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總持寺 世界禅Challenge とは
ON AIR
ユージ
吉田明世
ONE MORNING NEW TREND ONEでは、
毎月第3月曜日に “總持寺 世界禅Challenge” を特集!
全国で開催されるイベントを応援するとともに、
JFN各局でも “世界禅Challenge” を特集した企画をお届けしていきます。
【Vol.6】NEW TREND ONE × 總持寺 世界禅Challenge
2024.02.19 / TOKYO FM
ユージ:
今回から『坐禅』と『○○(まるまる)』とのコラボというカタチで、意外な組み合わせを通して「坐禅の魅力」を深掘っていきます!
吉田:
最初のコラボ企画は「ミュージシャン×禅」です。
ゲストとしてお迎えしたのは、呼吸で音を奏でる、オーストラリア先住民族の伝統楽器「ディジュリドゥ」の奏者で、画家としても活動されているGOMA(ゴマ)さんです。
ユージ:
まずは、オーストラリア先住民族の伝統楽器「ディジュリドゥ」って、どんな楽器なんですか?
GOMA:
長さは1.4(メートル)から1.5くらいで、世界最古の管楽器と呼ばれてます。
ユーカリが生えている大地に白アリみたいなアリさんがいて、そのアリさんがユーカリの中心部分だけを綺麗に食べるんです。その穴の開いたユーカリの木を、現地の人が楽器として再生させてものです。
吉田:
自然が作り出した楽器ということなんですね!
GOMA:
そうですね、なので野菜とかフルーツと一緒ですね。
ユージ:
すごいですね!今日は(スタジオに)お持ちいただいているそちらが「ディジュリドゥ」になりますか?立て掛けておいたら、普通の木みたいですね。
吉田:
バットみたいな。
ユージ:
せっかくなので、ちょっとだけ音を出していただいてもいいですか?
GOMA:
(♪ディジュリドゥを演奏)
吉田:
ありがとうございます。
ユージ:
すごい、かっこいい!途中、ボワーンという広がりだけじゃなく、リズムがありましたね。
吉田:
呼吸で調整しているんですね。
GOMAさんは「ヨガ」や「坐禅」を日常的に行っていると伺いました。その出会いは、どのようなきっかけだったのでしょうか?
GOMA:
10年ほど前に事故にあいまして、脳が一回壊れたんですね。それで意識が戻ったら、音楽や色んな生活ができなくなって、リハビリの一つとしてヨガがいいと聞いて始めたのが、ハマったきっかけです。
ユージ:
実際にやってみてよかったですか?
GOMA:
よかったです。
吉田:
ヨガから坐禅につながったのは、どういったきっかけだったんですか?
GOMA:
ヨガの最後に坐禅みたいなポーズがあって、メディテーションして脳を落ち着かせるというのがあって、そこから自然とつながっていきました。
ユージ:
僕たちも先日、總持寺で坐禅体験をさせていただきましたが、GOMAさんご自身も總持寺で体験したことがあると伺いました。
GOMA:
ちょうど先週行ってきました。總持寺さんには坐禅を組むための部屋があって、建物からライティングから完全にセッティングされた空間があるので、スペシャルな体験になりました。
ユージ:
坐禅は「やろうと思えばどこでもできる」というのは教わったんですが、たしかにあのシチュエーションでやる坐禅というのは、また違ったものがありましたね。
吉田:
特別感ありましたよね。
ユージ:
GOMAさんは画家としても活躍されていますが、作品作りにも坐禅は活かされていますか?
GOMA:
活かされてますね。すべての生活において、僕は活かされています。呼吸とマインドはつながっているので、落ち着きたい時にものを考えやすくなったりとか、集中力がすごく高まりますね。
吉田:
点描画も拝見したんですが、細かくて立体感もあって、集中力のいる作業ですよね。
ユージ:
青と白を使ったグラデーションがあったり。でも僕が印象に残っているのは、すべて白いキャンバスに白い点で描いているもので、引きで見たら白いキャンバスなんですが、近くで見るとそこには点の世界があって、点だけど丸になったりとか、模様になってるとか、とても素敵だなと思いました。
僕もアートが好きで、自分でも描いたりするんですが、こういった作品を見るとまた創作意欲にスイッチが入りますね。ぜひみなさんも、GOMAさんの作品をご覧になってみてはいかがでしょうか。
GOMA:
展覧会もやるのでぜひ見に来てください。
吉田:
そして、来月3月3日(日)愛知県 正法寺(しょうぼうじ)愛知専門尼僧堂(あいちせんもんにそうどう)でイベントが開催されます。こちらのイベントはもちろん、毎月お知らせしています、瑩山禅師(けいざん・ぜんじ)没後700年の記念行事開催に向けた全国イベントの第5弾です。
坐禅の魅力がもっともっとみなさんに伝わるといいですよね。
GOMA:
そうですね。最初聞くとちょっとハードルが高いような気がしますけど、僕も含めて、煩悩溢れている人の方が向いているというか、そんな気がします。
ユージ:
僕なんか煩悩の塊なんで。
GOMA:
僕もですよ。
ユージ:
そういう人多いと思います(笑)
でもそういう人が、呼吸法とか気持ちの落ち着かせ方とか、禅に触れた時に、人一倍禅の魅力が伝わる気がします。
吉田:
ぜひ多くのみなさんに、坐禅を体験していただきたいですね。
ユージ:
GOMAさん、ありがとうございました!
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