『水無田さんインタビュー』
社会学者の水無田気流さんは、日本経済新聞に寄せたコラムのなかで、新型コロナウィルスがもたらした最大の「敵」は社会の分断だと書いた。お互いに監視し合う世の中では、自分の「正義」を振りかざし、他人を厳しく取り締まる。不安が蔓延してしまった日本社会は、いつの間にか、寛容さを失ってしまった。水無田さんはそのことに警鐘を鳴らし、他人が他人を排撃しない社会を取り戻す必要を説く。コロナによって明らかになった社会の分断とは何か。コロナ禍とは私たちにとってどのような意味を持つものなのか。平穏な社会を作り上げるために、今、知っておくべきこととは一体…。