2017/12/10
冬本番になってきましたね。
「ポジティブとネガティブは表裏一体。ネガティブになるということは、ポジティブがあるから。ポジティブを目指すからネガティブになる。“ダメだぁ!”というのは、良くなりたいということの裏返し。ということは、ネガティブはある意味で必要なんです。ジャンプのバネになる。ネガティブのままで終わってしまったらどうにもならないけれど、ポジティブの為のネガティブであればすごく大事なこと。ネガティブメールは勉強になりますね。これからもネガティブメール、どんどん受け付けます!」という江原さん。
今日は『ネガティブ特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Rolling in the Deep / アデル
◇さくら咲く / 江原啓之



「自分はミスをしてしまうと、すぐ落ち込んでしまいます。また、切り替えるのが遅い方です。先日、ある行事でミスをしてしまい、どう対応しようか悩んでいるところ、その様子を見ていた妻から“まずはああしよう。次にこうしよう”と、アドバイスがありました。また、一緒に活動している仲間からも、電話で別のアドバイスがあり、何とか問題は解決しそうです。何か問題が起こった時に、すぐ切り替えの出来る人、解決策をポンポン出す人を羨ましく思います。どうしたら、このようになれるのでしょうか。また、自分でも経験を積んでいけば、切り替えが早くなれるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「暗いですね。簡単なんです。ポンポンと出す人というのは、常に“理性”。“なんとか解決しなければ”と思うから、困った感情よりも“理性”で、解決策をすぐに考える。つまずく人というのは、3つの要素がある。“自己憐憫”“責任転嫁”“依存心”。このメールの中は“依存心”だらけ。自分で何とかしようとする想いがない。一言で言うと“甘ったれている”。奥さんやお仲間が、解決策をポンポンと教えてくれるという幸せに気付いていませんね。どうすれば切り替えができるようになれるのかというと、みんなから見捨てられたらいいんです。そうすれば、自分でやらなければならなくなる。今は、余裕があるからなのです」


「先月、お付き合いしていた彼と別れました。別れた直後も、大学の友達や家族に、とっても親切に支えてもらいました。この経験のおかげで、自分の周りにある幸せに気付くことができ、今、すごく充実しています。ですが、最近、自分のことを大切にあまり思えません。自分が何を考えているのか、自分でもよく分からなくなってしまったような感じです。友達や家族のことはとても大切に、かけがえのないものに思います。もっともっと幸せになってもらいたいなぁって思います。でも、自分に関しては、幸せにならなくてもいいや…とか、ダメになってもいいや…という気持ちが、ふと生まれてしまうことがあります。自分のことを大切に思えないと、他人のことを大切に出来ないのでしょうか。真面目でいることに疲れてしまい、少し自分が見えなくなってしまいました。喝やお言葉を頂戴したいです」というメールをいただきました。

江原さん
「“自己憐憫”“責任転嫁”“依存心”の三冠王。自分のことをあまり大切に思えない人が、わざわざメールを書いて“喝やお言葉を頂戴したいです”と送ってくるだろうか。自分のことを十分、大切にしている。大人が同じようであれば情けないけれど、まだ19才。仕方がない。“人に対して感謝している”というけれど“感謝”のお返しの仕方を間違えている。感謝のお返しというのは、自分が充実すること。“幸せだな”と思う割には“大切に思えない”と、矛盾している。“愛のない人は、幸せになれません”。この言葉を、あなたにお届けしたい。要するに、自分自身を大事にしてくれるということは“愛”を返すこと。これを機に、自分がどれだけ愛されているのかを考える。愛されているのであれば、それを世の中や人にお返ししていかなければという気持ちが大切。疲れているのであれば、疲れたっていいんだから、休めばいい。それでまた力をつけるということが大事なのです。頑張ってくださいね」


