2019/4/21
4月に入学や入社を迎えた方も多くいらっしゃると思いますが、新生活には慣れてきた頃でしょうか。
不満は誰にでもありますよね。
「不満とは一体何なのでしょうか。人それぞれ、色々とあると思いますが、一番いけないのは考えないこと。それは“感情”で考えるのではなく、“理性”で考え、分析する。できることはできるし、できないことはできない。“負”をもってでもしたいのか、どうなのか。それは“自分のワガママなのか”それとも“命に関わることなのか”。私は今、ストレスに関する本を書こうと思って、色んな資料などを調べて準備を進めていますが、その中で思うことがあるのです。“ストレス”とは、心情的なことばかり考えがちですが、それだけではない。また“ストレス”からどう乗り越えるかということを考えがちですが“逃げるが勝ち”ということもある。命に関わることは、我慢して乗り越えようとして戦ってもダメなんです。例えば今、ここで虎が襲ってくる。みなさん、戦おうとはせず、逃げようとしませんか?戦えないことは逃げた方がいいこともある。それもひとつの“策”なのです」という江原さん。
今日は『○○に不満です』というメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇(I Can't Get No) Satisfaction / オーティス・レディング
◇みちひらき / 江原啓之



「私の妻のことで相談です。私と妻は共働き、一歳半の息子がいます。会社から帰ってくると寝てばかり。起きればスマホをいじってばかりの妻に不満です。共働きで疲れて寝るのはしょうがないと思います。結婚する前から妻はスマホいじりをしていたのですが、何度指摘してもなかなかやめてくれません。家事はしないわけではなく、食事を作るのが妻、それ以外は私がやっています。食事を作り終えるとすぐさまソファに寝そべり、スマホをいじりだす妻。息子が妻の元に寄ってきても、妻は息子に目を向けず、スマホを手放すこともしない。私が息子にご飯を食べさせたり、家事をしていても妻は気にせずスマホ。さらに屁までこきだす始末…。“生理現象だから我慢できない”と、妻は開き直ります。たまに私は不満を爆発させてしまうこともしばしば。大人気ないのですが、妻に暴言を吐いたり、物にあたったりします。それに対し妻は私が物にあたったこと、暴言を吐かれたことに腹を立て、自分の行動については反省してくれません…。怒鳴るたびに、私は“離婚”という言葉が頭に浮かび、でも小さい子どもの為にも離婚だけは避けたいと思いとどまる日々…。こんな妻とうまくやっていく方法ってあるのでしょうか?いいアドバイスがございましたらお願いいたします」というメールをいただきました。

江原さん
「結婚していたら“離婚”という言葉が頭をよぎるということは、みなさん、あるのではないでしょうか。すべてに“シーズン”というものがあると思うのです。結婚して最初の“良いシーズン”、お子さんも生まれて“良いシーズン”。それが中だるみして、いただいたメールのようなシーズン。そして、ここから先のシーズンがどうなるか。まずは子どものことを考えながら、自分自身が奥さんに対する気持ちがあるかどうかを、もう一度よく考えて、シーズンを少し待ってみる。嫌な言い方ですが“離婚をしたと思って暮らしなさい”。自分がシングルファーザーになったと思って暮らしてみる。そうすれば、共働きであるし、いないよりはマシと思うかもしれません。要観察。戦うよりも態度で示すことで、奥さん自身が、それで何か気付くかもしれない。これが大切だと思います」


「夫のことでご意見いただきたいです。夫は私より4歳年上の51歳。仕事から帰ってきた瞬間に、2階の自室に直行します。それはゲームをするためです。晩御飯の時も下りてこず、ゲームのタイミングを見て下りてきて、残り物を食べたり、冷蔵庫の物を持って上がったりして、またすぐゲームに戻ります。“少しは1階にいて子ども達とコミュニケーションとったら?”などと何度も言ってきましたが“別にいいじゃん”の返答がきて、改善する気は全くありません。仕事にはちゃんと行くのでその点は良いのですが、リビングにいる時間がゼロだし、私の仕事からの帰宅のタイミングによっては、何日も顔を見ない日もあります。言っても何の改善にもならず、最近はもう諦めています。ゲームは夫の趣味としてこのまま見届けるのが良いのでしょうか。私としてはリビングで家族が集まっている時間も欲しいと思います。アドバイスをお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「こういう人、多いんじゃないかな。みんな、なぜ考えずに生きるのか。何も考えず、逃避だけ。パチンコ依存やアルコール依存、買い物依存も同じ。生きていて楽しくないのでしょうね。この旦那さんは今、ゲームしか楽しくないのでしょう。だったらいっそのこと、みんなで、山奥で暮らした方がよっぽどいいのではないかと思ったりするんです。文明の利器が進み、都会はこれだけ発達しているけれど、幸せなのでしょうか。便利にはなったかもしれないけれど、幸せにはなっていないと思うんです。もう一度、倉本聰先生の『北の国から』を観て欲しい。そういうのを観ると“幸せとは何か”ということが見えてくる。あなたの場合ももう少し“シーズン”を見ましょう。子ども達がある程度、巣立って行った時にどうなるか。そんなことも計算の上で、ちゃんと生きていかなければいけない。あとは、お母さんと子どもさんとのコミュニケーションが強いと、旦那さんは入る隙がない。もしかしたら、そういうことをずっとしてきてしまったのかもしれない。そんなことも、もう一度見つめていった方が良いと思います」


