左利き向けの商品を扱う 菊屋浦上商事を深掘り!
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- 2026/02/22
菊屋浦上商事会長 浦上裕史さんをお迎えして
今回はスタジオに、左利き向けの商品を数多く扱う「菊屋浦上商事」の会長 浦上裕史さんをお迎えしました。
宇賀「菊屋浦上商事は、神奈川県の相模原市にある老舗の文房具屋さんで、なんと創業79年。浦上さんは現在77歳。初代のお父様のあとを継いで2代目の社長を務められ、現在は会長になっていらっしゃるということです」
小山「なぜ、文房具屋さんで左利きのものを扱うようになったんですか?」
浦上「もともとですね、うちの子どもが左利きだったんです。カッターで大きく怪我をしたんですね、工作をする時に。『なんで文房具屋をやっているのに、そういうものも用意していないんだ』というのが大きなきっかけであるんですね」
宇賀「左利きの方は使いづらい仕組みになっているということなんですね。今日はいろいろと左利きの方向けの商品をご用意いただいているので、ぜひ」
小山「(左利き用のカッターを手に取って)これを右利きで使うと……ちょうどダイヤルのところに自分の手の平が来て、使いにくいですね。カッターで右利き、左利き用があるって考えたこともなかったです」
宇賀「ハサミは聞いたことありますね」
浦上「一般的には左利きのハサミで右手で切ると、切れないんです」
宇賀「試してみていいですか? 私も右利きなのですが……」
浦上「普通には切れますよね。でもそこで丸く切れ、と言われたら口が見えないですよね」
宇賀「(ハサミを使いつつ)確かに、切りづらい! 自分が思っているところと違うところが切れますね」
浦上「つまり、右利きの人は左利きの苦労がわかんないんですよね。当たり前の部分が、当たり前ではないということです」
小山「よく、書くのは右だけど投げるのは左とか」
浦上「うちの長男はその口です。両利きがいちばん理想ですよね」
小山「でも左で文字を書く人はやっぱり少ないわけで。文具店からすると、売上の数パーセントじゃないですか」
浦上「逆に言うと、うちの店が特徴になるわけです。みんな儲からない、売れないから扱わないわけです」
小山「売上の何パーセントくらいが左利きの商品なんですか?」
浦上「あんまり言いたくありませんけど、1パーセントにも満たない……」
小山「それ、全然さっきと違うじゃないですか(笑)」
浦上「だけどそこの部分がSDGsと同じで、何でも売ればいいっていうんじゃなくて、あそこで役に立ったという部分の印象の方がうちの会社としてはポリシーになるんです」
小山「なるほど。完全に社会貢献の意味もあるんですね」
宇賀「びっくりしたのが文具だけではなくて急須とか。急須なんてまさにですよね」
小山「確かに考えたことすらなかったですね」
宇賀「左を軸にして右でこう蓋を添えて、みたいな」
浦上「実はどういう方が買われるかというと、高齢の女性の方。今まで右の急須ばっかりだった。でもやっと左があるのがわかったから、これで安心してお茶が飲める、と」
宇賀「あと番組として気になったのは、この万年筆ですよね。万年筆って違うんですか?」
浦上「万年筆はペン先の両方が同じに出来ているんです。ですが、イリドスミンという先に丸いのがついていまして、それの位置をちょっと右と左でずらしてるんです。インク入ってないとまずわからないと思いますが、一応、メーカーとしてはそういうものを作って販売してるんですが、ここへ来て金が高騰してるんで、その値段では売れないよね、高くなっちゃったよね、と」
宇賀「何気なく普段使っているものが、左利きの方には使いづらいってたくさんあるんですね」
小山「会長にとって、文房具店とはどういう場所だと思いますか?」
浦上「本来はですね、地域のコミュニティなんですけども、今は困りごと相談所に若干なってますね。『こんなもんないか』とか『昔こんなもんがあったんだけど』とか。今の若い子がですね、掘り出し物がないかと、結構店の中をあさっていく人がいっぱいいますよ」
小山「聞いたところによりますと、東京以外の地方からも大口のご注文が来ると」
浦上「基本的にですね、文房具は地域密着型なんですよ。我々のところに注文が来るってことは、地元とコネクションがないってことですよね。だから、『地元と取引しろ』と」
小山「断るんですか?」
浦上「断っちゃいます。だってそれなりの部分の顔が見えないじゃないですか」
小山「……大丈夫ですかね?(笑)」
浦上「まあ今のところ潰れてませんので(笑)」
宇賀「この番組は『手紙』をテーマにお送りしていますが、今日は『今、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただきました。どなたに宛てたお手紙ですか?」
浦上「16年前に亡くなった女房に手紙を書きたいということで、今日は書いてまいりました」
浦上さんから、亡くなった奥様に宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。
(*3月1日まで聴取可能)
宇賀「今日の放送を聞いて、浦上さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 浦上裕史さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
菊屋浦上商事 ホームページ
浦上裕史さん、ありがとうございました!
