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總持寺 世界禅Challenge とは
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ユージ
吉田明世
ONE MORNING NEW TREND ONEでは、
毎月第3月曜日に “總持寺 世界禅Challenge” を特集!
全国で開催されるイベントを応援するとともに、
JFN各局でも “世界禅Challenge” を特集した企画をお届けしていきます。
【Vol.1】NEW TREND ONE × 總持寺 世界禅Challenge
2023.09.18 / TOKYO FM
吉田:
なにかとストレスの多い生活のなかで、気持ちと身体をリラックスさせるため、さまざまなアクションが、ここ数年、見直されています。例えば「サウナ」や「ヨガ」などもそのひとつ。さらに「坐禅」も注目されています。
「坐禅」といえば、Appleの創業者/スティーブ・ジョブズさんが生活の中に取り入れていたことも知られていますし、トップアスリートがトレーニングメニューに入れるなど、心を落ち着かせるにはもってこいと言われています。ユージさんは「坐禅」を体験したことは?
ユージ:
過去にはロケで経験はありますが、正しいやり方でできていたのか…
吉田:
じつは来年2024年は、坐禅を根幹とした教えの曹洞宗(そうとうしゅう)を日本全国に広めた瑩山禅師(けいざん・ぜんじ)の没後700年にあたるということで、これから全国各地で「坐禅」をテーマにしたイベントの開催が予定されているようなんです。
そこで、今月から毎月 第3月曜日の、このコーナーでは「禅」に関する基礎知識から、その魅力などについて、ゲストのかたをお迎えして掘り下げて行きます。
ユージ:
記念すべき初回のゲストは、全国に約15,000カ寺ある曹洞宗の大本山で、現在も100人を超える僧侶が修行している曹洞宗大本山總持寺の大遠忌局(だいおんききょく)局長 三村契一(みむらけいいち)さんです。
三村:
よろしくお願いいたします。
ユージ:
「お寺の朝は早い」というイメージがありますが、三村さんは、毎朝何時ごろに起床されるのですか?
三村:
個人的には、3時に起床します。
ユージ:
(朝の番組をやっている)我々より早い(笑)
吉田:
3時に起きたあとは、どのようなスケジュールなんですか?
三村:
4時に坐禅がありますので、そのために準備をします。5,6分で準備をして、というのは坐禅に取り組む気持ちとしては…
吉田:
總持寺での修行生活にも興味があります。朝と、夜も坐禅があるんですよね。坐禅以外はどういったことして過ごされているんですか?
三村:
朝の坐禅が終わると、まず朝のおつとめです。そして日中、午後、夕方はご法要などがございます。日によっては夜の坐禅もあります。そんな一日のスケジュールです。
ユージ:
僕のイメージだと、滝に打たれたり、火を渡ったりみたいな、そういうのはないんですね。
吉田:
坐禅のルーツはどういったところから?
三村:
インドのお釈迦様からです。12月8日に悟りを開かれた、そこから始まっています。それが中国に伝わり、中国から日本に伝えたのが道元禅師です。そこから4代目の瑩山禅師が全国に広められたということにつながっていきます。
ユージ:
坐禅を生活に取り入れる際に、基礎的なアドバイスをいただきたいです。
三村:
自分に向き合うということですね。坐禅をするときには、まず姿勢を整えます。
吉田:
我々も今、背筋を見直しました。
三村:
そして、呼吸を整えて、心を整えます。この3つが一番大切な3大要素です。
ユージ:
姿勢、呼吸、心。あぐらはかかなくてもいいんですか?
三村:
そうなんです。
吉田:
いろんな邪念が思い浮かんでしまった場合はどうすればいいですか?
三村:
それを流すんです。
ユージ:
吉田さん、得意ですよ。
僕がどんなにスベっても、心を無にして次の話題にいけるんです。彼女の中で、すっと心を整えて、切り替えてるんだなと。
吉田:
三村さんにする話ではないです(笑)
ユージ:
でもまだ無意識にやっちゃってるから、ものにできてない。
意識的に禅の気持ちにもっていけたら本物ですね。
吉田:
(笑)
禅には素敵な言葉があるんですよね?
三村:
「冷暖自知」という言葉があります。空気の熱い、寒い、温かい、冷たい。水に触れる、風に触れる。それを肌で感じる。その中に自分の身を置いて、自分に向き合う。それが、坐禅ということになるんです。ですから、難しい言葉を学ぶとか、理解するとか、そういうことではないんです。自分の身体をそのままその環境にどうもっていくかということなんです。
ユージ:
それでいうと、心を無にする、というのは違う表現なのかもしれないですね。
三村:
無、はゼロではない。向き合う、ということなんです。
ユージ:
なるほど。奥が深いな~。
吉田:
せっかくなら、素敵な空間で体験してみたくなりますね。
ユージ:
してみたい!
吉田:
總持寺では、来年2024年4月に瑩山禅師没後700年の記念行事開催に向け、「坐禅」の魅力を体験してもらうイベントを全国各地で開催されるんですよね?
三村:
はい。
第一弾は、石川県輪島市にある大本山總持寺祖院で行います。そこから、全国各地で行うイベントについては、總持寺の公式インスタグラムやYou Tubeをフォローしていただければと思っています。
ユージ:
ぜひそちらも見ていただきたいですね。坐禅に関する正しい知識を知りたいという方、ぜひイベントに参加されてみてはいかがでしょうか。
坐禅の魅力をお伝えする特集の第一弾は、曹洞宗大本山總持寺の三村契一さんをお迎えしてお届けしました。
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