今朝は今シーズン第２戦、高知県、土佐カントリークラブで行われた
明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメントの話題をお届けしました。

太平洋を望む、丘陵地にある土佐カントリークラブ。
フェアウェイが狭く、ドッグレッグホールも多く、おまけにアップダウンも！！
自然の地形を生かした、戦略性溢れるコースです。
つまり難しいということです。

距離こそ長くありませんが、女子プロも苦しむ難コースです。
ちなみに「あの笠りつ子プロは日本一苦手なコース！」とも語り、
勝みなみプロさえ、予選ラウンドでは2連続OBとホステス大会で
あわや予選落ちか！？というトラブルにも見舞われました。

そんな大会を盛り上げた一人が、植竹希望プロです。



１日目３位タイ、２日目には首位に立ちましたが、
最終日は残念ながらスコアを伸ばせず２位タイとなりましたが、
プレイでもインタビューでも大会を盛り上げました。



ゴルフの知識が豊富で何にでもとにかく正直にはっきりと答えてくれる。
メディアのみなさんにも愛されています。

開幕戦からショットの調子が悪く、緊張感もあって思い通りのプレイができなかった
そうですが、この大会ではその緊張感を良い方向に変えて優勝争いに絡んできました。
この後も好きなコースが続くということで初優勝を期待したいが高まります。

心がけていることはプレイのリズムで、毎晩気分に合わせてお気に入りのタイガーウッズの
動画を見ているそう。タイガーのリズムを心と体に焼き付けてプレイに臨んでいます。

昨年は身長が４センチ伸びたという話題で会見を盛り上げましたが、
今年はオフに体重を５キロ増やして、筋力と体力を強化しています。
植竹希望プロ、いろいろな意味で今年も注目です。



もう一人の注目を集めた選手は２週連続優勝がかかっていた西郷真央プロです。


最終日は一時は首位に立ち、開幕２連勝という記録はまだ生まれてないということで、
前人未到の記録に期待が高まりましたが、
その後スコアを伸ばせず悔しい２位タイとなっています



そしていよいよステップアップツアーが３月２９日にスタートします。

第１戦のラシンク・ニンジニア／RKB レディースが
ザ・クラシックゴルフ倶楽部、福岡県で開催されます。

また、レギュラーツアーはこの後はアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI が開催。
３月は九州の女子プロ人口密度がとても高くなります。
そして、３月３１日からはヤマハレディースオープン葛城。
こちらは毎年桜の中での開催です。今年も見頃の中で大会を迎えると思います。
首都圏からでも新幹線で行けますから、
お花見と女子プロ観戦の春を楽しみましょう！



さて、女子プロ観戦に欠かせないのが、おなじみ女子プロゴルフ選手名鑑です。
登録選手1,224人を網羅した最新版が発売中です。
稲見萌寧、古江彩佳、笹生優花、上田桃子各プロのインタビューのほか、
稲見・古江両プロの綴込みピンナップと豪華です。
また、各選手の詳しい成績、データなどが満載です。

実は、海外ではスポーツ観戦の醍醐味の一つが「記録トリビア」だと
言われています。野球の試合だと、何年に誰が何本のヒットを打ったとか？
何年に最多勝あげたピッチャーは？
とかファンの年齢に関係なく、誰もが記録に詳しくて、
スタジアムでもイニングの間にそんなクイズが出題されてみんなで答えて
楽しんでいます。
女子プロの試合も、そんな記録を楽しみながら観戦すると、
もっと選手のみなさんの個性や魅力が見えてくるかもしれません。

４月からは、この番組でもそんな「女子プロトリビア」も
楽しんでいただこうと思っていますので、ご期待ください！



（写真はダイキンオーキッドレディス２０２２より）

３月３日から４日間に渡って行われた女子プロゴルフツアー開幕戦が、
ダイキンオーキッドレディス。

沖縄琉球ゴルフ倶楽部に駆けつけたギャラリーの皆さんを熱く盛り上げる、
素晴らしい試合となりましたが、西郷真央プロが逆転でプロ初優勝を果たしました。



最終日最終組は首位タイの渡邉彩香プロ、黄アルムプロ、
そして、３位の西村優菜の３選手。
首位の２人がなかなかスコアを伸ばせない中、
西村優菜プロがフロント９で３バーディーと一時は首位に並びます。

