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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
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日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2022 03.07
子どものインターネット利用をサポートするペアレンタルコントロールアプリ

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

きょうは、3月7日は「十歳の祝い」の日ということで、子どもに関する取り組みをご紹介しました。最近は、生まれた時からスマホやタブレットが身近にあって、小さい頃から見せたり使わせたりしていますよね。
また、コロナ禍で外出の機会が減ってゲームや動画の視聴の時間が増えることで、長時間視聴や不適切なサイトへアクセスしないか、心配している親御さんも多いのではないでしょうか。そんな悩みを解消しようと開発されたのが、今回ご紹介するペアレンタルコントロールアプリ「ESET Parental Control for Android」なんです。
お話を伺ったのは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社 セキュリティソリューション企画第一課の藤枝朋輝さん。
まずは、気になる子どものインターネット利用時間について伺いました。
「10歳から17歳の青少年を対象とした内閣府の調査によれば1日あたりのインターネット利用時間は毎年増加していることが分かっています。
実際に令和元年度から3年間のデータを順にお伝えすると3時間2分、3時間25分、4時間24分となっています。最新の調査結果では前年と比較して約1時間もインターネット利用時間が延びており、子どもの活動時間を16時間と仮定すると、起きている時間の約3割をインターネットを利用して過ごしていることになります」

増加の理由ですが、藤枝さんによると、様々な理由が考えられるなか、スマートフォンの登場によりインターネットがより身近になったことが大きな要因ではないかということでした。また、直近の急速な伸びについては、コロナ禍で外に出られず自宅で過ごすであったり、オンライン授業の普及など、インターネットを利用するシーンが増えたことが起因しているのではないかとのことでした。

また、具体的な利用目的ですが、こちらも内閣府の同じ調査なんですが、過去3年間を比較すると勉強するという目的が最も大きい伸び率を見せているそうです。
ちなみに、利用目的のトップ3は1位から順に、動画を見る、ゲームをする、検索をするとなっています。

藤枝さんに子どもへの悪影響についても伺いました。
「悪影響としてはインターネット依存が挙げられると思います。インターネット依存というのは勉強や仕事といった生活面や身体や心の健康面よりもインターネットの使用を優先してしまい、使う時間や方法を自分でコントロールできない状態を指しています。
インターネットの利用時間が増えるほど依存度は高まると言われていますが、実際に東京都が公開しました家庭における青少年のスマートフォン等の利用に関する調査ではスマホ周りのトラブルのうち、スマホの利用を注意しても長時間利用してしまうというトラブルが最も多いという結果になりました。子どもがいる社員にも聞いたところ注意しても長い時間利用してしまうという声はダントツで多かったです」

そんななか、開発されたのが子どものインターネット利用をサポートするアプリ、「ESET Parental Control for Android」なんです。その機能や特長について、藤枝さんに伺いました。
「基本的な機能はフィルタリング機能、アプリ管理機能の二つです。それぞれの特徴について簡単にご説明します。フィルタリング機能では危険なサイトへのアクセスを遮断する事はもちろん、そうしたサイトをブラウザの検索結果にも表示させないようにすることができます。
危険なサイトの存在自体を知ることがないので子どもが興味を持つ心配がありません。アプリ管理機能はアプリの利用時間の制限や使用させないアプリを指定するといったことができます。アプリの利用時間の制限については、夜8時以降は使用禁止、1日2時間までなど時間帯と利用時間の両方で制限することができます。
また、保護者の許可による一時的な利用時間の延長も簡単で何か特別な日には利用時間を延長するといった使い方もできます」

このアプリは、インストールした後は、子どもの端末からではなく親御さんのスマホやパソコンからいつでもどこでも設定を変えることが可能となんだそうです。
また、所在確認機能というものもあるそうです。この機能では、子どもの居場所をリアルタイムで確認することが出来ます。またマップ上で指定したエリアへの子どもの出入りを通知する機能があります。例えば子どもが通う学校周辺をエリアに指定することで、子どもが学校に着いたことや学校を出たことの通知を受け取ることができるそうです。
その他にも、5つの年齢グループから1つ選ぶことで、その年齢グループに適したアプリのみを利用できるよう、自動的に設定することができるなど、たくさんの便利機能があるそうです。

最後に今後の展開について伺いました。
「子どものインターネット利用が増えることで多くのメリットを得られる反面、トラブルに巻き込まれる可能性が高まるなどデメリットは避けられないと考えています。
そこで必要になることは子どものインターネット利用を親がしっかりと見守っていくことです。私たちはこれからも親、子ども両方の立場から安全なインターネット利用について学んでもらう、知ってもらう活動を行っていきます。さらに安全なインターネット利用を実現するための一つの手段として子どもの成長に合わせた適切なフィルタリングペアレンタルコントロールの利用を推進していきます」

学校の授業など、これからさらに子どもがスマホやタブレットを使うシーンは増えていくと思います。
そんななか、トラブルにまきこまれないよう、いかに安全に、上手にスマホやタブレットを使わせるかが大切。親としては、このアプリなどを使って、しっかりそこをサポートすることが大事ですよね。

藤枝さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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