2018/2/11
現代は、女性が活躍する時代ですね。
「私の周りでも、女性の音響さんや照明さん、舞台監督さんがいる。今までは男性が就いていることが多かったが、女性の方が逞しい気がする。けれど、女性であれば悩むこともいっぱいありますよね」という江原さん。
今日は「今の女性の悩み」をテーマに番組をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇You're Only Lonely / J・D・サウザー
◇私だけの子守唄 / 江原啓之



「5人の子どもの母です。子どもが1歳くらいから、保育園に預けてパートをしていました。この度、主人の会社が倒産して失業保険をもらうことになり、私が正社員で働くことにしました。幸い5番目が4年生になったので、17時半終業でもお留守番できるので心配はないのですが、主人は“女は飯を作って、子育てをして、家庭の為に生きるものだ”という考えの人。俺についてこいタイプの昔の武士的な人です。そこが好きで頑張ってきたのですが、さすがに疲れます。仕事も責任ある部署。帰ったら家事はもちろん、子どもの学校のこと、習い事の送迎など、すべてやらなくてはいけないので、少しくらい手伝って欲しいです。でも言うと、機嫌が悪くなるので言えません。失業後、1年後からは働いているので、それだけでよしとしようと思いますが、悲しいです。気持ちを切り替えたいので方法を教えてください」というメールをいただきました。

江原さん
「女性には申し訳ないですが、女性も悪い。最初に習慣づけてしまっている。メールに“俺についてこいタイプの昔の武士的な人”。でも“そこが好きで頑張ってきた”とある。今までそうしてきたのに急に豹変してはいけない。良い時だからこそ決めなければいけないことなのに、結婚も年数が経ってから急に言い出すと、夫も機嫌が悪くなったり、プイと外を向いてしまったりする。取り返しはつかないけれど、リスナーさんでこれから結婚なさる人、最初が肝心ですよ。“ケンカは先にしろ”というビジネス用語もある。不都合なことは、先に言っておくことが大事。あなた自身が、今のように躾けてしまった部分もある。こういう夫婦で、妻が反撃したら家庭のトラブルがすごくなる。“それは、甲斐性がある男が言うことだ!”と言ったら“倒産はオレのせいじゃないんだ!”とバトルになり、子ども達も泣く。離婚するだなんだ…と、様子が見える。では、どうするのかというと、許してきてしまっている自分も悪いので、メソメソと頼むやり方が良いでしょう。“お願い。助けて”“もう、苦しい…”と言ってみる。旦那さんは男気があるタイプだから、そこをうまく使わないと。“体調が…良くない…”などと言うと、子ども達も“ママ、大丈夫?”となる。子ども達に“お父さんに、今こそママ助けてあげてって言って”と、うまく回していく。一枚上手。そうすると旦那さんも“しょうがない。オレがこれはやってあげるよ”などと言う。そしたら“パパ、ありがとう!”と、みんなで言うのもいい(笑)。頭の使い方ひとつなのです」


「人生に悲観的で不安です。私は現在、24歳で結婚はしていません。仕事は3年ほど。一人暮らしをしながら上京して働いていましたが、2年ほど前に地元に戻ってきました。私の最終目標が、母の近くに居たい為、地元に帰ることが目標でした。今、その目標を達成したからか、何に頑張って生きているか分かりません。仕事に対しても、なんの為にお金を稼ぐのか分かりません。貯金をしていますが、何の為に貯金をしているか分かりません。結婚も子どもを生むということも、決まったような人生をみんな、なぜ淡々とこなせているのだろうと、考えてしまします。人生、最後は死ぬのに、何の為に頑張らなければいけないんだろうと思います。ですが、自分が頑張っていない状況が一番嫌で、毎日、何かしら動いていますが、たまにふと“あれ、何で頑張っているんだろう。いつか死んじゃうのに”って思います」というメールをいただきました。

江原さん
「言っている意味が分かるような、分からないような気がする。良い子なのでしょうね。良い子なんだけれど“お母さんの近くに帰りたい”ということだけが目標で帰ってしまい、何をやっていいのか分からなくなってしまった。まだお子様なのでしょうね。あなたが好きなように生きればいいんです。“お母さんのそばで一緒にいたい”という目標があった。その目標があるのだから、それで生きていけないのかな。達成してしまったから、それだけでは嫌なのかな。“何に頑張って生きているのか分かりません”というけれど、もっと人生を楽しむのは自分の責任。それを忘れてはいけない。“責任主体”。“何の為に貯金をしているのか分かりません”とも言うが、あなたにも老後はある。人生のことを考えたら、結婚しようがしまいが貯金はした方がいいと思う。“どうせ死ぬのに”という考え方も、お子様。死ぬってお金がかかるんです。死ぬのはタダではない。病院に入ったり、その辺に骨を置いておくわけにもいかないんです。もう少し、人生勉強をしましょうね」


「友人のことで悩んでいます。友人とは、私が24歳の時に中途採用で入った会社で勤めて以来、25年の付き合いです。その友人から、この2、3年やたらと飲み会に誘われます。私はある事情から、就労支援を受けながら一人暮らしをしています。就職といっても非正規で、生活保護も減額ながら受けており、毎日がカツカツです。とてもないですが、飲み代にかけられる余裕はありません。無理だからと断っても、次にはまた誘ってきます。友人は、独り暮らしは暇だと思っているみたいで、実際に一回だけ飲み会をした時に“一人暮らし?暇やん”と、完全に暇人扱いされ、酷く傷ついたのを覚えています。こちらが仕事の日でも友人が休日で暇だと、平気で飲み会に呼ぼうとします。友人の暇つぶしの相手をさせられているようで、腹が立ちます。一人暮らしは一人暮らしで大変だし、やることは山ほどあるのに。私は今年で50歳を迎えます。まだまだやりたいことがあります。はっきり言って、友人の暇潰しに付き合っている余裕はありません。ただ、それを言ってしまうと絶縁してしまい、友人をなくすようで、怖くて勇気が出ません。私の今の経済状況をどう上手く伝えたらいいか。最適な言葉を見つけたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「そんな言葉はありません。“自己憐憫”自分の辛さの愚痴。“責任転嫁”友達のせい。“依存心”どうしていいか…ということ。この3つを持っている人はダメなんです。まずは、あなたの思いは“愚痴”と思うこと。簡単なこと。“行けない”“お金がない”と言えばいい。“行けないから、奢ってくれる?”と、明るく言えばいいんです。“本当にないんだもん。大変なの。実は”と言って、それでも“付き合ってよ”と言われたら“じゃあ、出してくれる?”と言って“いいよ”と言われたら“ご馳走様。ありがとう”と言えばいい。それを“暇だと思って…”などという自己憐憫はやめましょう。毅然とそう言って、友達をなくしたとしても、そもそもそんな友達ならいらない。あなたが決めること。そんな友達でも欲しければ付き合う。そんな友達、面倒くさいのであれば“ひとりの方がいい”と、どっちかに決めるということなのです」


●江原啓之 今夜の格言

「人生は取捨選択の繰り返し。他者と比べず、オリジナルな選択が大切です」
「権利を活かすために、義務を上手に果たしましょう」

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