ON AIR REPORT オンエアレポート

2/22 ピアノでめぐり逢い ゲスト:姿月あさとさん

2010.02.23


本日からワルシャワでは「ショパン生誕200年記念コンサート」が開催されています!
ショパンの誕生日には二通り説があって、それが2月22日と3月1日なんですね。
ちょうどその間、約1週間にわたり様々な企画が催されます。楽しみですね〜!

今夜も素敵なゲストに来ていただきました。
2000年に宝塚歌劇団を退団後、現在ソロ・ヴォーカリストとして、
様々なシーンで活躍されている方。
ヴォーカリストの姿月あさとさんにおいでいただきました。

初代・宙組のトップを務めていた姿月あさとさん。
ちょうど2010年は、退団後10年の節目ということです。
今は、ヴォーカリストとして、クラシックだけでなく、日本の歌やジャズ、ポップスなど
幅広いジャンルの歌をカバーしていらっしゃいます。

 そんな姿月あさとさんと、今日もここだけの生演奏共演をお届けしました。
 マルグリット・モノー作曲 <愛の賛歌>です。


さて、そしてショパンのコーナーでは、
27歳の作品、<即興曲 第1番 作品29>をご紹介しました。
ショパンの27歳というと、前年1836年夏にマリアとの婚約を交わしたショパンでしたが、
マリアの両親は、元来身体の弱いショパンの健康状態を心配していました。
婚約後も病気が絶えないショパン・・・結局、1937年夏、
両親に押し切られ、マリアはショパンとの別れを決意し、最後の手紙を送りました。
傷心のショパンは、気分転換を兼ね、ロンドンへ向かいます。
親しくしていたピアノ製造業者、
プレイエルと供に、約2週間の贅沢な旅行を楽しみました。
この作品は、マリアとの婚約時代に作曲されたもので、4曲ある即興曲のうち、
<幻想即興曲>の次に作曲された =ショパンの意思で出版された最初の即興曲です。

さて、今日のゲストの姿月あさとさん、
今年2010年は姿月さんにとって一つの節目になる年とのことで、
今後のご予定を伺いました。

<ファン待望!大阪限定コンサート>
3月13・14日 大阪、大丸心斎橋劇場 

<ミュージカル「ドラキュラ伝説 千年愛」>
4月4日〜13日 新国立劇場
   
*詳しい情報は、姿月あさとさんのホームページをチェック!

2月15日 ピアノでめぐり逢い ゲスト:森麻季さん

2010.02.16


バレンタインデー、いかがでしたか?
僕は演奏会だったので、イベントらしいことはしなかったですが・・・
バレンタインデーというと、僕は自分の誕生日が近いので、毎年ひとつ年をとるイメージですね(笑)。

さて、今日も先週に引き続き、ソプラノ歌手の森麻季さんにゲストに来ていただきました。

オペラ歌手として世界の舞台で活躍されている森さんですが、
今年は、トリノ王立歌劇場での「ラ・ボエーム」に日本人としては
唯一キャスティングされています。
本場イタリアオペラの日本公演、楽しみですね!

ということで、今日は「ラ・ボエーム」から一曲共演したものをお届けしました。
プッチーニ作曲 オペラ≪ラ・ボエーム≫より<私が街を歩くと>
いかがでしたでしょうか?

さて、今日もショパンの26歳頃の作品、<エチュード 作品25>より
第1番、第2番をお届けしながらショパンのヒストリーを振り返りました。

前年、体調を崩していたショパンですが、1836年の夏にはすっかり元気になり、
再びマリアに会うために3週間以上かけてドイツのマリエンバードに向かいます。
ようやく再会できた二人は、マリアがショパンの肖像画を描いたり、
ショパンは新しいエチュード2曲(作品25−1,2)を教えたと言われ、
相思相愛の様子がうかがえます。
そして9月にはいよいよマリアにプロポーズし ― マリアの母親からの様々な条件付きでしたが―
どうにか婚約することができました。
ショパンの波乱万丈の人生・・・このあとどうなるのでしょうか?来週をお楽しみに!

さて、先週もお伝えした森麻季さんのスケジュール、もう一度お伝えしておきますね!

2月13日 町田市民ホール 
2月23日 鹿児島〜佐賀〜北九州 
3月13日 立川市市民会館
3月20日 八ヶ岳音楽堂
4月 9日 東京ニューシティ管弦楽団 「第九」 東京芸術劇場
4月17日 入間市市民会館
4月24日 取手市民会館

*トリノ王立歌劇場「ラ・ボエーム」
5月  イタリア・トリノ公演!!
7月25日 神奈川県民ホール
7月28日、31日 東京文化会館

僕とのデュオの予定は…
6月19日 熊谷文化創造館)、7月には逗子です。

ぜひチェックしてみてくださいね。

2月7日 ピアノでめぐり逢い ゲスト:森麻季さん

2010.02.08


横山幸雄です。

今夜も素敵なゲストに来ていただきました。
プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクールをはじめ、多数の国際コンクールにおいて、
上位入賞を果たされるなど、国際的に活躍されている方、
オペラ歌手の森麻季さんです。

森さんは、もともとピアニストを目指していたそうです。
芸大修了後、イタリア(ミラノ)、ドイツ(ミュンヘン)に留学されています。
また、1998年、プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクールでの入賞は、
森さんにとって一つの転機になったそうです。
 