西村優菜プロは逆転優勝が多いことでも知られていますので、
「これはまた逆転か！」との声が会場でも多くなってきました。
ただ、その中でスコアを伸ばしていたのが５アンダー、８位タイで最終日を迎え、
最終組の２組前をスタートしていた西郷真央プロです。



フロント９で３つ、バックナインでも１６番、１７番とバーディーを奪い、
１０アンダーとして渡邉彩香プロと首位で並びます。



渡邉彩香プロは迎えた１６番パー３でショット、アプローチをミス、
パーパットも決められず痛恨のボギー。

首位の西郷真央プロに逆転され９アンダーとして１７番ホールを迎えますが、
ティーションで痛恨のミス、左の池に打ち込んで万事休すとなります。

１７番ホールは打ち下ろし、左には大きなガジュマル、
右には大きなフェアウエイバンカーとプレッシャーがかかるホール。
考えられない左へのミスがここで出てしまいました。
前の日にイーグルを奪ったこのホールで渡邉彩香プロはダブルボギー。
優勝を意識した時に何かがプレイに影響を与えたのかもしれません。

しかし、１０アンダーの首位で１８番を迎えた西郷真央プロにも
試練が待っていました。
去年この大会で３日間を首位守っていた西郷真央プロは、
最終日後半にミスが続き、この１８番でも２打目を左の林に入れるなどして、
優勝を逃しています。

今回も第２打がグリーン横のバンカー、顎が高くピン方向に打てないという状況で
ピンチを迎えますが、冷静に一度外に出し、
ラフからのアプローチで３０センチにしっかり寄せてスーパーパーセーブ。
１０アンダーで首位を守ります。
まさに、サンデーバックナイン の大事な上がり３ホールで強さを見せつけ、
大きく優勝を引き寄せました。



実は西郷真央プロは最終組の２つ前でしたので１８番を終え、
クラブハウスリーダーとなって、練習グリーンでプレイオフに備えていました。
しかし、後続の結果をギャラリーの方から聞いて、優勝を知ることになります。





１８番グリーンではなく、練習グリーンで優勝が決まる！
こんな初優勝、誰が予想したでしょう？
でも、もちろん素晴らしい優勝であることに変わりはありません。



西郷真央プロは昨シーズンは２位、２位タイが７回。
どうしても優勝に届きませんでした。
でも、開幕戦、前の年に悔しい負け方をしたこの大会で見事に
リベンジ優勝を果たしました。

２００１年１０月８日生まれ、千葉県の出身。
女子プロ界では新世紀世代と呼ばれる２０歳です。
２０１９年高校３年生の時に日本女子アマで優勝。
同じ年にプロテストに一発合格しています。
昨シーズンの賞金ランキングは４位、師匠のジャンボ尾崎さんからは
「せごどん」と呼ばれています。

優勝会見の途中でその師匠のジャンボ尾崎さんからのメッセージも届き、
感動的な会見となりました。

「あの負けがなかったら今の自分はない！」

「先輩プロにかけられた言葉に救われて、心を切らさなかった！」

「まだ１勝で泣くには早い！」

待ちに待った初優勝には涙はありませんでしたが、
さらなる高みを目指す西郷真央プロらしい優勝の言葉に
大きな拍手が寄せられました。




上位選手の順位です。
優勝１０アンダー西郷真央、
２位９アンダー黄アルム、
３位８アンダー西村優菜、
４位タイ山下美夢有、山城奈々、勝みなみ、渡邉彩香の各プロとなっています。
稲見萌寧プロは４アンダー１０位タイ、原英莉花プロは１アンダー２１位タイです。

３月１１日からは四国、高知県土佐カントリークラブで明治安田生命レディス、
ヨコハマタイヤゴルフトーナメントが開催中です。
去年のチャンピオンは稲見萌寧プロで、この大会の優勝から快進撃が始まりました。
新シーズンを迎えどのプロが勢いに乗っていくのか？今週も見逃せません！

３月３日にダイキンオーキッドレディスが、沖縄県琉球ゴルフ倶楽部でスタート。
２０２２年の女子プロゴルフツアーが開幕しました。



嬉しいことに１日３０００人上限ですが、有観客で行われています。
今日からは決勝ラウンドですが、今朝は３月３から２日間行われた
予選ラウンド話題を沖縄からのレポートでお届けしました。



