2021/2/21
家族・友人・職場など、ほとんどの方が人間関係に悩んでいることと思います。
「私は人間というのは人と人が磨き合うものだと思うんです。それが切磋琢磨ということ。現実逃避をして、自分の耳障りのいいことばかり聞きたいというのが人間の常。けれどそれでは磨かれないんです。磨くというのは、小さな傷をつけていくこと。悩んだら“これは磨かれているんだ”と思うことが大切なのです」という江原さん。
今日は『人間関係』のお悩みの方のメールをご紹介しました。
今夜お届けしたナンバー
◇Be My Baby / ロネッツ
◇風 / 江原啓之
「私には、小学1年生の息子がいます。最近は、私が育って来た時代よりもさらにモラルを重んじて行動すること、自制心を発揮するところ、相手の立場を考え想像力を働かせる場面などが、どこか曖昧で、人間関係も薄情な感じになり、息子には、周りのそんな空気に流されない様にとしっかり『自律』などを教えていきたいと思っています。しかし、私もまだまだ学びの途中です。なかなか行動や言葉で教えることが難しいなと感じています。特に言葉は、私のボキャブラリーの少なさのせいなのか、上手く子ども向けに説明してあげられません。例えば“自律とはこういうことだよ”“自己憐憫、利己愛、利他愛とはこういうことだよ”を絵本のように子どもでも伝わる言葉に変換したいのですが…。江原さんは、お子様たちにどのような言葉でお伝えしてきましたか?アドバイスいただけたら嬉しいです」というメールをいただきました。
A江原さん
「これは難しい。私の家では言葉で説明するということは少なかった気がする。子どもは単純で明快な言葉の方がわかりやすい。“それをしたら自分に返る”“人に良くすれば、自分に良く返ってくるよ”などというわかりやすい表現の方がいいのではないでしょうか。たとえば“自律とはこういうことだよ”というのは“自分自身で、そこで何が正しいのかなということを常に考えていくことが大事だよ”、“自己憐憫”とは“自分が可哀想ということばかり言っていたら、みんなどう思うと思う?”などと伝えていく。“絵本のように”とメールに書かれていますが、本当に絵本を読まれたらいいと思うんです。私は“利他愛”という言葉にぴったりだと思うのは『おおきな木』という絵本。この本を親子で読んで“どう思うのか”ということを親子や家族で話し合うということはすごく良いことだと思います。伝えることも大事だけれど、話し合うということが大事なのではないでしょうか。対話がとっても大切です」
「私は“人に幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を幸せにする”と心がけています。ですがよく“自分で自分を幸せにするだけでは虚しい。誰か、特に家族に幸せにしてもらいたい”と感じてしまいます。私には会社員の主人と大学生の息子、高校生の娘がいます。娘は不登校になったこともあるし、夜遊びも酷かったので、私は特に食事に気をつけ、家族が喜んで帰ってきてくれて、食べてくれるように新メニューを作ったりと努力しています。家族のために家のことも頑張っているつもりですが、主人は感謝の言葉や優しい気持ちが感じられる言葉を言わないし“今日は楽をしたいから、外で食べよう”と誘っても“家にある残り物を食べるから”と断られたりします。息子は優しく、感謝の言葉も口にするし、話していて気持ちのいい子で、いい関係だと思っています。結局のところ、悩みは主人と娘が私の期待通りにならないことなのだと思います。他人を思い通りにすることはできないとわかっていますが、毎年私の誕生日に誰からも“おめでとう”の一言もなく、プレゼントもないので、本当に虚しさを感じます。私は夢だった仕事にも就き、趣味も多いし、普段この虚しさには蓋をしておくことができていますが、この虚しさは一生抱えたままでしょうか?献身的に家族のために尽くしていたら、いつか変わるでしょうか?」というメールをいただきました。
A江原さん
