2018/3/4
3月になりましたね。来月から新社会人という方も多いのではないでしょうか。
「働くことは、私たちが生きていく上で必要なこと。誰もが分かっていながら、職場で悩み、愚痴や不平不満は絶えることはありませんね。働くは難儀。けれど、基本的に“働く”ということは“食べる為”。あとは、自分で自分をどのように御守(おもり)ができるか。楽しみは自分で作るもの。“今日の仕事は、本当に憂鬱だ”と思っても“これを楽しもうかな”などという自分の持ち上げ方が大切。特に女の人は持ち上げ方がたくさんあると思う。例えば着る物。“今日、これおろして着ちゃおうかな”などというだけでも気分が違う。今は、御守をしてもらいたいばかりで、自分で自分を御守しようという人が少なくなってきている。楽しむのは自己責任のような気がするのです」という江原さん。
今日は「働く上でのお悩み」をご紹介しました。
今夜お届けしたナンバー
◇Dirty Work / オースティン・マホーン
◇幸せのみつけかた / 江原啓之
「転職をして今の会社に入って一年。同じ課の同じ年齢の女性の方の態度に苦しんでいます。確かに私は彼女から見たら仕事ができず、イライラするのも分かります。ただ、皆の前で吊し上げのような指導や指摘、周りとあからさまに違う態度。ガンガン物にもあたるし、文句を言い出したら止まらない。きっと、彼女も私を辞めさせる方向でやっているのも分かります。最後の転職と思っていたけれど、やはり辞めた方がいいのか。どうしたら彼女との関係を軌道修正できるのか悩んでいます」というメールをいただきました。
江原さん
「ひとつだけ気になるのは、軌道修正できるかどうかも大事だけれど、それは何の為なんだろうということ。仕事を円滑にする為の軌道修正なのか、自分の居心地を良くさせたいが為の軌道修正なのか。仕事は、働いて糧を得る為。生業。そうすると軌道修正はあまり必要ない。自分の仕事をちゃんとやればいいだけ。チームワークで仕事をする場合には、軌道修正は必要だと思う。けれど、私があなたであれば“これは、自分の点数上がっちゃうな!”と思う。みんなの前で吊し上げにしたり、物にガンガンあたって文句を言い出したら止まらない人なら“可哀想に…”と、あなたがみんなから逆に良くされる。それを見て、相手はまた腹が立ってやられるかもしれない。また、あなたがもう一段上にあがって“申し訳ありません!”と、演技をすればいい。職場は舞台。ありのままでいようというのがいけない。職場では演じなければ。職場で制服を着ているのであれば、心にも制服を着てください。演じて、今、どういう役柄にもっていけばいいのか。素で傷ついてはいけない。もう少し強かになっていただきたいなと思います。あなたはアクトレスなのです!」
「昨年4月から社会人となり、先輩や上司に面倒をかけつつも、なんとか仕事をしている社会人一年目です。社会人になって、お金や生活に余裕ができて満たされたからか“今のままでいいや。幸せだ”と思ってしまい“何かを乗り越える為に頑張ろう!”というヤル気が出なくなってしまいました。大学の頃は家庭が裕福でなかったので、親のサポートを得ずに大学に通っており“学生生活が楽しい!”と思えたことがほとんどありませんでした。辛く苦しい日々で、バイトばかりしていたので相談できるような友達もおらず“周りの子は遊んでいるのに何で私は…”という気持ちばかりで過ごしていたのですが、今の生活を抜ける為に“もっと良い生活がしたい”と、勉強や努力をしていた気がします。でも社会人になり、金銭的に余裕ができると、今までのようなお金や生活の心配がなくなったのは良いのですが、勉強や努力へのヤル気もなくなりました。“仕事で必要な知識や技術を勉強していかないと”と、感じる一方“幸せだから良いや”という甘えや、数年間の疲れがどっと出て、ヤル気が出ません。どうしたらヤル気は出てくるのでしょう。このままだとダメな人間になりそうで不安です。ヤル気がある人は輝いて見えると言いますが、私はくすんだ人間になってしまっているのでしょうか」というメールをいただきました。
江原さん
