ON AIR REPORT オンエアレポート

8月30日、ゲストは幸田浩子さん!

2015.09.01


ゲストに日本を代表するソプラノ歌手の幸田浩子さんをお迎えしました。

ニューアルバム『スマイル〜母を想う』のお話や、生まれたときから「歌手になるかも!」と言われた歌が大好きな子供時代のお話など伺いました!

幸田さんは10月に日本初演のオペラにご出演、お稽古中だそうです!

紀尾井ホール開館20周年記念バロック・オペラ ペルゴレージ
オペラ『オリンピーアデ』
2015年10月6日(火) 開演18:30 / 8日(木) 開演18:30 紀尾井ホール


5月4日 入魂のショパン2015!

2015.04.27


いよいよ来月にせまりました!横山幸雄の<入魂のショパン2015>
6年目を迎える今年は、よりショパンの生きた時代やショパンの人となり、人生にスポットをあててみたいと思います。

ショパンの時代には残念ながら録音という技術はなかったものの、膨大な数の手紙や同時代を生きた人達の証言が残っています。これらは一般的にはそれほど知られていないものや忘れられてしまっているものも多くあるはずで、そこに弾き手にとってのみならず、聴衆の皆様にとっても「ショパンをひも解くキーワード」がたくさんあるのではないか、と思うのです。

こうした観点から、今年から4年間は、ショパンの生涯を「4つの時期」に分けて、彼の人生についてのお話も交えながら、じっくりと作品を聴いていただきたいと思います。
まず2015年の今回は、神童の誕生から、本物の天才芸術家へと変貌をとげるまでの軌跡を辿りたいと思います。

プログラムは全3回でそれぞれが二部構成、全体で6部となっています。今なお私たちを魅了してやまないショパン―神童から本物の天才の領域へと入ってゆく時期の作品に焦点をあて、最後の第6部では、その後のショパンがどう進化、成熟してゆくのかも、代表的な作品と共に追ってみたいと思います。こうしてお聴きいただくことで、改めて「若き日のショパンの輝き」を皆様と共に感じることが出来たらと思います。  横山 幸雄

【プログラム】

第1回
<第1部> 13:00開演
ロンド op.1
マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5
ドイツ民謡「スイスの少年」による変奏曲 ホ長調 WN6
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より
“お手をどうぞ(ラ・チ・ダレム・ラ・マーノ)”の主題による変奏曲 変ロ長調 Op.2

<第2部> 14:10開演
ワルシャワ時代のマズルカ
 変ロ長調WN7
 ト長調WN8
 イ短調WN14
 ハ長調WN24
 ヘ長調WN25
 ト長調WN26

ワルシャワ時代のポロネーズ
 変ロ短調WN10
 ニ短調WN11
 ヘ短調WN12
 変ロ長調WN17
 変ト長調WN35

ロンド ハ長調WN15


第2回
<第1部> 15:30開演
ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調op.4
ポーランド民謡の主題による大幻想曲 op.13
演奏会用ロンド「クラコヴィアク」 ヘ長調op.14

<第2部> 16:50開演
3つのエコセーズWN13
ワルツ ホ長調 WN18
     ロ短調 WN19
     変ニ長調 WN20

葬送行進曲 ハ短調 WN9
ノクターン ホ短調 WN23
パガニーニの思い出 ニ長調 WN16
ワルツ ホ短調 WN29


第3回
<第1部> 18:30開演
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21

<第2部> 19:30開演
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
バラード 第1番 ト短調 Op.23
ノクターン 第8番 変ニ長調 Op.27-2
スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53「英雄」
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60

21:00 終演予定

3月1日 春の音楽

2015.04.27


3月第1週目は、「春」にまつわる音楽を取り上げました。四季の中でも特に「春」をテーマにした作品は多いように思います。長い冬が終わり春を待ちわびるもの、春の喜びを歌ったもの、春の気分を表現したものなど、いろいろありますが、そんな中から3曲を選んでみました。皆さんにとって春をイメージさせる作品はどんな曲ですか?

