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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