「あなたには本当に悪いけれど“貧乏性”かな。“気苦労性”だと思うんです。今までこれだけ努力をしてきている。最近に始まったことではないけれど、雑誌などの影響もあるのかな。“ブラッシュアップしよう!”“一歩上の自分へ”などという、そうでなければいけないという風潮。最近ちょっと薄くなったけれど資格!資格!資格!と、資格をひとつでも多く持っていた方がいいという風潮があった。“常にプラスプラスとしないとダメなんじゃないか”という感じがあるのではないか。あなたは今まで苦労をしてきた。バイトをして学費を稼いで勉強をして、少しでも良い生活ができるようにとしてきて、偉いんです。何事もインターバルトレーニングと一緒で、それだけ頑張ったのだから、今、自由を楽しんでいいんです。この楽しみを、中途半端に罪悪感を持ちながら楽しむと、全然楽しめない。休暇に旅行をしてもいいんです。万が一、先々結婚したら全然旅行に行けなくなる。そして子どもを持った場合、尚、行けない。“今”を楽しまなくちゃ。そうやって楽しんでいくと、また次に“これやりたい”というものが出てくる。必ず“陰・陽・陰・陽”がある。その為に一生懸命に働くのです。あなたが気苦労性で、下手だなぁとちょっと思ってしまう。うまくやればいいのに。あなたは十分立派。人間は“喜怒哀楽”すべてが感動なのです。喜ぶこと・楽しむことをしないと、人を喜ばせたり、楽しませたりができなくなる。両方頑張りましょうね」
「私は仕事で自発的に何かをする時“これをしなければ、相手からうるさく言われるから”などと思って、半分仕方なくやっているか“私、やっていますよ!”と、心の中で猛アピールしてしまいます。私の周りには、人より何倍も頑張って働き、気付かれないようなことでも優しくしたり、働いたりする人がいます。その人たちから“相手の笑顔で報われる”と聞いて、私もそう思いたかった…けど、思えませんでした。どういう気持ちを持てば、誰も見もせず、知りもしないのに、心から人の為に動けるのか知りたいです」というメールをいただきました。
江原さん
「なかなか深刻ですね。でも、面白いな。自分で答えが分かっているのかな。あなたのラジオネームは“チョコLOVEさん”。愛(LOVE)がないのでしょうね。人に対して優しくするにはどうしたらいいのか。淋しいことを経験しないとダメなんです。ある意味であなたは本当に淋しい思いをしたことがないのかもしれない。究極に淋しい思いをして、人間不信になってみるかしかない。けれど、あなたはそういう自分を少し責めている。これからも時間を費やして積み重ねて“淋しいな”と思ったり“楽しいな”と思ったり。人生の経験と感動というけれど“喜怒哀楽”がないとダメ。嘘でもいいから真似でやってみればいい。そうすると“これって、してあげているようで、自分がもらっていることが多いな”と気付いたりすると、快感になると思う。そう考えながら生きているあなたが素敵です」
「『おと語り』を聴き始めてから変わったことがあります。それは上司との関係です。上司とは十数年の付き合い。上司の奥さんとも仲良くさせてもらっていて、家族とバーベキューや旅行をしたり、家に遊びに行ったり、表面的にはかなり仲良くやっています。表面的に仲良くやっているのに、上司がとにかく嫌いでした。過去形なのは『おと語り』を聴き始めたからです。嫌いで嫌いで上司との付き合いが苦痛で、性格的にも合うとは思っていません。いなくなって欲しいと本気で願ったり、報告の電話を切った後に、顔を歪めながら悪態をついたりもしていました。『おと語り』を聴き始め“愛の反対は無関心。嫌いなのは、関心があるということ”と知り、上司への気持ちを少し考え直しました。嫌いと思い続けることの苦痛から解放されたことで、雰囲気が和らいだからか、いつも緊張していた上司との関係が穏やかになり、尊敬したり、感謝できたりする日がくるかもしれないと、光が見えました。上司のことを“嫌い嫌い”とやり続けて十数年経っていたことにもちょっと驚きましたが、これからまだもう少し、必要とされる間は、今の職場で頑張りたいと思います」というメールをいただきました。
江原さん
「素晴らしい!逆に十数年悩んだから解決が早いんです。だから『おと語り』を聴き始めて“なるほど!”となったのでしょう(笑)。得心が早い!お役に立てて良かったです」
●江原啓之 今夜の格言
「人の表現は、その人生を顕します」
「相手の言葉の裏を見ましょう。相手の心が見えます」
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ あなたの“違うだろぉ〜!!”と思ったエピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 3月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
メッセージの応募はこちらから