「私の悩みを聞いてください。旦那が嫌で、この環境から抜け出したい気持ちでいっぱいです。自分で選んで進んだ道なので、22年我慢してやってきました。三年前に亡くなった義父がやり出した自営業を継いで、家族だけの経営でやっているのですが、とにかくだらしないのです。人にいい人に思ってもらいたいらしく、外面だけいいようなタイプですが、実際はお風呂にも入らず、歯磨きも2日に一度。仕事は1人王様でやっているので好きな時間から好きな時まで。ご飯だよと呼んでも返事はするものの来ない。テーブルにご飯が置いたまま朝になっていることも。私は経理を任されていますが、一年分をためて確定申告のギリギリにどっさり持って来て、後は知らん顔。確定申告は期限があるので私は徹夜です。江原さんには“依存している!”と一喝されるとは思いますが、子どもを持った以上、母親としての責任があると思い、お金の為に続けてきました。私はやめたいのです。旦那の手伝いも結婚も。死ぬまで決算ギリギリに書類の山を持って来られて徹夜するようなのは、もう嫌なのです」というメールをいただきました。

江原さん
「私は“依存している”とは言いません。ここまでやったのだから、卒業していいのではないでしょうか。この旦那さんのような人はここまでずっときて、甘えているのだから、なかなか直らない。自分に返ってくる。歯磨きも2日に一度ということは、自分の歯が悪くなるでしょうしね。あなたは、まずは自分自身の退職金を考えておいてください。20年過ぎれば、財産は半分ありますからね。食べていく為にはお金が必要ですから、そこは理性的に、その算段はすべて整えておいてください。これだけ怒りがあるのだから、そういうふうに虎視眈々としている時は、どういうふうに旦那さんが過ごしていても楽しいと思います(笑)。そうしていくうちに“可哀想だな”と思えば、まだ愛が残っているんです。だからそうやって、虎視眈々と着々と準備していくという中で、自分を見つめることもできる。“妄想離婚”。それでも気持ちが変わらなければ“離婚したいです”と言って、そこで旦那さんがどう変わるか。その時にも変わらなければ、そのままあなたの自由になさるべきだと私は思います」


「不思議な体験をしました。娘は小学一年生で、英語の習い事をしています。歌が大好きな娘に英語の先生が“英語の歌を発表会で歌おう”と言ってくれましたが、発音が上手く言えず、歌詞も2文ほどしか覚えられない。発表会の日程も迫っていたので、歌は断念して英語の文の暗唱に変更となりました。娘の歌を楽しみにしていたので、私も主人もちょっと残念。でも娘が先生と決めたことだから受け入れようと思いました。それから2週間が経過。自分で変更を了承したものの、暗唱文が覚えられず、英語の授業がある前の晩に“やっぱり歌がよかったな”と娘がポツリと言いました。その翌日、朝、娘が目を覚ますと突然“わたし歌えるよ”と言い出しました。歌詞も発音も詰まる事なく、嘘みたいに1曲全部歌って見せてくれました。“どこで覚えたの?”と聞くと“夢の中で”という答え。詳しく聞いてみると、ステージがあって、そこに立つように促され、歌ってみたら歌えたというのです。そのまま英語の授業で先生に歌を聞いてもらい、発表会ではめでたく歌が歌える事になりました。以前にも読書感想文で、娘が普段とは違う変わった書き方をしていて、それが入賞してトロフィーをいただいたことがあります。単なる偶然なのでしょうか?江原さんはどう思われますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「すごい!これは、あちらの世界で教わったのですね。『オペラ座の怪人』ですね。私も似ていて違うかもしれませんが、なかなか覚えられない時は“寝かせよう”と、一回そのことから離れてみる。そうすると覚えたりするんです。覚えようという気持ちが、逆にプレッシャーや邪念になって、落とし込めてないということがあると思うんです。また、別の話でローズマリー・ブラウンという人が昔いて、ショパンやベートーベンが下りてきて作曲したりした人もいる。それがショパンやベートーベンなのかは別にして、ピアノが全然弾けなかった人が、急にピアノが弾けるようになったんだそうですよ」


●5月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
5月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「すべてには理由があります。その理由を知ると心は癒されます」
「人生の不幸の法則。それは“自己憐憫、責任転嫁、依存心”です」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
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◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
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