曲のタイトルに「春」「夏」「秋」「冬」と入っている作品も多いですが、直接タイトルとは関係なくとも季節を感じさせる音楽もありますよね。また「四季」の特集は今後もやってみたいと思います!(番組スタッフY)

【オンエア楽曲】

♪M1 シューマン《交響曲第1番 変ロ長調「春」》より第1楽章
演奏:ジェイムズ・レヴァイン(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
♪M2 シューベルト 歌曲《冬の旅》より<春の夢>
演奏:ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
♪M3 シューベルト<春に D.882>
演奏:トーマス・クヴァストホフ(バリトン)、ユストゥス・ツァイエン(ピアノ)

2月22日 ショパン2015 直前スペシャル①

2015.04.27


2月最終週は、5月4日に東京オペラシティで開催する「入魂のショパン2015」に向けた直前スペシャル第1回をお送りしました。ショパン生誕200年の2010年に始めたゴールデンウィークのショパン・リサイタルも今年で6年目ということで、今年から4年間は、ショパンの生涯を「4つの時期」に分けて、その人生について、トークも交えながら、じっくりと作品をご紹介。2015年の今回は、神童の誕生から、本物の天才芸術家へと変貌をとげるまでの軌跡を全3回にわたって辿る内容となっています。

直前スペシャル①では、全3回のうち第1回の内容を昨年のライブ録音とともに詳しくご紹介しました。第1回は13時の開演の2部構成となっています。第1部では、少年時代の作品の中でも、比較的大きな規模の作品、計4曲を演奏。ショパン15歳の記念すべき「作品1」のロンドからはじめ、16歳での「マズルカ風ロンドop.5」が続きます。2作目のロンドまで、1年しか経っていないのですが、そこには格段の飛躍がみられます。14歳で書いたといわれる「スイスの少年による変奏曲 WN6」、17歳で書いた初めてのオーケストラ付き作品「ラ・チ・ダレム・ラ・マーノの主題による変奏曲op.2」と2曲の変奏曲が続きます。

第2部では、少年時代のショパンにとって最も重要で、かつ書かれた数も多い「ポロネーズ」を5曲、そして同じく早い時期から書き始められた「マズルカ」を6曲、さらに少し規模の大きい「ロンドWN15」を演奏。ショパンの最初のポロネーズは7歳で書かれたといわれていますが、その後10代までに9曲のポロネーズを遺しています。ポロネーズと同様、マズルカもポーランドの伝統的な民族舞踊に着想を得たものですが、ショパンの全作品の中でも、最も曲数が多いジャンルです。また最後に「ロンドWN15」と続き、第1部と合わせて計3曲のロンドが取り上げられます。少年時代から青年時代の作風の移り変わりを楽しめるのではないでしょうか。(番組スタッフY)


【オンエア楽曲】
♪M1 ショパン《ロンド ハ短調》op.1
♪M2 ショパン《マズルカ風ロンド ヘ長調 Op5》
♪M3 ショパン《マズルカ 変ロ長調 WN7》
♪M4 ショパン《ポロネーズ 変ト長調 WN35》
ピアノ(M1〜M4):横山幸雄

2月15日 メンデルスゾーン

2015.04.27


2月第3週目は、2月生まれの作曲家の中からフェリックス・メンデルスゾーンを特集して
その人生と音楽についてご紹介しました。祖父は著名な哲学者、父はドイツ屈指の銀行の創設者という、ユダヤ系名門一族の生まれでもあるメンデルスゾーン。モーツァルトと並び称される「天才」として知られ、38年の短い生涯において、様々なジャンルに渡り、750曲を越える作品を作曲しています。また指揮者としても活躍し、過去の名作を発掘するなど、音楽史上重要な功績を果たしています。その他にも、語学の才能や、絵画や詩など音楽以外の芸術センスにも長けていたと言われています。すごいマルチタレントですね!そんなメンデルスゾーンが遺した、ドイツ・ロマン派を代表するピアノの性格的小品《無言歌集》より<春の歌>、続いてピアノのための変奏曲、最後はロベルト・シューマをして「ベートーヴェン以来、最も偉大なピアノ三重奏曲」だと言わしめた《ピアノ三重奏曲 第1番》をご紹介しました。(番組スタッフY)

【オンエア楽曲】
♪M1 メンデルスゾーン 《無言歌集》より<春の歌> Op62-6
ピアノ:アンドラーシュ・シフ
♪M2 メンデルスゾーン 《厳格な変奏曲 ニ短調》
ピアノ:アリシア・デ・ラローチャ
♪M3 メンデルスゾーン《ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調》より第2楽章
演奏:ウィーン・ベートーヴェン・トリオ

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