「典型的な奥さんの悩みですね。これで“もうお母さんは必要ないよ”といったような感じで自立をされてしまうと“からの巣症候群”になる。ある種、あなたは“からの巣症候群予備軍”。結構片足入ってしまっている。あなたのお悩みには『自己憐憫』『責任転嫁』『依存心』の3つが入っている。どうしたら良いかというと、その3つの反対をいかなければいけない。息子さんとの関係はうまくいっていると言いますが、男の子というのはお母さんに対して甘え上手。だから懐に入ってくれば“よしよし、可愛いじゃないか”となる。“残り物でいいから”という夫や、娘は可愛くない。言葉を変えると“感謝がない”というよりも“可愛くない”なんです。あなたの気持ち、わかりますよ。けれど家族みなさん、気持ちがないわけではないと思うんです。だけどそんなことは口にできないんですよね。そういったときにどうすればいいか。“相手を変えようとしてはいけません。自分が変わるのです”。あなたが言葉にするんです。“たまにはこうして欲しいな”“外食したいな”とか。“今日は楽をしたいから、外で食べよう”と言うのではなく“お願い、行って欲しいな”とか。娘にも“こういうふうに言って欲しいな、お母さんは…”などと言うと“わかったよ…”などと言いながら言ってくれますよ。あなた自身が“私に(おめでとうも)言わないのか?”という威圧的な態度ではなく、可愛いお母さんを演じてみてください。“演じるさん”が大事だと思います」
「友達関係についてご相談です。高校時代、同じクラスにとても仲が良い友達がいました。その子とは今までできた友達には感じた事のない居心地の良さがあり、休日も一緒によく遊びに出かけたり、高校の卒業旅行も2人で一緒に行きました。しかし、卒業直後からLINEで連絡しても既読スルーされるようになり、関係が途絶えてしまいました。私はこの友達のことが大好きで、卒業後も一緒に遊びに行ったり関係が続くものだと想像していたので、思わぬ出来事に当時はすごくショックで訳がわからず、ただただ呆然としていました。今、振り返ると卒業の少し前くらいから、会話の中で“もうこの場所に遊びにくることはないだろうなぁ”など、卒業後は会わないというメッセージがあったように思います。当時はその発言に大した意味はないと思い、理由を聞いたりはしませんでした。この胸の苦しさは時間が解決してくれると思っていましたが、5年経った今でもふと思い出し、虚無感に襲われます。私のことが嫌になっていたのかも知れませんが、それならば何故卒業旅行まで行って直前まで仲良くしていたのか、など考えても考えても答えはでず、堂々巡りでモヤモヤします。いい加減この苦しい心から解放されたいです。この苦しさから解放されるには、今後どうやってこの問題と向き合っていけば良いのでしょうか」というメールをいただきました。
A江原さん
「確かにこういうことがあると、そう思ってしまうでしょうね。先ほどのメールの方もそうでしたが、みんな“依存心”がある。あなたも若いから当然そういう気持ちもわかりますが、その瞬間を楽しむという気持ちが大事。“自分のことは自分で幸せにする”。今現在、あなたが充実していたらあまり振り返らないと思うんです。“引きずる”という言葉もありますが、そうではなく“今を生きていないよね”という言い方もある。多分、その友達は連絡が既読スルーなどもあるかもしれないけれど、今が充実しているんじゃないかな。だからあなたも負けじと今を充実させるべきなんです。その答えはきっと長い先にわかるんじゃないかな。もしかしたら相手に対して色んなことの依存が強かったのかもしれない。けれどそれを今グジグジ悩んでいても仕方がない。それは後に自然に出る答え。それよりも今を大事に生きる、充実させることが大切ではないかと思います」
●2月・3月お誕生日の方、メールお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ、生きること・生まれてきたことに感謝したい。
2月・3月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生日に関するエピソードなど、ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。
◇Dr.Recella奥迫協子さんへのお便りを募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、失敗談など、みなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
奥迫協子さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。
●江原啓之 今夜の格言
「傷つくことはありません。磨かれているのです」
「人は人により磨かれる。それを切磋琢磨といいます」
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ あなたの不思議な夢の話
◇ リクエスト
◇ 2月・3月お誕生日の方
◇ Dr.Recella奥迫協子さんへの質問コーナー
メッセージの応募はこちらから
