2021/10/10
新型コロナウィルス禍で、不自由な生活を余儀なくされて、多くの方が不安を抱えています。国立成育医療研究センターの調査によれば、高校生の3割に鬱症状がみられたといいます。
「一番輝いている世代なのに…。もちろん子どもだけでなく、多くの人が不安や悩みを持っていますよね。今の時代、新型コロナウィルス禍なのでコミュニケーションがとれない。友人とも話せないし、どうしても孤独になってしまう。上手に自分の気持ちを吐き出せない、人の心も上手に聞き入れられないなどとなっていって、不自由になっていってしまうと思うのですよね」という江原さん。
今日は「不安やお悩み」のメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Happier Than Ever / ビリー・アイリッシュ
◇しあわせ / 江原啓之


Qご紹介したお便り


「私は5年前、中学受験をして今もその中高一貫校に通っています。私の通う学校は府内ではトップの学校で、そのレベルの高い生徒との学校生活を信じ、仲の良かった小学校の友達と同じ地元の中学校に行かず、その学校に入学しました。しかし実態は違っていました。確かに彼らは、頭はいいですが、私の友人やその他一部を除いては人間的に幼く、男子校である事も相まってか特定の先生の授業ではなめた態度をとって授業妨害をし、最前列でないと聞こえない授業もありました。そのたびに私は怒りを抑えきれず、自分が何のために他のことを犠牲にして勉強したのかわからなくなり、自分に合っているのかをきちんと考えなかったことを後悔し、自分や、口にこそしませんが両親を責めました。先生に相談しても完全に解決されるわけでもありませんでした。今でこそ受験期になり、彼らは人が変わったように授業に対しても熱心になりましたが、私は今でもふとしたときに昔のことを思い出し、鬱のようになってしまいます。高校でも仲のいい友達がいて成績も維持し続けているのに、なぜか小学校の頃が恋しくてなりません。こんなときが止まってしまった私にご助言をお願いします」というメールをいただきました。

A江原さん
「しっかりとした文章。ただ、あなたは「江原さん、無責任なこと言うな」と思うかもしれないけれど「良かったね、こういう学校に行けて」と思います。私、あなたの気持ちがすごくわかるんです。地域ってある。同じ県でも地域というのがあって、気心が知れているし、みんなが同じ感覚の中で育ってきている。だから母体のように一番居心地がいい。実は私も同じ感覚を得たことがあるんです。高校は私学だったので地域が全然違う。私は東京の下町の出身。山の手の学校に行ったことがなかったので“なんと薄情な人たちの中に来たのだろう”とすごく淋しくなったんです。“小学校の仲間たちに会いたい”と思ったり。でも、その後に私は変わっていった。こういう人たちもいる。自分の育ってきたところが狭すぎるというふうに思ったんです。だから事実を見ようとした。あなたが行っている学校も特別ではない。色んな意味で気心が知れている地域から、より(世界が)広がっていく。これから大学や社会、または世界にも出ていくかもしれない。そんなときにすごいカルチャーショックだらけになってしまう。けれど、この事実を理解することは大事。いかに小学生時代のみんなが良い環境だったかということがわかる。恋しいということは良い時代を過ごせたわけだから、感謝。これは大人になっても忘れないようにしなくてはいけない。そして今度は世界が広いんだなということも知っていかなくてはいけない。ちょっと辛かったかもしれないけれど…。あなたの繊細さは好きです。頑張ってね(鈴)!」

Qご紹介したお便り


「私は薬局で働く薬剤師です。2年前に別の業界から転職してきました。薬局の仕事はワークライフバランスが取りやすいイメージだったのですが…、新型コロナウィルス禍の影響もあり、派遣社員で働いていた薬剤師全員の契約が打ち切りとなり、また新規採用は行わない方針となったため、深刻な人手不足となっています。私はこの2年間で、同じ会社の他店舗20店舗ほど応援に行ってきました。片道2時間かかった店舗もあります。土日も関係なく夜遅くまで営業している薬局もあり、勤務時間もバラバラで、また人手不足のため残業することも多く、体力的に厳しいです。去年結婚したのですが、なかなか子どもができないのはこの忙しさのせいではないかと考えてしまったりします。上司であるマネージャーに、パートに移りたいと相談したのですが、この状況下ということもあり、考え直すよう言われました。みんなが大変な時期にパートに移るのはわがままでしょうか?自分本位でしょうか?もう少しときを待つべきでしょうか?アドバイスをお願いします」というメールをいただきました。

