山口県
自然豊かな山口県の魅力をご紹介!
Uターン、Iターン、Jターンなど、今、地方移住を考えている方が増えていますがこの時間は、地方移住についてご紹介します。
お話を伺うのは、これからの地域との繋がりかたを提案する雑誌「TURNS(ターンズ)」プロデューサーの堀口正裕さんです。
浜崎秘書:移住先としての山口県を紹介していただきます。馴染みのない方のためにも、堀口さんに山口県とはどういうところなのかを伺いたいと思います。
堀口:山口県は本州の一番西側に位置してまして、三方を海に囲まれた自然豊かな場所ですね。 東京からだと飛行機で1時間半です。
本部長:近いんですよね。
堀口:自然では秋吉台という日本最大級のカルスト台地があって、その下に秋芳洞があります。
あとは角島、これがエメラルドグリーンの海が本当に綺麗なところなんですよ。
本部長:へ〜!
堀口:あとは青海島という海上アルプスと言われる、有名なところですね。
本部長:中国地方の海の透明度ってすごくて、意外と知られていないんですよね。
堀口:そして県内に50箇所以上の温泉があります。
本部長:すごいありますね!
堀口:湯田温泉とか、萩温泉が有名なんですけど。それと日本酒と美味しい食ですね。日本酒は獺祭が有名ですけど、10年連続で日本酒の出荷量が増えているというそういう県なんですね。
本部長:はいはい。
堀口:他には下関のフグですね。
本部長:フグ! 僕も一度だけ下関のフグ食べたことあります! 美味しいですよね!
堀口:一昨年のドラマで「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマがあったんですけど、その中に出てきた瓦そばですね。瓦の上に茶そばが乗っていて、これがまた美味しいんですよ。
「純米大吟醸 むかつく」
浜崎秘書:移住先としての山口県についてお伺いしてもいいですか?
堀口:東京都と比較するとわかりやすいんですけど、通勤時間が東京だと平均43.8分とデータが出てるんですけど、山口だと20.3分だったり。
本部長:はい。
堀口:持ち家率というのもあって、東京だと45.7%に対して山口県が67.3%。
本部長:んん〜〜、高い!
堀口:もうひとつは病院の数ですね。人口10万人あたり、東京4.9に対して、山口は10.4なんですね。
本部長:え! すごい差ですね!
堀口:そうですね。暮らしやすさって考えるとそういったデータもそうなんですけど。
先程もお話ししたように雄大な自然が近くにあって、近くにありながらも程よく都会的な暮らしができると、そんなところが魅力なのかなと思います。
本部長:はい。
堀口:ただ、やっぱり注目するのは個人的には人だと思ってるんですね。
山口県では地域の資源を生かして、面白い仕事を自分から作って自己実現しながら地域貢献する若い人がどんどん増えているんですね。
本部長:なるほど。
堀口:ひとつ例を挙げると、今日もスタジオにお酒を持ち込ませていただいてるんですけど。
長門市というところに「向津具半島(むかつくはんとう)」というユニークな名前の半島があるんですけど。
本部長:向津具半島ですか?
堀口:棚田が綺麗なところで、123の鳥居が並んでいる神社が有名な写真であるんですけど。
そこで一人の若い移住者が、そのユニークな名前と、その地域の課題を解決するためにひとつの日本酒を作ったんですね。それが、「純米大吟醸 むかつく」というお酒なんですね。
本部長:いいですね〜!
堀口:それを1000本限定で速攻で売り切ったという、いま有名な名産品になっているんですけど。
こういったいろんなアイデアとか、そういったものを駆使して地域にお金を落としていくようなビジネスをしてるような人たちがいっぱいいらっしゃって。そこも県の魅力なんじゃないかと思っています。
ゲストハウス「ruco」
堀口:山口県にUターンされた素敵な方に電話をおつなぎして、暮らしや仕事について伺いたいと思います。
本部長:もしもし! スカイロケットカンパニー本部長のマンボウやしろです! お名前をお願いします!
塩満:もしもし、山口県萩市在住の塩満直弘と申します。
本部長:塩満さんはゲストハウスをなさっているということですね、現在おいくつなんでしょうか?
塩満:いま33歳ですね。
本部長:33歳でいろいろ行動を起こして立派だなと、まずそこをすごいと思ってしまいます。
どこから山口県にUターンされたんですか?
塩満:2012年神奈川県の鎌倉市からUターンしました。
本部長:どうしてですか?
塩満:単刀直入に言うと、帰巣本能みたいなものですね(笑)。
本部長:当時は20代の時ですよね? 僕らの感覚だと20代だとそういう方は少ないかなという感じはするんですけど。
塩満:僕の周りでは現在でも27、8歳を転機にされている方もいらっしゃいますね。
本部長:そうなんですね。現在のお仕事は何をなさっているのでしょうか?
塩満:山口県萩市の市街地にゲストハウス「ruco」という宿泊施設を営んでいます。
本部長:「ruco」って何ですか?
塩満:萩市は三角州に市街地が形成されていて、街の至る所に水路が流れているんです。
萩市に帰ってきて水路の景色だったり、この街の特徴だったりとか……昔は荷物が運搬されたり、生活に馴染んだものだったんですけど。
その様をこの場所から今までの萩市だったり、それも含めてこれからの萩市だったり、いろんなものの流れがうまく交わっていくようなイメージを持って、流転の「流」に「交」わると書いて、「流交」と名付けました。
本部長:なるほど! 漢字で付けてから、ローマ字表記に変えたっていうことですか、洒落てますね〜!(笑)かっこいい名前ですね。
塩満:はい(笑)響きが個人的にも響きが気に入ってるんですよね。