「私は人間というのは人と人が磨き合うものだと思うんです。それが切磋琢磨ということ。現実逃避をして、自分の耳障りのいいことばかり聞きたいというのが人間の常。けれどそれでは磨かれないんです。磨くというのは、小さな傷をつけていくこと。悩んだら“これは磨かれているんだ”と思うことが大切なのです」という江原さん。
今日は『人間関係』のお悩みの方のメールをご紹介しました。
今夜お届けしたナンバー
◇Be My Baby / ロネッツ
◇風 / 江原啓之
Q★ご紹介したお便り
「私には、小学1年生の息子がいます。最近は、私が育って来た時代よりもさらにモラルを重んじて行動すること、自制心を発揮するところ、相手の立場を考え想像力を働かせる場面などが、どこか曖昧で、人間関係も薄情な感じになり、息子には、周りのそんな空気に流されない様にとしっかり『自律』などを教えていきたいと思っています。しかし、私もまだまだ学びの途中です。なかなか行動や言葉で教えることが難しいなと感じています。特に言葉は、私のボキャブラリーの少なさのせいなのか、上手く子ども向けに説明してあげられません。例えば“自律とはこういうことだよ”“自己憐憫、利己愛、利他愛とはこういうことだよ”を絵本のように子どもでも伝わる言葉に変換したいのですが…。江原さんは、お子様たちにどのような言葉でお伝えしてきましたか?アドバイスいただけたら嬉しいです」というメールをいただきました。
A江原さん
「これは難しい。私の家では言葉で説明するということは少なかった気がする。子どもは単純で明快な言葉の方がわかりやすい。“それをしたら自分に返る”“人に良くすれば、自分に良く返ってくるよ”などというわかりやすい表現の方がいいのではないでしょうか。たとえば“自律とはこういうことだよ”というのは“自分自身で、そこで何が正しいのかなということを常に考えていくことが大事だよ”、“自己憐憫”とは“自分が可哀想ということばかり言っていたら、みんなどう思うと思う?”などと伝えていく。“絵本のように”とメールに書かれていますが、本当に絵本を読まれたらいいと思うんです。私は“利他愛”という言葉にぴったりだと思うのは『おおきな木』という絵本。この本を親子で読んで“どう思うのか”ということを親子や家族で話し合うということはすごく良いことだと思います。伝えることも大事だけれど、話し合うということが大事なのではないでしょうか。対話がとっても大切です」
Q★ご紹介したお便り
「私は“人に幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を幸せにする”と心がけています。ですがよく“自分で自分を幸せにするだけでは虚しい。誰か、特に家族に幸せにしてもらいたい”と感じてしまいます。私には会社員の主人と大学生の息子、高校生の娘がいます。娘は不登校になったこともあるし、夜遊びも酷かったので、私は特に食事に気をつけ、家族が喜んで帰ってきてくれて、食べてくれるように新メニューを作ったりと努力しています。家族のために家のことも頑張っているつもりですが、主人は感謝の言葉や優しい気持ちが感じられる言葉を言わないし“今日は楽をしたいから、外で食べよう”と誘っても“家にある残り物を食べるから”と断られたりします。息子は優しく、感謝の言葉も口にするし、話していて気持ちのいい子で、いい関係だと思っています。結局のところ、悩みは主人と娘が私の期待通りにならないことなのだと思います。他人を思い通りにすることはできないとわかっていますが、毎年私の誕生日に誰からも“おめでとう”の一言もなく、プレゼントもないので、本当に虚しさを感じます。私は夢だった仕事にも就き、趣味も多いし、普段この虚しさには蓋をしておくことができていますが、この虚しさは一生抱えたままでしょうか?献身的に家族のために尽くしていたら、いつか変わるでしょうか?」というメールをいただきました。
A江原さん
「典型的な奥さんの悩みですね。これで“もうお母さんは必要ないよ”といったような感じで自立をされてしまうと“からの巣症候群”になる。ある種、あなたは“からの巣症候群予備軍”。結構片足入ってしまっている。あなたのお悩みには『自己憐憫』『責任転嫁』『依存心』の3つが入っている。どうしたら良いかというと、その3つの反対をいかなければいけない。息子さんとの関係はうまくいっていると言いますが、男の子というのはお母さんに対して甘え上手。だから懐に入ってくれば“よしよし、可愛いじゃないか”となる。“残り物でいいから”という夫や、娘は可愛くない。言葉を変えると“感謝がない”というよりも“可愛くない”なんです。