A江原さん
「私はいつも思うのですが“しあわせ”って人と比べることではない。日本人独特の感性だと思うのです。“こんなときなのに、そんなことをしたらわがままでしょうか…”というのはすごく日本的だと思いませんか?日本人だからわかりますが、やっぱり大事なのは自分自身が悔まないこと。後になって子どもさんを持てなかった…というときに、その職場のせいだと思うのであれば、今、しっかりと子どもさんを持つように頑張ればいい。仕事は適職ですからね。天職では食べていけない。確かに薬剤師という資格を持っていた方が優遇されるかもしれないけれど、今、それよりも自分自身の別の目標の方が大事であれば、お金で変えられないこともあるのではないですか?悔いのないように生きてくださいね。お願いします」

Qご紹介したお便り


「私は助産師です。江原さんは以前「スマホの使い過ぎで健康を害するから注意を」と、お話されていましたが、最近お産の現場でもそれをひしひしと感じるのです。それは、赤ちゃんが、本来ならお母さんの出口に対して下を向いて出てくるはずなのに、横を向いて出てきてしまう、低在横定位や、上を向いて出てきてしまう後方後頭位という回旋異常で難産となる人が、ここ数ヶ月間で驚くほど多くなってきたからです。原因は、お母さんの姿勢からくる“骨盤の歪みによる影響”以外は考えにくいのです。生まれ方はその子の性格を反映していることもあるようですが、せっかく授かった命、出来ることなら安産して欲しいと心から願います。妊娠を望む人達、妊婦さん達、食べ物や環境を整えることも大切ですが、どうかスマホの使い過ぎや姿勢にも気をつけてみてほしいな、と思いました」というメールをいただきました。

A江原さん
「おっしゃる通りだと思います。スマホを見ていると姿勢が悪くなるわ、動かなくなるわであっという間に時間が経つ。暇つぶしにはすごく良いですよね。今、新型コロナウィルス禍だからといって、工夫しなくてちゃダメ。時間や場所をちょっと選ぶ。いくら都会でも散歩ってできませんか?お母さんたちは忙しいから、子どもさんを連れていつも散歩するわけにはいかないかもしれませんが、私は散歩好きで、散歩にはまっているんです。犬の散歩もありますけどね。散歩をすると、ここにこんなお店ができたとかの発見がある。散歩だとマスクをしていれば、そんなに心配はないですよね。マンウォッチャーもできれば、建物ウォッチャー、お店ウォッチャーなどいろいろとすると結構楽しいですよ。健康にも良い。妊婦さんたちには特にやって欲しいな。子どもさんや、犬もそうですが、ヘトヘトにさせると本当に喜んで熟睡する。“しあわせ”は近くにいっぱいありますからね。ちょっとした工夫でみなさん“しあわせ”でいていただきたいなと思います」

Qご紹介したお便り


「私の従兄弟についてのご相談です。いつもFacebookに投稿する内容がネガティブなことばかり。最初は私もプラス思考でコメントしたりもしてましたが『おと語り』を聞くようになり、そのFacebookの内容を見るたびに思い出されるフレーズ。「これ吉田さんどう思います?」「まさしく江原さんがいつもおっしゃってる、依存心、責任転換、自己憐憫、ですよね」。そうなのです。その通りなのです。私は元々ポジティブな性格ですが、この『おと語り』に出会い、より深くこの世で生きる意味を学ばせていただきました。そのことを従兄弟にも教えてあげたいなぁ、『おと語り』を聴いてほしいなぁと思いますが、余計なお世話なのでしょうか。どうぞアドバイスお願いします」というメールをいただきました。

A江原さん
「良い方法があります!ネガティブで私が特に「私は…」などと演技付きで読んでいる笑える回の部分を録音して「これ、聴いてみて」と、従兄弟に送る。そうすると「この番組聴いてみたい」となるかもしれない。そしたら放送時間を教えてあげてくださいね。ネガティブメールが最近減ってきているようですが、ネガティブメールもみなさん送ってくださいね。私が誇張した読み方をしてしまうかもしれませんが、みなさん傷つかないでください(笑)!ネガティブはポジティブの始まりですからね」


●10月お誕生日の方、メールお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ、生きること・生まれてきたことに感謝したい。
10月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生日に関するエピソードなど、ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇Dr.Recella奥迫協子さんへのお便りを募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、失敗談など、みなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
奥迫協子さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「理性的に分析したら、何も怖いことなどありません」
「不安に飲み込まれず、心配は理性で跳ね返しましょう!」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
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◇ リクエスト
◇ 10月お誕生日の方
◇ Dr.Recella奥迫協子さんへの質問コーナー
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