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キヤノンマーケティングジャパン presents Solution in my life
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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2022 04.25
デジタルとアナログの接続によって中高生の学習を支援する勉強アプリ

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

ICT端末を活用した授業の浸透などもあってか、最近ではスマホを勉強に活用する中高生も増えていて、高校生のおよそ7割はノートをスマホに取り込むなどしているというデータもあるそうです。
そんなイマドキの中高生なんですが、悩みは今も昔も変わらず、計画がうまく立てられない、実行できないなどが悩みの種だそうで、そんな課題を解決するために開発されたのが今回ご紹介したコクヨの勉強アプリ「Carry Campus」なんです。

お話を伺ったのは、コクヨ株式会社 経営企画本部 イノベーションセンターの丹羽海渡さんです。
デジタルとアナログのコラボによって中高生の学習を支援する勉強アプリ「Carry Campus」は、こんな経緯から開発がスタートしたそうです。
「学びを支援するコクヨとして学生の皆さんのスマホを活用した学習をアップデートしたいという思いからCarry Campusはスタートしました。弊社の調査によって勉強用のノートをスマホなどに取り込んで学習に活用する高校生は約7割いるということがわかりました。つまりアナログとデジタル両方の方法を使って勉強をしています。
一方でアナログとデジタルを掛け合わせた学習をシームレスに結ぶツールはまだありませんでした。この課題を解決する新しい学習ツールを提供することで、これからの世界を担う中高生の皆さんに学ぶ楽しさであったり成功体験を得ていただきたいというふうに考えています」

丹羽さんのコメントにもありましたが、コクヨでは中高生に対するヒアリング調査を実施していて、その調査結果を反映しつつ開発が進められたそうです。
「多くの学生がたくさんのノートと教科書を入れた重い鞄を持ち運んでいました。また電車の中など勉強したいけれどノートを広げづらい隙間時間のシーンが多々ある事もわかりました。Carry Campusを使うとスマホ1台にノートを集めることができるので持ち運ぶ荷物を少なくすることができます。
そして電車など周りに人がいるような状況でもスマホ1台で手軽にノートを確認することができます。特に移動中に暗記をしたいという学生の方は多く、暗記をサポートする機能にとても人気があるということも把握できました。
それからうっかりテストの予定を忘れて焦って勉強する事があるというような子もいました。Carry Campusにテストの予定を登録しておくとテストが近づいたタイミングでお知らせをしてくれます。テストの直前になって絶望するようなことを防げます」

このキャリーキャンパスは、普段のノートをいつでも見返して短い時間で勉強できるというところがポイントなんだそうです。こだわった点、詳しい機能についても伺いました。
「デジタルならではの編集ツールにこだわっています。暗記マーカーの機能は覚えたい言葉を隠すことができます。隠した場所をタップするとその文字を確認できるんですが何回タップしたかを表示するので、どこをよく勉強してきたのか反対にどこをあまり勉強できていないのかということを把握することができます。
暗記シート機能はアナログにある赤シートをデジタル上で再現したものになります。ノートにオレンジ色で書いた文字をデジタル上の赤シートで隠して勉強することができます。今だけペン機能は書いたあと3秒で消えていくペンになります。英単語であったり漢字などたくさん書いて覚えたい時にとても便利です。録音機能は先生や友達の説明であったり発音などをノートに貼り付けて保存しておくことができます」

Carry Campusは、中高生向けのアプリではあるものの、実は大学生や社会人の登録もおよそ3割あるそうで、資格取得や英語の学習に活用できるといった声も届いているそうです。
最後にデジタルの進化で学習スタイルとはどう変わっていくのか、丹羽さんに伺いました。
「新型コロナウイルスの影響を受けて学習のデジタル化は数年分変化が早まったと思っています。学校などの教育現場では当たり前のようにデジタルツールを活用したハイブリッドな学習が浸透しています。学習の記録はデジタル上に蓄積されていくので生徒一人ひとりに寄り添った個別最適な学習が広がっていきます。
また、デジタルツールを使うことで学ぶ場所であったり、時間を選ばずにいつでもどこでも思い立った時に学べるようにもなります。これからの子供達はこれまでの文具や紙の教科書にあったアナログならではの良さと、共有・編集・管理といったデジタルならではの良さを組み合わせて学ぶことができるようになっていきます」

今、学校では自ら課題を設定し情報を分析して、まとめる探究学習の取り組みが始まっています。
そんななか、アプリを使ってスキマ時間に効率的に勉強ができるようになれば、各自、学びたいことにもっとチャレンジする時間も生み出すことができますよね。

丹羽さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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