地域おこし協力隊

Uターン、Iターン、Jターンなど、今、地方移住を考えている方が増えていますが
この時間は、地方移住についてご紹介します。
お話を伺うのは、これからの地域との繋がりかたを提案する雑誌「TURNS（ターンズ）」プロデューサーの堀口正裕さんです。


浜崎秘書：これまでの移住推進部では、特定の地域にフォーカスして、暮らしや仕事の魅力を紹介してきましたが、
今回は、地域に興味がある方にとって、まずはどこからどういう風に関わっていくのかがいいのか、お話伺っていきたいと思います。堀口さんよろしくお願いします。

堀口：よろしくお願いします。

浜崎秘書：さっそくいろいろ伺っていきたいのですが…
「地域には興味あるんだけど、具体的にどこから行動を起こしていいかわからない」という方に何かいい方法はあるのでしょうか？


堀口：いろいろなアプローチの仕方があるんですけど、各地域の自治体が運営している移住相談窓口で話を聞いたり、積極的な方だと直接、先輩移住者に会いに行って話しを聞いたり…。
でも、いきなり相談っていうのはハードルが高いですよね。今はいろんなイベントがありますし、移住しないまでも地域に関わるようなイベントがあるので、そこに足を運ぶと良いと思います。
移住者の話を聞くだけではなく、参加者同士で繋がることでいろんな情報を仕入れることができますし、良い話ばかりじゃなく、厳しいこともちゃんと聞くことができるので、そういうところも重要なのかな、と。
ただ、個別に何個も参加するのも難しいですよね。全国の自治体が一堂に会する大きな移住イベントが年に数回実施されるので、まずはそこで地域の人たちと触れてみるというのも一つの手かなと思います。


本部長：この間は鳥取のイベントがあったりしましたけど、町単位ではなく全国の自治体が集まってくるイベントがあるんですね。

堀口：ありますね。2/3（日）に行われた「地域の魅力発信！移住交流フェア」というイベントでは全国約80の自治体が出店しているんですけど、
愛媛県西条市出身で、LOVE SAIJO応援大使の真鍋かをりさんと、栃木県ご出身でとちぎ未来大使のU字工事さんのトークショーもあります。
また、B級グルメグランプリの有名どころが出店したりも…。

本部長：B級グルメも食べられるんですね！

堀口：そうです。他にも地域の工芸品の展示販売があったり、今人気の地域おこし協力隊ブースも出ていたりします。

浜崎秘書：今、お話にも出ました「地域おこし協力隊」ってよく聞くようになったんですが、こちらはどんな制度なんでしょうか？

堀口：簡単にご説明すると、地域で活躍できる働き方の選択肢として、都市から地方で活躍してもらう人材を積極的に受け入れられるような制度で、
総務省の制度なんですけど、最長3年間、活動費や給料などが国の方から支給してもらえるんです。
現在では5000人超の隊員が全国で活躍されています。

本部長：5000人も「地域おこし協力隊」の方がいるんですか！すごい！安心感が強いですね。


浜崎秘書：例えば、どんな活動をしている人がいらっしゃいますか？

堀口：以前、山口県長門市の“むかつく”半島というのを紹介したと思うんですけど、『純米大吟醸むかつく』を開発した方や、
高知県土佐市に移住した筋トレが趣味の女性が、高知の伝統食でもある鰹のなまり節の成分に着目して、
筋トレマニアに愛される『超鰹力』という商品を開発したんですけど、ガンガン営業をかけたところ1ヶ月に3万本も売れている商品なんです！

本部長：すごい！

堀口：地域資源を使った活動や、地域に根ざした活動で地域に貢献している方がどんどん増えていますね。

本部長：筋トレ女子がカツオの成分に目をつけて、商品にまでしちゃったと！

堀口：高タンパクで低脂質っていうのが筋肉に良いらしいんですね。


本部長：うちの秘書も、東京マラソンが終わったあとはボディビルの方にチャレンジするので…。

浜崎秘書：初耳です（笑）。

本部長：でも、いろんなイベントや活動がありますし、食べたいものがあるからイベントに行ってみようかなとか、焼き物が好きだからとか…なんでもいいですよね。

堀口：そうですね。最初にお話しましたけど、移住は良いことばかりじゃないっていうところもちょっと視点に入れていただいて。
今は現実的な事も相談員の方がいろいろ教えてくれますので、お話を聞いていただきたいなと思いますね。