あなたの気持ち、わかりますよ。けれど家族みなさん、気持ちがないわけではないと思うんです。だけどそんなことは口にできないんですよね。そういったときにどうすればいいか。“相手を変えようとしてはいけません。自分が変わるのです”。あなたが言葉にするんです。“たまにはこうして欲しいな”“外食したいな”とか。“今日は楽をしたいから、外で食べよう”と言うのではなく“お願い、行って欲しいな”とか。娘にも“こういうふうに言って欲しいな、お母さんは…”などと言うと“わかったよ…”などと言いながら言ってくれますよ。あなた自身が“私に(おめでとうも)言わないのか?”という威圧的な態度ではなく、可愛いお母さんを演じてみてください。“演じるさん”が大事だと思います」
Q★ご紹介したお便り
「友達関係についてご相談です。高校時代、同じクラスにとても仲が良い友達がいました。その子とは今までできた友達には感じた事のない居心地の良さがあり、休日も一緒によく遊びに出かけたり、高校の卒業旅行も2人で一緒に行きました。しかし、卒業直後からLINEで連絡しても既読スルーされるようになり、関係が途絶えてしまいました。私はこの友達のことが大好きで、卒業後も一緒に遊びに行ったり関係が続くものだと想像していたので、思わぬ出来事に当時はすごくショックで訳がわからず、ただただ呆然としていました。今、振り返ると卒業の少し前くらいから、会話の中で“もうこの場所に遊びにくることはないだろうなぁ”など、卒業後は会わないというメッセージがあったように思います。当時はその発言に大した意味はないと思い、理由を聞いたりはしませんでした。この胸の苦しさは時間が解決してくれると思っていましたが、5年経った今でもふと思い出し、虚無感に襲われます。私のことが嫌になっていたのかも知れませんが、それならば何故卒業旅行まで行って直前まで仲良くしていたのか、など考えても考えても答えはでず、堂々巡りでモヤモヤします。いい加減この苦しい心から解放されたいです。この苦しさから解放されるには、今後どうやってこの問題と向き合っていけば良いのでしょうか」というメールをいただきました。
A江原さん
「確かにこういうことがあると、そう思ってしまうでしょうね。先ほどのメールの方もそうでしたが、みんな“依存心”がある。あなたも若いから当然そういう気持ちもわかりますが、その瞬間を楽しむという気持ちが大事。“自分のことは自分で幸せにする”。今現在、あなたが充実していたらあまり振り返らないと思うんです。“引きずる”という言葉もありますが、そうではなく“今を生きていないよね”という言い方もある。多分、その友達は連絡が既読スルーなどもあるかもしれないけれど、今が充実しているんじゃないかな。だからあなたも負けじと今を充実させるべきなんです。その答えはきっと長い先にわかるんじゃないかな。もしかしたら相手に対して色んなことの依存が強かったのかもしれない。けれどそれを今グジグジ悩んでいても仕方がない。それは後に自然に出る答え。それよりも今を大事に生きる、充実させることが大切ではないかと思います」
●2月・3月お誕生日の方、メールお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ、生きること・生まれてきたことに感謝したい。
2月・3月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生日に関するエピソードなど、ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。
◇Dr.Recella奥迫協子さんへのお便りを募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、失敗談など、みなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
奥迫協子さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。
●江原啓之 今夜の格言
「傷つくことはありません。磨かれているのです」
「人は人により磨かれる。それを切磋琢磨といいます」
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ あなたの不思議な夢の話
◇ リクエスト
◇ 2月・3月お誕生日の方
◇ Dr.Recella奥迫協子さんへの質問コーナー
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