2013/1/27
寒い日が続きますが、みなさん風邪などひかれていませんか。

安倍政権になって、景気回復だと“アベノミクス”という経済政策を打ち出しています。
「株価は上がっても世の中は相変わらず就職難やリストラ。
実際の生活が良くなる実感はありませんよね」
という江原さん。
番組にも、仕事に関する悩み相談メールをたくさんいただいております。
今日は、江原さんに仕事についてお話を伺いました。



今夜お届けしたナンバー
◇A Hard Day's Night / ザ・ビートルズ
◇最後だとわかっていたなら / 江原啓之


「天職と適職についてアドバイスをお願いします。最近、今より収入が減っても自分のやりたい仕事をやってみる。人生の大半を占める仕事の時間を、自分の気持ちに折り合いをつけながら、生活費を稼ぐために我慢して仕事をするのではなく、自分の気持ちに素直に向き合って、自分が好きだと思うことを仕事にすれば充実した日々を送れますというような内容の本に出会い、私もそうしたいと思いました。
私はパン職人です。今の職場では客観的に見ても美味しい物を作るのは難しいので、自宅で自分の納得のいくやり方で作ったお菓子やパンを作ってネット販売をしようと考えています。初めは今の仕事を続けながらネット販売を始め、ゆくゆくは独立したいと考えていますが、これは天職と適職を混同させていることになるのでしょうか?」


江原さん
「私の天職とはなんだろうかという方もいますが、天職と適職は違いますと私は言っています。
天職とは、心・魂が喜ぶこと。けれども自分の好きなことをする天職はお金になりません。
適職とは、経済活動の事。自分自身の持てる技能を提供して、その代償としてのお金を得る事。
天職と適職というのは別々。適職に天職を混ぜ込むことは出来る。けれども天職で食べていくというのは難しい。基本的にないと言えるでしょう。
例えば天職と言われることで、学校の先生。天職ではないですよね。今これだけ色々と問題が起きるわけですから。文部科学省などからの様々な制約もある。教員だって頑張っている人はいっぱいいる。私がかつてカウンセリングをやっていた頃、どれだけ教員の苦しみを聞いてきたか。上手に渡り歩いていける人の方が得をしていたり。
自分が本当にやりたい事を、今より収入が減ってもやってみる。そういう覚悟があればいい。だからそれを混ぜ込むという事。これは自己責任。
ただ、そこをしっかり分けておかないと不平不満ばかりになってしまう。世の中の多くの人たちがやりたい仕事だけで生きているかというと、生きてないと思う。
それが自分の天職だとするのであれば、例えば施設などボランティアで寄付をしたりする分には良いと思う。これを天職と言います。自分がやりたい方法をやってというのは押し付け。それがうまくいけばいい。お店でも、自分がどうだという仕事でうまくいく事なんてない。お客様のニーズ。
私も本を書くには“どうだ、私の理論が分かるか”なんて書いていない。みんなが何を望んでいるのか。どういう事で悩み、苦しんでいるのか。それを意識して、その時みなさんにとって必要なメッセージを一生懸命お送りしている。自分自身が高みから嬉しいだろう、読んでみろなんて事はしやしません(笑)。
ネット販売をして、ゆくゆくは独立をしたいと思っていることもいいんです。ただ、自己責任。現実を味わうと、要らぬところにわざわざ不満をつくってしまう事になりますね」



「ダメもとでチャレンジした仕事の採用試験で内定をいただき、1月から看護助手として、総合病院で働かせていただくことになりました。
資格も無いので不採用になると覚悟していましたが、この歳で内定をいただけるなんて、自分でも驚きでした。
今までは仕事をする上で、出来ないと諦めることが多かったのですが、今回は不可能を可能したいと強く思うようになり、出来る自分に変わりたいと思いました。
仕事は俗に言う“きつい・汚い・安い”立ち仕事です。面接の際、総長に“娘さんと同じくらいの人たちに仕事を言いつけられると思うが頑張りなさい”と、とてもありがたいお言葉をいただき、総長の為に、自分自身の修行と思い頑張ろうと決意しました。本当に運命って変わるんですね」
というメールをいただきました。

江原さん
「頑張ってください!良かったと思いますが、実際はきつい。特に看護助手は資格がない。本当に気の毒だと思う。看護師さんたちのお手伝いをするんですが、資格があるのとないのとでは待遇が本当に違うんですよね。
今はこの気持ち。この気持ちをどれだけ持続できるのか。そうでないと、どうせ私たちなんて、何よ、看護師たちはなどと、だんだんなってくる。
だから、私は天職と適職という考え方が大事だと思う。食べさせていただく事。資格がない自分でもこの仕事によってお金を戴いている、パンが食べられる、お米が買える。この気持ちが大切なんだと思う。
総長の為ではなく、自分の為です。でも自分の修行の為ではない。自分自身の人生の為に。だからその分、天職は別に持った方がいいですよ。例えば孫の顔を見るとか、子どもの顔を見るのが楽しみとか。音楽を聴くのが好きな人もいる。喜びはちゃんと天職を持って、適職として頑張ってください」



●1月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――

1月はインスピレーションの月。
冴えわたるインスピレーションと統率力でリーダーシップをとって、世の中を霊性向上へと導いてください。

たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

◇“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
お誕生日の方に“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。

2月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
2月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなどひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●チャリティアルバム第三弾『ひと語り』 3月13日に発売が決定しました!
“あなたが感動した言葉”でグランプリを獲得した『最後だとわかっていたなら』も収録しています!


●江原啓之 今夜の格言

「生きるために仕事をしますか?仕事のために生きますか?」
  
「重要なのは人生の哲学、そして人間力。それさえあれば絶対に生きて行けます」
  
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ しょく語り
◇ 2月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
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