「働くことは、私たちが生きていく上で必要なこと。誰もが分かっていながら、職場で悩み、愚痴や不平不満は絶えることはありませんね。働くは難儀。けれど、基本的に“働く”ということは“食べる為”。あとは、自分で自分をどのように御守(おもり)ができるか。楽しみは自分で作るもの。“今日の仕事は、本当に憂鬱だ”と思っても“これを楽しもうかな”などという自分の持ち上げ方が大切。特に女の人は持ち上げ方がたくさんあると思う。例えば着る物。“今日、これおろして着ちゃおうかな”などというだけでも気分が違う。今は、御守をしてもらいたいばかりで、自分で自分を御守しようという人が少なくなってきている。楽しむのは自己責任のような気がするのです」という江原さん。
今日は「働く上でのお悩み」をご紹介しました。
今夜お届けしたナンバー
◇Dirty Work / オースティン・マホーン
◇幸せのみつけかた / 江原啓之
「転職をして今の会社に入って一年。同じ課の同じ年齢の女性の方の態度に苦しんでいます。確かに私は彼女から見たら仕事ができず、イライラするのも分かります。ただ、皆の前で吊し上げのような指導や指摘、周りとあからさまに違う態度。ガンガン物にもあたるし、文句を言い出したら止まらない。きっと、彼女も私を辞めさせる方向でやっているのも分かります。最後の転職と思っていたけれど、やはり辞めた方がいいのか。どうしたら彼女との関係を軌道修正できるのか悩んでいます」というメールをいただきました。
江原さん
「ひとつだけ気になるのは、軌道修正できるかどうかも大事だけれど、それは何の為なんだろうということ。仕事を円滑にする為の軌道修正なのか、自分の居心地を良くさせたいが為の軌道修正なのか。仕事は、働いて糧を得る為。生業。そうすると軌道修正はあまり必要ない。自分の仕事をちゃんとやればいいだけ。チームワークで仕事をする場合には、軌道修正は必要だと思う。けれど、私があなたであれば“これは、自分の点数上がっちゃうな!”と思う。みんなの前で吊し上げにしたり、物にガンガンあたって文句を言い出したら止まらない人なら“可哀想に…”と、あなたがみんなから逆に良くされる。それを見て、相手はまた腹が立ってやられるかもしれない。また、あなたがもう一段上にあがって“申し訳ありません!”と、演技をすればいい。職場は舞台。ありのままでいようというのがいけない。職場では演じなければ。職場で制服を着ているのであれば、心にも制服を着てください。演じて、今、どういう役柄にもっていけばいいのか。素で傷ついてはいけない。もう少し強かになっていただきたいなと思います。あなたはアクトレスなのです!」
「昨年4月から社会人となり、先輩や上司に面倒をかけつつも、なんとか仕事をしている社会人一年目です。社会人になって、お金や生活に余裕ができて満たされたからか“今のままでいいや。幸せだ”と思ってしまい“何かを乗り越える為に頑張ろう!”というヤル気が出なくなってしまいました。大学の頃は家庭が裕福でなかったので、親のサポートを得ずに大学に通っており“学生生活が楽しい!”と思えたことがほとんどありませんでした。辛く苦しい日々で、バイトばかりしていたので相談できるような友達もおらず“周りの子は遊んでいるのに何で私は…”という気持ちばかりで過ごしていたのですが、今の生活を抜ける為に“もっと良い生活がしたい”と、勉強や努力をしていた気がします。でも社会人になり、金銭的に余裕ができると、今までのようなお金や生活の心配がなくなったのは良いのですが、勉強や努力へのヤル気もなくなりました。“仕事で必要な知識や技術を勉強していかないと”と、感じる一方“幸せだから良いや”という甘えや、数年間の疲れがどっと出て、ヤル気が出ません。どうしたらヤル気は出てくるのでしょう。このままだとダメな人間になりそうで不安です。ヤル気がある人は輝いて見えると言いますが、私はくすんだ人間になってしまっているのでしょうか」というメールをいただきました。
江原さん