第３５回ダイキンオーキッドレディス。
今回はプロ１０３名、アマチュア５名の選手が出場しています。

沖縄は特にジュニアゴルファーへの地元のサポートも熱心で、
２０１９年にはこの大会で沖縄出身の比嘉真美子プロが優勝して盛り上がりました。

比嘉真美子プロは子供のころ、ご家族と一緒にこの大会でボランティアを
体験したことがあって、それがプロに憧れるきっかけになって成長。
その大会で優勝という夢を実現させています。

また、同じく沖縄出身の選手で期待を集めるのが新垣比菜プロです。



新垣比菜プロはジュニアの頃から何度もこの大会に出場。
成長して２０１７年にプロとなって、２０１９年の大会では２位タイ、
去年は１０位タイと得意にしている地元コースです。

「ダイキンオーキッドは、沖縄のみなさんが1番注目している試合。
盛り上がってもらえるゴルフをして、ホステスプロとして優勝争いできるように
頑張ります。2022 年の目標は、シード権を獲ることと優勝すること！」

と試合前に語っています。
先輩の比嘉真美子プロに続く地元プロ優勝期待したいですね。


さて、今回は現地特設スタジオから、FM沖縄などでご活躍されています、
山田真理子さんのレポートもお届けしました。


山田さんは以前このダイキンオーキッドレディースでスタートアナウンスを
担当されています。


まず、１日めは１組めにスタートした２人の新人プロが注目を集めました。
２人とも２０００年以降に生まれです。




まず、佐久間朱莉プロ。
佐久間プロは１組めのトップバターでティーオフ。
つまり今年の女子プロツアーは佐久間朱莉プロのまさに始球式からスタートしたことになります。

２００２年12月11日生まれ、昨年６月プロテストにトップ合格しています。
プレーで得意とするのは、ドライバーの精度だということです。



今年はQT14位で前半戦の出場権を獲得しています。
すでにステップ・アップ・ツアーではプロ初優勝、夢は賞金女王です。
初日３アンダーで４位タイとなっています。



続いて初日注目のもう一人の新人プロは佐藤心結（みゆ）プロです。
２００３年7月21日生まれ、去年プロテストに合格していますが、
なんと言っても彼女を有名にしたのは、去年のツアーで高校３年生のアマチュアながら
渋野日向子プロとプレイオフで優勝をしたことですね。
残念ながら敗れはしましたが、アマチュア史上2人目のプレーオフ進出者となりました。
今年はQTランキング１１位で、前半戦の出場権を確保しています。
初日４アンダーで２位タイにつけました。



佐藤心結（みゆ）プロは１ヶ月ほど前にピアスの穴を開けて、
今回はお母さんが買ってくれたピアスをつけて試合に臨んでいます。
また、ソンビ映画が大好きだそうです！
ただ、気にしているのは、「心に結ぶ」と書いて(みゆ)と読む名前を、
正しく読んでくれる方が少ない」ということ、素敵な名前ですから、
この大会の活躍できっとファンが増えることと思います。


続いて、２日目。前日の予報では雨となっていましたが、
結果予報は外れて、この日も快晴、気温は２０度。
ただ風が強く南南東の風約６メートルが午後には徐々により強くなり
各プロのスコアに影響を与えていきます。

その中で２日連続でスコアを伸ばし、７アンダーと２位につけたのが、
渡邊彩香プロです。




渡邉彩香プロは、数年前からメンタルの持ち方を変えたそうです。
それが２０２０年のアース・モンダミンカップでの復活優勝に繋がっています。
たとえ失敗してもあまり自分を責めないで、少しでも自分のいいところを見つけることを
大事にしていると会見でお話されました。

「開幕戦は緊張して、つい入れ込みすぎてしまう」ので、たとえ失敗しても
その中で自分のいいところを見つけて、リラックスしたラウンドを心がけて、
いい結果につなげています。

また、渡邉プロは前半のハーフ、コースメモをどこかに忘れたままプレイをしたそうです。
ちょっと大変なトラブル、普通ならかなり焦りますが、
そんな失敗にも「なんとかなる！」と自分に言い聞かせて集中できたそうです。

２０２０年のアース・モンダミンカップに続いての渡邉彩香プロの
開幕戦優勝なるか！？あと２日間を見守りたいと思います。

では、予選ラウンドを終えての上位選手の順位です。
首位は８アンダー、黄（ファン）アルム。
２位７アンダー渡邊彩香。
３位５アンダー濱田茉優、堀琴音、西山ゆかり。
６位タイ４アンダー申ジエ、テレサルー、笠りつ子、西村優菜。
１０位タイ３アンダー木村彩子、原英莉花、藤田さいきの各プロとなっています。


