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總持寺 世界禅Challenge とは
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ユージ
吉田明世
ONE MORNING NEW TREND ONEでは、
毎月第3月曜日に “總持寺 世界禅Challenge” を特集!
全国で開催されるイベントを応援するとともに、
JFN各局でも “世界禅Challenge” を特集した企画をお届けしていきます。
【Vol.2】NEW TREND ONE × 總持寺 世界禅Challenge
2023.10.16 / TOKYO FM
吉田:
ゲストにお迎えしたのは、曹洞宗 大本山 總持寺の柴田康裕(しばた・こうゆう)さんとお寺・仏像研究家でお笑いタレントのみほとけさんです。
ユージ:
前回は、總持寺から三村契一(みむら・けいいち)さんにご登場いただき、「禅の3大要素」=「姿勢を調え/呼吸を調え/心を調える」ことの大切さや、「心に浮かんだ邪念を否定せず、ただ流す」という極意を教えていただきました。
吉田:
今回もさらに「禅の基礎知識」を深めて行きたいんですが…。なぜ、このおふたりがお越しになったのか、じつは、おふたりが出演するYouTube番組があるそうですね?
みほとけ:
總持寺の公式YouTubeチャンネルがありまして、そこで「禅Tube」という、總持寺の様々なことを深掘りする番組を配信しています。仏像大好き芸人の私は、そこで、ナビゲーターのような立場で出演しています。
ユージ:
なるほど。ベースとしては、芸人さんというのもあるんですよね?今日いるのは、みちょぱさんではないんですか?
みほとけ:
やだぁ~、今日「禅Tube」の話しに来たんだけど。え、なに、渋谷の話するのぉ?(みちょぱさんのモノマネ)
一同:
(笑)
ユージ:
あ、みほとけさんですよね?よかった、よかった。
吉田:
みちょぱさんも味わえてよかった。
ユージ:
「みほとけちゃんねる」では、どういった活動をされているんですか?
みほとけ:
そっちでは個人的に仏像のことを喋っているんですけど、「禅Tube」の方では、禅にまつわることすべて教えてもらっています。個人的に学びになったと思うのは、坐禅を体験させてもらった時に、“坐禅は形から入っていいんだよ”と教えてもらいました。勉強して極意を学んで、トレーニングをしてから始めるのかなと思ったら、まず形を真似するだけで、始められると。これがすごく学びになりました。
ユージ:
形から入っていいという、その心はなんでしょうか?
柴田:
まず、形と心ということで、心は形に表れてくる。例えば、目つきとか話ぶり、手ぶりという形に、その人の心が表れてくる。であれば、逆に形を調えていくことで、心を調えていく。これが坐禅の考え方ですね。
ユージ:
形から入って、そこに心が追い付いていく、これがいいんだよってことですね。
柴田:
先ほどモノマネもされてましたけど、まさに坐禅は、仏様のモノマネなんですよね。
ユージ:
坐禅をするときの形なんですけど、僕のイメージだと、両ひざをしっかりついて、姿勢を正してというのもあれば、あぐらをかいているようなイメージもあって。どっちが正しいんでしょうか?
柴田:
ヨガなどとの違いでもあるんですが、坐禅はヨガではないので、形にこだわって、まずは両手の手のひらを上にして、右手が下、その上に左手を重ねて、両手の親指を丸くなるように重ねる。
ユージ:
手で円を作るようなイメージ。
柴田:
それを静かに、おへその下、足の付け根に置いていただく。これが手の組み方です。これを、法界定印(ほっかいじょういん)といいます。これが坐禅では、決して揺るがせにできないところです。
ユージ:
この時、足は正座をした状態ですか?
柴田:
結跏趺坐(けっかふざ)といいまして、右の足を持って左の腿に上げる、左の足を持って右の腿に上げる、というのが本来の座り方です。
ユージ:
あぐらっぽい形ですね。
柴田:
そうですね。あるいは、片足だけ上げるという場合もあります。ただし、足が悪い方もいらっしゃいますし、足が痛い方もいらっしゃるので、そういう場合は、椅子に座っても坐禅の心は体験できるということですね。
ユージ:
禅の道、聞くたびに新しい発見があって、奥が深い。まだまだ学べることがたくさんあるので、これからも毎月学んでいきたいと思います。
吉田:
總持寺では、来年2024年4月に螢山禅師没後700年の記念行事開催に向け、「坐禅」の魅力を体験してもらうイベントを、全国各地で開催されるんですよね?
柴田:
はい。石川県輪島市にある大本山總持寺祖院で行うイベントが11月5日(日)に行われるということで、日程が近づいて参りました。ぜひ、公式ホームページのリンクから特設Webサイトをご覧ください。また、全国各地で行うイベントの最新情報は、總持寺の公式インスタグラムやYou Tubeをフォローチェックして下さい。
ユージ:
禅についてももちろん学んでいきたいし、みほとけさんが仏像もお詳しいと言ってましたが、そういったジャンルも知らないことがたくさんあるので、もっと知りたいですね。
みほとけ:
ますます私もやっていきますので、「みほとけちゃんねる」もよかったらぜひ見ていただきたいです。「禅Tube」でもいつか仏像の回をやりたいですね。
ユージ:
いいですね。
みほとけ:
輪島市の祖院のイベント、私も参加しますので、一緒にお釈迦様モノマネ、あ、坐禅ですね、やれたらいいなと思います。
ユージ:
柴田さん、みほとけさん、ありがとうございました!
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