「『心の立て直し方』についてお伺いしたいです。実は私、昨年度、仕事上で大きな失敗をし、ローカルの新聞で掲載されてしまうようなことをしてしまいました。幸い、懲役や失職まではいかなかったのですが、家族や友人、それに何より、職場の同僚や先輩方に非常に大きな迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちから、一時は自殺未遂をするところまで自分を追い込んでしまいました。幸い未遂に終わったのですが、子どもの泣き声や、家族の嗚咽する声は、今でも忘れることはありません。現在は職場に復帰し、何とか仕事を再開していますが、多大な迷惑をかけてしまったことに対する自責の念を抱きながら、与えられた業務をこなしている状態です。毎朝、通勤する車の中で“周りからの厳しい助言や視線を、自分の魂を磨くための磨き粉として考えよう。人を恨まず、決しておごらず、決して腐らず、今日一日を生きていこう”と、自分に言い聞かせながら一日をスタートしていますが、自分を責める気持ちが強く出て、無力感に苛まれてしまうことがあります。このような状態から、心を立て直す為のヒントのようなものはあるのでしょうか。江原さんが目にされてきた事例で、私のような大失敗から立ち直りを見せたケースというのはあるのでしょうか。今後の“心の選択&アイロンがけ”の為にも、ご教授いただければ幸いです」というメールをいただきました。

江原さん
「色々人生ありますが、まずひとつは、大きな視点を持つこと。ある人の方が少ないとは思うけれど、あなたも今までの人生の中で、あまり窮地に立った経験がないのでしょうね。大きな視点に立ったら、一番大切なものは何なのか。“真・副・控”。仕事の失敗は、失敗は失敗なのだから、償うしかない。そこに感情はいらない。理性。失敗したなら“ごめんなさい”。失敗のない人はいない。人は、仕事をする為に生まれてきたのではなく、生きる為に仕事をしているわけです。一番大切なものは、家族や、自分を愛してくれる人たち。“子どもの泣き声や、家族の嗚咽する声は、今でも忘れることはありません”というのを、ネガティブに思うのではなく、あなたの宝物としてとっておくべき。愛のない人は、立ち直ることもできない。誰かの為に生きていくということはすごく大切。自分の為なんて、人間、折れるんです。人に迷惑をかけてはいけないということだけではなく“この人の為に”と思うから、ラジオをお聴きのお母さん方も、朝、寒い中、起きてご飯を作るんです。お父さん方も朝が寒くて嫌でも、働きに出るんです。それも“愛”の為。人からの視線というのも、意外に自分が思っている程ではない。その人はその人で、すべての事情が分かっているわけでもない。“真・副・控”の“真”は、家族を守ることだから、気にしないこと。信用をまた得るのは大変だけれど、積み重ねが大切。一番いけないのは、そういう自分に嫌気が差すこと。それは間違ったプライド。この経験があるから、他者に対しても優しくなれるんだと思うのです。これを機に、何倍も人間が大きくならないといけないかなと思います。気にせず、新たな旅立ちをお祈りしております」


「職場でどうも苦手な50代女性がいます。知識がものをいう仕事をしているのですが、私が知らなかった部分がある時、ここぞとばかりにバカにしてきます。誰しもミスをするものですが、私がミスをすると、皆が見る履歴に私がミスしたことを書き、すごく傷つけられます。こういう人との付き合い方が分からないです。しかし、こういうことの後、50代女性は、社長かお客か誰かしらに怒られている気がします。これはバチが当たるということなのか。“ざまぁ”と思ってしまいます。バチが当たるとか思ってしまう心はダメでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「ダメです(笑)。そういう風だから、自分に返ってくる。鶏が先か、卵が先か。そういうあなたの雰囲気を見て、余計に仕返しをしてくるのかもしれない。同じ土俵に立ってはいけない。相手も、もしもメールをくれていたら、あなたのことを同じように書いてくると思うのです」


●江原啓之 今夜の格言

「ネガティブとポジティブは表裏一体です」
「人生の間違いを笑いに変えられたら、乗り越えられた証です」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
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