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スカロケ移住推進部 議事録ブログ

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2020.02.06
その他

地方の子育て、教育環境



Uターン、Iターン、Jターンなど、今、地方移住を考えている方が増えていますが
この時間は、地方移住についてご紹介します。
お話を伺うのは、これからの地域との繋がりかたを提案する雑誌「TURNS(ターンズ)」プロデューサーの堀口正裕さんです。



浜崎秘書:今週は、先週に引き続き昨今の移住事情についてお話しを伺いたいと思います。今、地方ではユニークな教育環境や子育てがしやすい取組みが注目されているようですが、そうした地方での子育て事情についてお聞きしたいと思います。
堀口さん、よろしくお願いします。



堀口:よろしくお願いします。今、おっしゃっていただいたように、地方では子育てするお母さんにとって働きやすい環境だったりとか、大自然を学び舎にした教育、ユニークなことがいっぱい起きているんです。
一つ目に長野県の上田市にあるんですね「HanaLab.」というコワーキングスペースがあるんですけども。
ここに入居している「はたらクリエイト」という会社さんがやられていることがすごく素敵でして。
何をするかというと、地元のお母さん達のライティングやデザインのスキルをアップしていただいて、仕事ができるようになってもらうんですね。
その上で業務委託で雇用して、この会社さんが東京とか地元の企業から仕事を持ってきてくれるんです。その仕事をやってもらうという取り組みがあります。
この場所が保育園も併設しているので、子供を連れて行けるんです。


本部長:いや〜、すごいですね。


堀口:ママ友もできて、相談もできるということですね。社会復帰を目指す子育て中の女性と、その企業を仕事を通してつなげるっていう仕組みになっていますので、仕事をする上での研修とか、進捗管理とか、クオリティチェックみたいなことも合わせてやってくれるので、未経験でも安心してチャレンジができるというありがたい取り組みです。

お子さんが病気になった時って、なかなか会社を休みにくかったりすると思うんですけど、一つの仕事を2人以上でやっているので、休んでもやってくれる人がいるという安心感があります。
1階、2階合わせて500坪という広い空間で、応接スペースもあって、会議室もあって、授乳室も完備してるということで、さらに保育士さんも常駐しているので安心して仕事ができます。
そんな取り組みをやっている会社さんがあります。



本部長:長野県上田市にあるんですね。

堀口:はい。場所が変わりますけど、徳島県が推進してるデュアルスクールというのがありまして。都市と地方、2つの学校が一つの学校のように教育活動を展開することができる新しい学校の仕組みなんですけど。
どういうものかと言うと、都市と地方、両方の教育委員会の合意があれば、住民票を移さないで、小中学生が徳島県内の公立小中学校で学ぶことが可能になるんです。
2つの学校を複数回行き来するんですけど、両方で行った授業日数が出席として認められるという制度です。

本部長:すごいですね!

堀口:子供にとっては地方と都市の両方での生活を体験・体感することができて、いろんな価値観を醸成することができるんですね。



本部長:前に何度も言ってるんですけど、「バカの壁」の養老孟司さんが、やっぱり参勤交代をどんどんするべきだと言っていまして。
都会と地方、土の多い部分と都会と行ったり来たり、両方の価値観と生活が今後僕たちには大事だって言ってて。学校もこういうことでフォローしてくれるようになってくると、すごいことですね。
僕は結婚して子供ができたら、それは出来ないじゃんと思っていたけど、そういうことが始まりだしているんですね。



堀口:そうですね。今のは子供の立場の話でしたけど、保護者にとっても、サテライトワークとかリモートワークなど、新しいワークスタイルが実現できるということなんですよね。
子供と過ごす時間を確保できる、あと、地域にとっては交流人口が増えるんですね。
あと、鳥取県の話ですけど、智頭町というところに「森のようちえんまるたんぼう」というのがありまして、豊かな自然を学び舎にする保育ということで注目されています。
「もりのようちえん」というのは、園舎を持たないで、森という環境を園舎にするんですね。

本部長:校舎みたいなのが無いんですか!? そんなの野生児の集まりじゃないですか(笑)。

堀口:これが素晴らしくて、智頭町は93%が森なんですね。
そこで毎日を過ごして、決まったプログラムがないんですね、森で自由に遊ぶんです。


本部長:入れられるなら、本当にこういうところに入れたいと思いますよ。



堀口:子供たちは自分たちで遊びを作っていくんですね、そこから工夫が生まれたり、仲間意識が生まれたり、年上が年下を面倒みたり、自然に醸成されていくんです。
同行する保育士の方々も、園児ひとりひとりのペースを大事にするので、「やめなさい」とか、「早くやりなさい」とか、一切言わないで見守っていくんです。
子供たちの自主性を尊重するので、すごくいい教育になっているんですね。体力が弱かった子供たちが、どんどん強くなっていったり。

本部長:そういう変化も見えたんですね。

堀口:自然の中で過ごすことで、生きる力を養っていって、豊かな人間性を育むんです。そんな事例があって、地域の特性を生かした教育とか、子育てが進められているんですよ。

本部長:鳥取県智頭町の「まるたんぼう」は、かなりイカツイですね。もう6歳ぐらいで、俺の手には負えないんじゃないかなと思うけど(笑)。
でも、こういうことだよなって、すごく思いますね。


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