さあ、いよいよ今日からは決勝ラウンドです。
去年からの好調を維持する選手が勝つか？新たなスターが誕生するか？
来週は決勝ラウンドの模様、そして優勝プロのインタビューを
たっぷりとお届けしたいと思います。

２０２２年の女子プロゴルフツアーは、いよいよ３月３日開幕です。
ダイキンオーキッドレディスが、沖縄県琉球ゴルフ倶楽部で行われます。



今シーズン最初の栄冠をめぐり、１０８名の選手が出場予定。
嬉しいことに１日３０００人の上限ですが、有観客で行われます。
そして、去年シーズン９勝で賞金女王に輝いた稲見萌寧プロは、
どう進化してシーズンを迎えるのか？気になります！



今回は新たにアース・モンダミンカップのトーナメントデレクターに就任。
また、JLPGAツアーのコースセッティングを手がけられています、
アース製薬所属茂木宏美プロのお話で、
いよいよ始まる、２０２２年シーズンの見所をご紹介しました。

まずは、その人気がゴルフ界だけにとどまらない稲見萌寧プロ。
今シーズンから賞金ランキングがなくなり、ポイント制の
メルセデスランキングに統一されます。
昨シーズンは古江彩佳プロが１位、稲見プロは２位でしたので、
初の１位を目指してスタートダッシュを決められるか注目です。

茂木プロは今年は５勝以上とすでに稲見萌寧プロの大活躍を予想しています。


続いては早くも女子ツアーの中心的な存在になりました、
相変わらず強い黄金世代について。



黄金世代は1998年4月から1999年3月まで、
1998年度に生まれた女子プロゴルファー、
すでに黄金世代からはツアーでの優勝者は９人を数えます。

その中で茂木プロの注目は植竹希望と高橋彩華の２人。
２人は昨シーズン何度も優勝争いに絡みながら、
今一歩のところで栄冠に届きませんでした。
でも、苦労して手に入れた優勝には、何ものにも変えがたい
感動があります。２人の初優勝のシーンも今から楽しみです。

ちなみに茂木プロの見る黄金世代の強さの秘密は２つ。
誰もが個性的で、自分自身をよくわかっているということ。
そしてもう一つがは負けん気が強いということ。
黄金世代の活躍は今年も見逃せませんね。

そんな黄金世代に続く２０００年度生まれがミレニアム世代。
西村優菜プロ４勝、吉田優利プロ２勝とすでに黄金世代をおびやかしています。


そして、２００１年度生まれは新世紀世代。こちらには西郷真央プロがいます。
昨シーズンは２位、２位タイが７回、賞金ランキング４位。
そんな西郷真央プロの初優勝も今シーズン実現しそうです。



さて、今年も６月に開催されるのがアース・モンダミンカップ。
今年は茂木プロがトーナメントデレクターに就任ということで、
これまでの歴史を引き継ぎ、より進化した大会が期待されています。

茂木さんがおしゃっていました「感動を笑顔に」という言葉、
今からワクワクしますね。

すでに会場の千葉県カメリアヒルズカントリークラブは、
今回新たに２番ホールの改修を終えて、準備を進めているということです。
２番ホールは３００ヤードほどの短いパー４のホール。
しかしグリーン手前横に池が絡む美しいホールです。
今年はこのホールがどんなドラマを生み出すのか楽しみですね。



去年のチャンピオンは菊地絵理香プロ！

茂木さんがおしゃっていたようにコロナの状況もあるかと思いますが、
最近ゴルフを始めた方とても多いということなので、
ファーストティーならぬ「ファーストトーナメント」は是非、
６月のアース・モンダミンカップを予定に入れておいてください。
PGAツアー並みの規模とホスピタリティーを誇る
ダイヤモンドボックスシートもご期待ください！

さあ、３月から沖縄を皮切りに始まる女子プロゴルフツアー。
沖縄本島の南部にある琉球ゴルフ倶楽部は、沖縄独特のガジュマルとか
椰子など熱帯の植物に囲まれて、南国ムードがいっぱいです。



女子プロのみなさんのプレイや現地コースの様子は、
きっと一足早く本格的なゴルフの春を連れてきてくれると思います。

去年のチャンピオンは小祝さくらプロです。
連覇がなるか！？どんな４日間になるのか楽しみです！