2012/8/19
暑い日が続いていますが、夏バテなどしていませんか。

江原さんにとって8月は重要な月だといいます。
「なぜかというと、8月は私にとって車でいうと車検の時期。ダイエットや人間ドックも含め、体のメンテナンスの時期なんです。秋からすっきりと美しい私をみなさんの前にお披露目したいと思っているわけです。ダイエットをしていますが、みなさまからのお便りで食べた気になろうかと思います」
と言う江原さん。

今日は、“夏バテ防止”しょく語りのコーナー特集をお送りしました




今夜お届けしたナンバー
◇今夜はEat it / アル・ヤンコビック
◇ヨーデル食べ放題 / 桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ


●しょく語りのコーナー ―――

「夏場になると、近くの八百屋さんで買った香りのいいトマトを冷やして頬張っていた子ども時代を思い出します。最近は、旬の野菜の濃厚な味と香りが昔と変わったような気がするのは私だけでしょうか。形の整った天候に左右されない野菜の安定供給も企業努力のおかげだと思いますが、個人的には曲がった胡瓜もお味噌煮付けて戴くのが個人的には好きなので少し淋しさを感じます」
というメールを、アメジストさんからいただきました。
江原さん
「おっしゃる通りです。形のいい野菜ばかりがそろっているというのも、よくよく考えると少し不気味ですよね。虫が喰うのも、栄養があるから虫が喰うんですよね。虫も喰わないような野菜だと困ってしまいますよね」

「私の子どもの頃は、母の手伝いで茄子にミョウバンと塩をすり込んで、美しい紺色の茄子の漬物を作っていました。母が子供の頃病気で寝ていると祖母がわざわざ母の枕元で“熱いご飯”に“冷たい井戸水”をかけて“茄子の漬物をまるごと”かぶりついて、音を立てて食べているのを見て、食欲がわいてご飯を食べられるようになったと言っていました。“親の言葉と茄子の花は、千に一つの無駄もない”ということわざのように、意外と奥が深い食べ物だと思います」
というメールを、青い鳥さんからいただきました。
江原さん
「今は季節感がなくなったけれど、季節の物というのは、その季節に合った食べ物なんですね。茄子も体を冷やしてくれ、それでいてポリフェノールがたくさん。トマトや胡瓜もとても優れている食材。夏はスタミナ食というが、かえって体が疲れてしまう。ですからあっさりした物がとてもよろしいかと思います」

「今年初めて、ゴーヤの栽培に挑戦しました。しかし虫が大量発生し、殺虫剤を大量散布しました。なぜ害虫が発生したのか調べてみると、肥料のやり過ぎで栄養過多になった土を自然の状態に戻すためだということを知りました。人間が招いた不自然さを、自然の摂理に沿った状態に戻そうと生命は常に動いているのですね。自分の利己的さを痛感した出来事でした」
というメールを、ふわりんこさんからいただきました。
江原さん
「なるほど!勉強になりました。そういうことなんですね」

「最近、お菓子を兄弟みんなで分けて食べていた子どもの頃を思い出し、あのころは良かったなぁと思うんです。全員そろっていなくても、その場にいない人の分もちゃんととっておいたし、本当はもっと食べたいのに“おなかいっぱい”と言って親や弟にあげて我慢していたものです。そうやって家族の絆を作ってきたように思います。しかし、姪っ子や甥っ子たちをみているとだいたい人数分ある。食べ物や物を粗末にしているのを見かけたりすると、豊かになり “物”の有難味がわからなくなってしまうのかなと思います。大人にもいえることですが、原点に戻って軌道修正が必要なのではないでしょうか」
というメールを、じんせいいちどさんからいただきました。
江原さん
「映画“寅さん”の話で、面白い話がある。“寅さん”の同じ映画を見ても、下町とそうでないところでは、笑う場所が違うんだとか。話の中で、おばちゃんたちが、その場にいない寅さんの分を入れずにメロンを切っていたところ、寅さんが帰ってきて “俺の分がないのか”という場面で、下町以外の地域の人は笑う。下町の人は“ひどいおばちゃん!ありえない!”と、誰もその場面で笑わない。“絆”や“いない人の分も”という気持ち。ちゃんと常に考えてあげているんですよね」

「今年初めて梅干しを作りました。手作りは、手間はかかりますが、自然の有難さや、感動をいただけると思いました」
というメールを、うめこさんからいただきました。
江原さん
「梅干し美味しいですよね。私が夏にオススメする食べ物を紹介します。トマト、茄子、アスパラガスなど色んな物を湯がいて(栄養が逃げないのでチンでもいいです)、それにペースト状のバジルを和えます。そこにオリーブオイルをプラス。塩コショウで味を調えて、冷やします。それを暖かいご飯にかけて食べる。さっぱりして美味しいんです!みなさんぜひ!私のレシピです。また、そこに青汁の粉を加えても栄養満点でいいですよ」

「以前の放送で、お子様が給食の時間を楽しんでおられるとのお便りがあり、とても微笑ましく羨ましいなと思いました。食が細かった小学校低学年時代、私にとって給食の時間は地獄でした。担任の教師が絶対に食べ残しをさせない主義で、食べきれない生徒は休み時間に無理やりにでも食べることを強要されました。一度だけどうしても食べきることが出来なかったとき、学級会で犯罪者のように吊し上げられ、そのときの惨めな気持ちは20年ほど経過した今でも忘れることができません。好き嫌いをなくしたいという教育の一環だったかもしれませんが、叱ったり食べることを強要して恐怖心を与えたりせず、次はどうやったら食べきれるかを話し合ったり、食べられることへの感謝がわくような教育をしていただきたいと思います」
というメールを、平川地いっちょめいっちょめさんからいただきました。
江原さん
「最近はアレルギーの問題もあるのでそんなに強く言われませんが、私は、体格の差があるので、自分が食べられる量をとるというやり方をしたらいいと思う。私は逆の想い出があるんです。それは、早く食べ終わった人がおかわりをできるというルールがあり、給食が足りなくて、勢いよく食べ、おかわりを求めて行ったら、“味あわないで食べた”と深く罵られた。でも、そうしなかったらおかわりをいただけなかった。体格に合わせて分量を考えていただきたい。おかわりをしたいのにグッと堪えなければいけないというトラウマが、それからあるんです」

「最近、息子が通っている中学校から節電計画のお知らせが届きました。内容は節電にあたり、8月に4回お弁当給食になるというお知らせでした。最初は面倒くさいと思っていましたが、江原さんの教訓のお陰で、お母さんの作ったお弁当の方が、子どもたちにとって良いことだと思えることができました。いつもじゃんけんに負けて給食のおかわりができない息子に、愛を込めた大盛りのお弁当を作ってあげたいと思います」
というメールを、やすぴーさんからいただきました。
江原さん
「おと語りのリスナーさんは、深く聴いてくださっていて嬉しいですね。こんなに優良な番組がありましょうか(笑)」


◇しょく語りのコーナー
“食”に対しての疑問、質問、気付いたこと、感じたこと、ご意見、レシピにいたるまで、どんどん送ってください。みなさまからのメールをお待ちしております!


◇「いま江原にききたいこと」を募集しています。
最近悩んでいること、迷っていて相談したいこと。また、江原さんについての質問などなんでも結構です。どんどん江原さんに聞いてしまいましょう!


◇8月・9月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
8月・9月お誕生日の方、番組に対してや自分のお誕生に関するエピソードなど、ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「夏バテなどとネガティブにならずに“夏だからこそ”という利点を大切にしましょう」
  
「季節の食べ物は自然界からの愛の贈り物です」  


番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
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