今回の放送は、radiko タイムフリーでもお楽しみいただけます。
「SUNDAY’S POST」Xのアカウントはこちらから。
小山「なぜ、文房具屋さんで左利きのものを扱うようになったんですか?」
浦上「もともとですね、うちの子どもが左利きだったんです。カッターで大きく怪我をしたんですね、工作をする時に。『なんで文房具屋をやっているのに、そういうものも用意していないんだ』というのが大きなきっかけであるんですね」宇賀「左利きの方は使いづらい仕組みになっているということなんですね。今日はいろいろと左利きの方向けの商品をご用意いただいているので、ぜひ」
小山「(左利き用のカッターを手に取って)これを右利きで使うと……ちょうどダイヤルのところに自分の手の平が来て、使いにくいですね。カッターで右利き、左利き用があるって考えたこともなかったです」
宇賀「ハサミは聞いたことありますね」浦上「一般的には左利きのハサミで右手で切ると、切れないんです」
宇賀「試してみていいですか? 私も右利きなのですが……」
浦上「普通には切れますよね。でもそこで丸く切れ、と言われたら口が見えないですよね」
宇賀「(ハサミを使いつつ)確かに、切りづらい! 自分が思っているところと違うところが切れますね」浦上「つまり、右利きの人は左利きの苦労がわかんないんですよね。当たり前の部分が、当たり前ではないということです」
小山「よく、書くのは右だけど投げるのは左とか」浦上「うちの長男はその口です。両利きがいちばん理想ですよね」
小山「でも左で文字を書く人はやっぱり少ないわけで。文具店からすると、売上の数パーセントじゃないですか」
浦上「逆に言うと、うちの店が特徴になるわけです。みんな儲からない、売れないから扱わないわけです」小山「売上の何パーセントくらいが左利きの商品なんですか?」
浦上「あんまり言いたくありませんけど、1パーセントにも満たない……」
小山「それ、全然さっきと違うじゃないですか(笑)」
浦上「だけどそこの部分がSDGsと同じで、何でも売ればいいっていうんじゃなくて、あそこで役に立ったという部分の印象の方がうちの会社としてはポリシーになるんです」
小山「なるほど。完全に社会貢献の意味もあるんですね」
宇賀「びっくりしたのが文具だけではなくて急須とか。急須なんてまさにですよね」小山「確かに考えたことすらなかったですね」
宇賀「左を軸にして右でこう蓋を添えて、みたいな」
浦上「実はどういう方が買われるかというと、高齢の女性の方。今まで右の急須ばっかりだった。でもやっと左があるのがわかったから、これで安心してお茶が飲める、と」
宇賀「あと番組として気になったのは、この万年筆ですよね。万年筆って違うんですか?」
浦上「万年筆はペン先の両方が同じに出来ているんです。ですが、イリドスミンという先に丸いのがついていまして、それの位置をちょっと右と左でずらしてるんです。インク入ってないとまずわからないと思いますが、一応、メーカーとしてはそういうものを作って販売してるんですが、ここへ来て金が高騰してるんで、その値段では売れないよね、高くなっちゃったよね、と」宇賀「何気なく普段使っているものが、左利きの方には使いづらいってたくさんあるんですね」
小山「会長にとって、文房具店とはどういう場所だと思いますか?」浦上「本来はですね、地域のコミュニティなんですけども、今は困りごと相談所に若干なってますね。『こんなもんないか』とか『昔こんなもんがあったんだけど』とか。今の若い子がですね、掘り出し物がないかと、結構店の中をあさっていく人がいっぱいいますよ」
小山「聞いたところによりますと、東京以外の地方からも大口のご注文が来ると」
浦上「基本的にですね、文房具は地域密着型なんですよ。我々のところに注文が来るってことは、地元とコネクションがないってことですよね。だから、『地元と取引しろ』と」
小山「断るんですか?」
浦上「断っちゃいます。だってそれなりの部分の顔が見えないじゃないですか」小山「……大丈夫ですかね?(笑)」
浦上「まあ今のところ潰れてませんので(笑)」
宇賀「この番組は『手紙』をテーマにお送りしていますが、今日は『今、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただきました。どなたに宛てたお手紙ですか?」浦上「16年前に亡くなった女房に手紙を書きたいということで、今日は書いてまいりました」
浦上さんから、亡くなった奥様に宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。 (*3月1日まで聴取可能)
宇賀「今日の放送を聞いて、浦上さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 浦上裕史さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
菊屋浦上商事 ホームページ
浦上裕史さん、ありがとうございました!今回の放送は、radiko タイムフリーでもお楽しみいただけます。
「SUNDAY’S POST」Xのアカウントはこちらから。
皆さんからのお手紙、お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆「文風」をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ
白井郵便局のみなさん
今回のメッセージは、千葉県〈白井郵便局〉錦織 靖さんでした!
「以前車椅子のお客さまがいらっしゃいました。ロビーでお困りの様子でしたので、お声がけをして低いカウンターのお席をご案内し、お手続きいたしました。後日、そのお客さまから親切に対応いただきありがとうございますと感謝のお手紙をいただきました。感謝のお手紙をいただいたのは初めてだったので嬉しかったです。また、この仕事をしていて本当に良かったと思いました。今後もお客さまに笑顔でお帰りいただけるような丁寧な対応を心がけていきたいと思います。やはり手書きの手紙は、その方の思いとか、温かさが伝わるので、今後もこの文化が続いてほしいと思います。」
※出演した郵便局、及び郵便局員宛ての手紙はいただいてもお返事できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛








