ON AIR REPORT オンエアレポート

2月1日&8日 ゲストは佐藤美枝子さん

2015.04.27


2月第1週、第2週はソプラノの佐藤美枝子さんをゲストにお迎えしてお送りしました!

〜佐藤美枝子さんのプロフィール〜
武蔵野音楽大学卒業。(財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第9期生修了後、イタリアに留学。
留学中、第7回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、1997年より(財)五島記念文化財団の奨学生としてさらに2年間イタリアで研鑽を積む。1998年、第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人初の第1位を受賞、世界の注目を集める。その他、第64回日本音楽コンクール声楽部門第1位をはじめ国内外のコンクールに入賞。CDはビクターエンタテインメントより「至上のルチア」「アリア」「さくら横ちょう」「チャイコフスキー歌曲集」「千の風になって」「ああ、信じられないわ〜 オペラ・アリア集」「チャイコフスキー歌曲集?」の7枚がリリースされている。2011年3月東京(藤原歌劇団公演)、2012年9月名古屋(愛知県文化振興事業団プロデュースオペラ)においてオペラ「ランメルモールのルチア」のタイトルロールで出演、好評を博した。藤原歌劇団団員。

横山さんと佐藤さんは共演歴もあり、また普段からお付き合いのあるお二人でしたので、終始なごやかな雰囲気で、歌曲やオペラの魅力、佐藤さんの最近の活動についてなど、盛りだくさんの内容でお送りしました♪ (番組スタッフY)

【オンエア楽曲】
♪M1 ドニゼッティ 歌劇《ランメルモールのルチア》第1部より<あたりは沈黙にとざされ>
演奏:佐藤美枝子(ソプラノ)、マルチェロ・ロタ(指揮)、チェコナ・ショナル交響楽団
♪M2 プッチーニ 歌劇《トスカ》より <歌に生き 恋に生き>
ソプラノ:マリア・カラス
♪M3 モーツァルト 歌劇《後宮からの逃走》より第2幕 コンスタンツェのアリア
演奏:エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)、ハインツ・ワルベルク(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団
♪M4 山田耕筰 《からたちの花》
ソプラノ:佐藤美枝子

1月25日 モーツァルト!

2015.04.23


1月第4週目は、1月生まれの作曲家の中から、音楽史上最も有名な音楽家の一人、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年1月27日生 - 1791年12月5日没)を取り上げました。古典派音楽を代表する作曲家として、ハイドン、ベートーヴェンと並び三大巨匠の一人に数えられます。幼い頃より神童として知られ、35年という短い人生で、未完成の断片も含めるとピアノ曲から交響曲、オペラまで幅広いジャンルに700曲ほどの作品を遺したと言われています。ピアノ・ソナタ、ピアノ協奏曲の多くは明るい長調で書かれているのですが、今回ご紹介した作品のうち2曲(K.310、K491)はともに珍しく短調で書かれています。

横山さんも、つい先日、1曲目にお聴き頂いたピアノ・ソナタを演奏されたばかりとのことでしたが、今年の春には、横山さんとしては初のモーツァルトの楽曲を集めた新譜もリリース予定とのことです。そちらの方の詳細もまた決まり次第、皆様にお伝えしますので、どうぞお楽しみに! (番組スタッフY)

【オンエア楽曲】
♪M1 モーツァルト《ピアノ・ソナタ 第8番 K310》より 第1楽章
ピアノ:横山幸雄
♪M2 モーツァルト《ピアノ協奏曲 第21番 K467》より 第2楽章
演奏:マレイ・ペライア(ピアノ・指揮) ヨーロッパ室内管弦楽団
♪M3 モーツァルト《ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K491》より 第3楽章
演奏:アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)、サー・チャールズ・マッケラス(指揮)、スコットランド室内管弦楽団

1月18日 Voyage Vol.9 に向けて

2015.04.23


1月第3週目は、2011年よりスタートした三鷹市芸術文化センターでの『voyage(ヴォヤージュ)』シリーズ「〜ショパンからラフマニノフを結ぶ音楽の旅路〜」(全12回)のVol. 9の内容についてご紹介しました。今回は、ショパンとフォーレのノクターンやバラード、即興曲、舟歌などが対になるようにプログラミングされています。ジャンルごとに聴き比べて頂くこともできますし、こうして並べてみると、フォーレがショパンからどのような影響を受けたのか、自然と浮かび上がってくるのではないでしょうか。 (番組スタッフY)

    フォーレ:バラード 嬰ヘ長調 op.19
    フォーレ:即興曲 第2番 ヘ短調 op.31
    ショパン:幻想即興曲
    フォーレ:ノクターン 第4番 変ホ長調 op.36
    ショパン:ノクターン 第14番 嬰へ短調 op.48-2
    フォーレ:舟歌 第4番 変イ長調 op.44
    ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 op.60
    ショパン:パガニーニの思い出 イ長調
    ショパン:子守歌 変ニ長調 op.57
    フォーレ:主題と変奏 嬰ハ短調 op.73
    ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 op.52


【オンエア楽曲】
♪M1 フォーレ《即興曲 第2番 Op31》
ピアノ:パスカル・ロジェ
♪M2 フォーレ《ノクターン 第4番 Op36》
ピアノ:ジャン・ユボー
♪M3 ショパン《ノクターン 第14番 Op48-2》
ピアノ:横山幸雄 

1月11日 成人の日を記念して

2015.04.23


日付も変わり、1月12日は「成人の日」。成人式を迎えられた皆様、おめでとうございます!
1月第2週目の放送は、「成人の日」を記念して、有名作曲家たちの二十歳の頃のエピソードや作品をご紹介しました。
まず一人目はショパンと同じく1810年生まれのドイツの作曲家、シューマン。二十歳の時に、ちょうど、記念すべき「作品1」を生み出しています。ここからシューマンの音楽家としての人生が本格的に始まります。一つの区切りの年だったといえるでしょう。
続いてご紹介したのは、シューマンの23歳年下で、シューマンによってその才能を認められた同じくドイツ出身の作曲家、ヨハネス・ブラームスです。ちょうど二十歳にあたる1853年秋から冬にかけて、《ピアノ・ソナタ第3番》をシューマンの住むデュッセルドルフで書き上げますが、ブラームスは満足せず、その後も改定を加え、特に終楽章には大きな変更を加えたと言われています。
そして三人目は、ブラームスのちょうど40歳年下になりますが、ロシアの作曲家、ラフマニノフをご紹介しました。すでに18歳で《ピアノ協奏曲第1番》を完成させていたラフマニノフですが、その後モスクワ音楽院を卒業し、二十歳の頃に書き上げたのが本作です。
今回ご紹介した曲の作品番号をみると、シューマンは作品1、ブラームスは作品5、そしてラフマニノフは作品3、ということで、いずれも作曲家として駆け出しの頃、デビューしたての若々しい作品となりましたが、それぞれの成熟期の作品と比べて、いかがでしたか? (番組スタッフY)

【オンエア楽曲】
♪M1 シューマン《アベッグ変奏曲》
ピアノ:ラン・ラン
♪M2 ブラームス《ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 》より第1楽章
ピアノ:マレイ・ペライア
♪M3 ラフマニノフ《前奏曲 嬰ハ短調 Op3-2》
ピアノ:ウラディミール・アシュケナージ

1月4日 2015年メモリアルイヤーの作曲家たち

2015.04.23


2015年初回の放送は、今年2015年にメモリアルイヤーを迎える音楽家を紹介しながら、横山さんの今年の演奏会予定や抱負についてもお話し頂きました。生誕・没後と記念年にあたる音楽家はたくさんいますが、ピアニストにとって特に注目されるのはやはり生誕140年のラヴェル、生誕170年のフォーレ、没後100年のスクリャービンあたりでしょうか。いずれの作曲家も、すでに昨年から三鷹のヴォヤージュ・シリーズで取り上げてきていますが、今年も関連する演奏会を企画中とのことですので、皆様どうぞお楽しみに! (番組スタッフY)

【オンエア楽曲】
♪M1 チャイコフスキー《ピアノ協奏曲第1番》より第1楽章
ピアノ:横山幸雄
♪M2 ラヴェル《亡き王女のためのパヴァーヌ》
ピアノ:横山幸雄
♪M3 スクリャービン《24のプレリュードop.11》より第2曲
ピアノ:横山幸雄

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