イメージ
イメージ
キヤノンマーケティングジャパン presents Solution in my life
カラー
カラー
カラー
Every Monday 8:38 〜8:48
Every Monday 8:38 〜8:48
「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
2024年度以降はこちら
2022 04.18
ARの最新技術「ARクラウド」を活用した街づくり・地域活性化

null

このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

最近では当たり前のように「AR」という言葉耳にするようになりましたが、改めて説明すると、「拡張現実」とも訳されていて、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前の風景を仮想的に拡張するという技術のこと。
今朝は、そんなARの最新技術「ARクラウド」を活用した街づくり・地域活性化の取り組みをご紹介しました。

お話を伺ったのは、東京都内でARと謎解きを組み合わせたスマホゲーム『ある珈琲店からの挑戦状』を使った実証実験を行ったARゲーム開発のスタートアップ、プレティア・テクノロジーズ株式会社の代表取締役 牛尾湧さんです。
今回のARゲームを開発されたのには、こんな経緯があったそうです。
「実はこれは、ARタウン事業という私たちプレティア・テクノロジーズと小学館さんとの協業事業で、この中の一環としてのコンテンツなんです。
我々が世界中の人たちに気軽に高品質なAR体験を届けていくためのプラットフォームを開発しており、それをご覧になった小学館さんから、この技術を使ったら街という場所そのものをメディアにして、今まで紙をメディアにしてきたっていうのが出版社だと思うんですけども、街をメディアにできるじゃないかとおっしゃっていただいて、
これを使ってどんどん街を盛り上げていく、街の魅力を人に知ってもらって好きになってもらうようなプロジェクトを一緒にできるんじゃないかということで、その第一弾としてリアル謎解きゲーム『ある珈琲店からの挑戦状』を開発させていただきました」

ある珈琲店からの挑戦状はどんなゲームなのでしょうか?
「このAR謎解きゲームっていうのはスマートフォン一つ持っていただいて、これを使って街の中を歩き回りながら謎を解いていって、これでゲームのクリアを目指していくゲームです。
所要時間は慣れている方、慣れてない方によって違いますが大体1、2時間ほど。いろんな場所に行くとその場所で謎が出てきてその風景の情報を使いながら、例えば途中で喫茶店の前に立ち寄ったり、場合によってはそのお店の中に入って休憩したり、本屋に入ったり、このゲームを通していろんなところを訪れながらそれをヒントにして謎解いていくというゲームになっております」
     
このゲームの中で使われているのが、「ARクラウド」というARの最新技術なんですが、プレティア・テクノロジーズはこの研究開発を行ってきた国内で唯一の企業なんだそうです。ARクラウドとはいったいどんな技術なんでしょうか?
「ARクラウドというのは空間にARを埋め込んで、それをみんなで一緒に体験できるようにする技術です。
この空間にARを埋め込むために空間認識というものをスマートフォンカメラを通して行いまして、自分の位置が特定され、自分の居場所はどこにいるかというのが分かればコンピューターはその居場所に応じたコンテンツを表示することができますのでこれを出してあげて、さらにそれだけではなくて、
ポケモンGOのたとえを使わせていただくと、ポケモンGOって例えばお二人で一緒にプレイされていて、片方の人が歩いていてピカチュウと遭遇した場合、もう片方の人の画面にピカチュウがでるかというと、完全にバラバラのポケモンが出てきてしまうということがありまして、二人は別々のゲームをしているだけということになっています。
やっぱり本来期待するのって、ピカチュウが目の前に現れて、それを二人で一緒に追いかけてはさみ撃ちにしたりして、頑張って捕まえようとする協力体験が本来やりたいし、実際に現実世界で動物とかに出会った時ってやっぱり捕まえたりとかちょっと触りたいなって思って二人で寄っていくと思うんですよね。
こういう一緒に楽しめるってことが、このARっていうものが普及していくために絶対に必要だろうと考えましてそれを支える技術っていうものを作って参りました」
     
インターネット上でAR空間を共有することで、同じ場所で同じものを見ているユーザー同士が同じ体型に接続されて一緒にその楽しさを分かち合うことができるということなんですね。
今回、ARゲームを使って行われた実証実験では、実際に人々にその街の魅力を知ってもらって、好きになってもらえるかどうか確かめたかったというのがあるそうですが、
さらにこの技術が、実際にお客さんがお金を払ってでも体験したいと思ってもらえるような素晴らしいエンターテイメントに結びつくかどうかっていうのも検証したかったそうです。
今回参加した方々、地元の飲食店の方々からの評判も上々で今後、東京に限らず地方の観光地を含め、様々な場所を舞台に展開していきたと牛尾さんは話されていました。

こういった取り組みが、全国いろんな場所で活用され、日本中の街全体が活性化していくのはいいことだと思いました。とても楽しみです。

牛尾さん、貴重なお話、ありがとうございました。

ツイッター Facebook
|| 1 | 2 | 3 |...| 101 | 102 | 103 |...| 156 | 157 | 158 ||
Top