今日は、昨年10月に山口で森さんと僕で共演した、
リヒャルト・シュトラウス ≪4つの最後の歌≫より第3曲<眠りのとき>を
お届けしました。

そんな森さんと、
ショパンの25〜26歳にかけての作品<ノクターン 作品27−1>にのせながら、
ショパンのヒストリーを振り返りました。

その頃、マリア・ヴォジンスキにすっかり心を奪われたショパンでしたが、
1835年10月にパリへ戻ってからは、それまでの疲労がたたり、病で寝込んでしまいます。
ぱったり姿を現さなくなったショパンを人々は心配し、
パリでは「ショパンが死んだのでは?!」との噂が流れたほどでした。
このノクターン(第7番)作品27−1は、数あるノクターンの中でも、
完成度が非常に高い作品で、陰影に富む美しさと同時に、中間部にはfffが用いられるなど、
激しさも持ち合わせています。この頃のショパンが経験した様々な出会いと別れ、そして恋…。
それがこの曲の創作につながったのかもしれませんね。

さて、今日のゲストのオペラ歌手、森麻季さん。
今年2010年も演奏会が目白押しです。

2月13日 町田市民ホール 
2月23日 鹿児島〜佐賀〜北九州 
3月13日 立川市市民会館
3月20日 八ヶ岳音楽堂
4月 9日 東京ニューシティ管弦楽団 「第九」 東京芸術劇場
4月17日 入間市市民会館
4月24日 取手市民会館

そして、トリノ王立歌劇場「ラ・ボエーム」
5月  イタリア・トリノ公演!!
7月25日 神奈川県民ホール
7月28日、31日 東京文化会館

僕とのデュオの予定は…
6月19日 熊谷文化創造館、7月には逗子で予定しています。

是非足を運んでみてくださいね。

来週もお楽しみに!
 
   


1月31日 ピアノでめぐり逢い ゲスト:ヴァイオリニストの川久保賜紀さん

2010.02.08


横山幸雄です。
早いもので1月も最終日となりました。
いよいよショパン・イヤーに関連する演奏会が世界中で本格始動しますよ!
ワルシャワでは、生誕記念コンサートがすでに1月7日から始まっていますが、
ハイライトは、2月下旬から3月はじめにかけてです。
この番組でも情報をお届けしていきますので、楽しみにして頂ければと思います。

さて、今夜は、先週に引き続き、ヴァイオリニストの川久保賜紀さんをお迎えしました。
そして今夜も、この番組の為だけの、生演奏をお楽しみいただきました!

今日お届けしたのは、僕、横山 幸雄作曲の<ヴァイオリン・ソナタ>より第二楽章。
あまり色々なところでオンエアしない曲ですが、みなさま、いかがでしたでしょうか??

そして、今夜はショパンの25歳の作品、<ポロネーズ作品26−1>にのせて、
ショパンの歴史を振り返りました。

家族との再会の後、帰り道によったドレスデンでショパンは運命の出会いを経験します。
ワルシャワ時代からの知り合いのヴォジンスキ家を訪問したとき、
16歳の魅力的な女性へと成長を遂げたマリアの才能と美しさに一目で魅了されてしまいます。
結局、ドレスデンには10日ほどしか滞在出来ませんでしたが、
その後パリへ戻る途中の10月、ライプツィヒでメンデルスゾーンと再会し、
さらにシューマンともこの時にはじめて会います。
同時にその後シューマンと結婚することになるクララ・ヴィークとも出会い、
16歳のクララがショパンが練習曲を演奏する姿を見て、とても感動したといわれています。

さて、先週もお伝えしましたが、
今日ゲストにお迎えした川久保さん情報です!

今年2010年は、ヨーロッパツアーを予定!
3月はフィレンツェ、昨年共演したプレトニョフ指揮/ロシア・ナショナル管弦楽団とコンサート。
4月はドイツ国内10箇所の都市をツアー、8月はイスラエルへ。
次の日本でのコンサートは、トリオで、函館、北上、神戸、松江、酒田、越谷などでコンサートを予定しているそうです。
是非川久保さんのコンサート、楽しみにしていてくださいね。

来週もお楽しみに!

1月24日 ピアノでめぐり逢い ゲスト:川久保賜紀さん

2010.02.08


横山幸雄です。

今日は、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本と国際的に活躍されている、
ヴァイオリニストの川久保賜紀さんをゲストにお迎えしました。

川久保さんには、ヴァイオリンとの出会いや、
アメリカでのレッスンの様子、ドイツでの生活のお話を伺いました。
1997年に日本でのデビュー、そしてなんといっても、チャイコフスキー国際コンクールでの入賞が
一躍世界の注目を集めた川久保さん。今日も、一緒に生演奏をお届けしました。
お届けした曲は、クライスラー作曲の<ウィーン風小行進曲>。
是非ご感想をお聞かせください。

そして、今日も川久保さんとともに、
ショパンの25歳頃の作品、<バラード 第1番 作品23>を聴きながら
ショパンの歴史を振り返りました。

パリでの生活も4年目を迎え、着々と成功を治めていったショパン。
祖国ポーランドで暮らす家族とはずっと会えずにいましたが、
ようやく家族と会える機会が訪れました。
1935年8月にチェコの温泉保養地・カールスバードで、
祖国を離れてから初めてショパンと両親は再会を果たします。
約1カ月を共に過ごし、幸せな思い出となりましたが、両親とはこれが最後の対面となりました。

さて、今日ゲストにお迎えした川久保さん。
今年2010年は、ヨーロッパツアーなども予定されています。
3月はフィレンツェ、昨年共演したプレトニョフ指揮/ロシア・ナショナル管弦楽団とコンサート。
4月は昨年リリースした「四季」で、ドイツ国内10箇所の都市をツアー。
8月はイスラエルへ。
次の日本でのコンサートは、トリオで、函館、北上、神戸、松江、酒田、越谷などでコンサートを予定しているそうです。
是非足を運んでみてくださいね。

来週もお楽しみに。
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