「あなたには本当に悪いけれど“貧乏性”かな。“気苦労性”だと思うんです。今までこれだけ努力をしてきている。最近に始まったことではないけれど、雑誌などの影響もあるのかな。“ブラッシュアップしよう!”“一歩上の自分へ”などという、そうでなければいけないという風潮。最近ちょっと薄くなったけれど資格!資格!資格!と、資格をひとつでも多く持っていた方がいいという風潮があった。“常にプラスプラスとしないとダメなんじゃないか”という感じがあるのではないか。あなたは今まで苦労をしてきた。バイトをして学費を稼いで勉強をして、少しでも良い生活ができるようにとしてきて、偉いんです。何事もインターバルトレーニングと一緒で、それだけ頑張ったのだから、今、自由を楽しんでいいんです。この楽しみを、中途半端に罪悪感を持ちながら楽しむと、全然楽しめない。休暇に旅行をしてもいいんです。万が一、先々結婚したら全然旅行に行けなくなる。そして子どもを持った場合、尚、行けない。“今”を楽しまなくちゃ。そうやって楽しんでいくと、また次に“これやりたい”というものが出てくる。必ず“陰・陽・陰・陽”がある。その為に一生懸命に働くのです。あなたが気苦労性で、下手だなぁとちょっと思ってしまう。うまくやればいいのに。あなたは十分立派。人間は“喜怒哀楽”すべてが感動なのです。喜ぶこと・楽しむことをしないと、人を喜ばせたり、楽しませたりができなくなる。両方頑張りましょうね」
「私は仕事で自発的に何かをする時“これをしなければ、相手からうるさく言われるから”などと思って、半分仕方なくやっているか“私、やっていますよ!”と、心の中で猛アピールしてしまいます。私の周りには、人より何倍も頑張って働き、気付かれないようなことでも優しくしたり、働いたりする人がいます。その人たちから“相手の笑顔で報われる”と聞いて、私もそう思いたかった…けど、思えませんでした。どういう気持ちを持てば、誰も見もせず、知りもしないのに、心から人の為に動けるのか知りたいです」というメールをいただきました。
江原さん
「なかなか深刻ですね。でも、面白いな。自分で答えが分かっているのかな。あなたのラジオネームは“チョコLOVEさん”。愛(LOVE)がないのでしょうね。人に対して優しくするにはどうしたらいいのか。淋しいことを経験しないとダメなんです。ある意味であなたは本当に淋しい思いをしたことがないのかもしれない。究極に淋しい思いをして、人間不信になってみるかしかない。けれど、あなたはそういう自分を少し責めている。これからも時間を費やして積み重ねて“淋しいな”と思ったり“楽しいな”と思ったり。人生の経験と感動というけれど“喜怒哀楽”がないとダメ。嘘でもいいから真似でやってみればいい。そうすると“これって、してあげているようで、自分がもらっていることが多いな”と気付いたりすると、快感になると思う。そう考えながら生きているあなたが素敵です」
「『おと語り』を聴き始めてから変わったことがあります。それは上司との関係です。上司とは十数年の付き合い。上司の奥さんとも仲良くさせてもらっていて、家族とバーベキューや旅行をしたり、家に遊びに行ったり、表面的にはかなり仲良くやっています。表面的に仲良くやっているのに、上司がとにかく嫌いでした。過去形なのは『おと語り』を聴き始めたからです。嫌いで嫌いで上司との付き合いが苦痛で、性格的にも合うとは思っていません。いなくなって欲しいと本気で願ったり、報告の電話を切った後に、顔を歪めながら悪態をついたりもしていました。『おと語り』を聴き始め“愛の反対は無関心。嫌いなのは、関心があるということ”と知り、上司への気持ちを少し考え直しました。嫌いと思い続けることの苦痛から解放されたことで、雰囲気が和らいだからか、いつも緊張していた上司との関係が穏やかになり、尊敬したり、感謝できたりする日がくるかもしれないと、光が見えました。上司のことを“嫌い嫌い”とやり続けて十数年経っていたことにもちょっと驚きましたが、これからまだもう少し、必要とされる間は、今の職場で頑張りたいと思います」というメールをいただきました。
江原さん
「素晴らしい!逆に十数年悩んだから解決が早いんです。だから『おと語り』を聴き始めて“なるほど!”となったのでしょう(笑)。得心が早い!お役に立てて良かったです」
●江原啓之 今夜の格言
「人の表現は、その人生を顕します」
「相手の言葉の裏を見ましょう。相手の心が見えます」
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ あなたの“違うだろぉ〜!!”と思ったエピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 3月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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