2017/7/16
子どもたちは、そろそろ夏休みの季節ですね。
「お母さん、大変そうですね。私は常々、子どもは社会の『映し出し』だと言っています。いじめの問題も特にそう。大人社会もいじめ社会。私達みんなが考えないといけない。逆に子どもから学んでいきましょう」という江原さん。
今日は『子ども』をテーマに番組をお届けしました。
今夜お届けしたナンバー
◇Just the Two of Us / ウィル・スミス
◇幸せのみつけかた / 江原啓之
「数日前の出来事です。朝の通学時間に電車に乗っていたところ、小学校低学年生の集団が乗ってきました。しばらくすると座っている私の前で、男の子が2人、ふざけてつつき合いを始めました。引率の先生の様子を見ると、気が付いているのかいないのか。注意をする様子はありませんでした。我慢できず“危ないからやめなさい”と、間に手を入れました。それでも先生は誰ひとり気に留めず、注意には来ません。周りにいた女の子が蔑んだ様に私を見ていており、私が間違った事をしたような、恥ずかしい様な怒りの様な妙な気持ちになりました。その子ども達と私の年齢差は、30年はあると思います。注意をせずに見守っていた方が良かったのか。江原さんでしたらこういう時どうされますか?」というメールをいただきました。
江原さん
「私も、あなた派。私も言います。年を取ると、どんどん言うのが平気になる。気に留めるくらいですから、あなたはまだお若いのでしょうね。私は相手がどういう対応を取ろうが気に留めない。言いたい事は言う。先日もこんな事がありました。表参道ヒルズの3階に飲食店街があり、食事をしようと行っていた時、小さいお子さん2人がいる子連れのご家族がいた。表参道ヒルズの建物の中は、階段ではなくスロープになっているのですが、そこを子どもがダダダダダダダッと走って往復。親は注意しないので、私は“危ないよ”と言いました。私は下町で育っているせいもあるかもしれませんが、言うのが当たり前。言わない方が薄情だと思うんです。下はコンクリート。“転んだら怪我するよ。危ないよ”と言った。子どもは走りたいんです。子どもを責めているわけではない。冷静にさせる。やっぱり怖いおじさんから言われちゃったらピタッと止まる。言わないよりは言った方がいい。子どもだから、楽しければ電車で騒ぐ。子どもには罪はない。子どもはそういうもの。だから注意してあげないといけない。先生も気が利かないのかもしれないが、今の先生たちは、疲れ果ててどこか魂が抜けてしまっている。注意したらしたで、親御さんから“うちの子だけ”と言われたりもするのかもしれない。ニュースでも文科省の人や教育委員会などでも、そういう指導の仕方はどうとかこうとか言うが、私たちの世代の受けてきた教育はなんだったのだろうかと思う。部活の指導も厳しかった。今の標準で合わせるといけない事。けれど私なんてケツバットを何回打たれた事か。けれど先生を恨んではいない。しかし、私たちが受けてきたこの世代の在り方はどうなのだろうか。お役人さんや色んな人たちが“これはいけません”“やり過ぎでした”などと言っているが、あなたもそういう教育を受けてきたのではないだろうか。私たちの時代には、軍隊経験のある先生がいたんです。おじいさんだが、とても厳しかった。“貴様、歯を食いしばれ〜!!”などと言われ、殴られた。けれど、おじいさんだから当りが弱く、わざとみんな顔を出してあげたりしていた(笑)。私も、それが良いと言っているわけではない。その時代を美化しているわけではない。その時に私たちが受けた事が“間違いだった”と言ってよと思うんです。なんとなく変わった。いつからそうなったのだろうか。右側通行が突然、左側通行になったくらいの感覚なんです。今までの教育は間違いでしたと言って欲しい。言ってもくれないで“あれはいけません。やり過ぎです”と言われても、あなたもそういう教育を受けてきた時代でしょ!ハッキリしてちょうだいよ!と私は思うんです」
「小学校一年になった次女の事で、心配している事があります。次女はクラスで友達が作れず、いつも一人でいるとこの事。自分から友達になろうと話しかけた子には“イヤ”と言われ、それで腹を立てて“なんでよ!”と言ってしまったようです。それからは“友達ができた”“友達が誰もいない”と、あやふやな事を言っています。きっと私が心配しているのが分かるのだと思います。先生はベテラン先生で、怒るととても怖く、怒られないようにしていると言っていました。そしてGW頃から頻尿になり、家では5分に1回はトイレに行くようになりました。学校に相談しようとしましたが、次女は“学校の先生には言わないで。休み時間だけトイレに行くから大丈夫”と言い、先生にはまだ言っていません。これもひとつの試練なのでしょうか。この経験を生かせる時がくるのでしょうか。乗り越えられるように“大好きだよ、大丈夫”と言っています。叱る事もありますが、出来るだけ優しくしてあげています」というメールをいただきました。
江原さん
「過干渉です。あなた自身が幼い。子どもが腹を立てて“なんでよ!”と言ってもいい。そういう事もある。そんな事、いちいち過干渉になっていたら始まらない。“なんでよ!”と言って相手を殴ったわけではない。主張したんだから良い事だし、なんでも思う様にはいかないもの。あやふやな事を言うのも、お母さんの為に生きてしまっている。すべては、お母さんの自己憐憫。頻尿になり5分に1回トイレに行く。これは可哀想。神経質になっているのでしょう。親の事もあるだろうし、学校の事もあるのかもしれないけれど、自分で強くならなければいけない。私の家の長男も幼稚園の頃、そうだった。その時“いっぱい色んな事、注意し過ぎたな”と思った。だからあまり言わないようにしたら、自然に治りました。何が一番嫌かというと“学校に相談しようとしましたが、次女は言わないでと言った”という事。なぜ、子どもに言うのだろうか。親が親になっていない。私だったら学校の先生に“ちょっと今、こういう状態だから…子どもには言わないでください”と言う。それを子どもに言ってからという事自体、良くない。こういう親だったら、子どもがビクビクして親に気を遣ってしまい“下手な事を言ったら、学校に言われちゃう。友達に言われちゃう”と思ってしまう。あなた自身がもうちょっとドーンと腹を据えたお母さんにならないといけないと思います」
「感動した話です。娘の同級生のお友達の女の子が凄いんです。今、11歳。2年前に私の娘は他界してしまいました。それからそのお友達はずっと髪を伸ばし、ウィッグを作るのにどれくらいで提供可能かを美容院で相談しながら伸ばし続けていたらしいのです。髪質が太く、長く伸ばす毎日は大変だったと思います。うちの娘がガンと闘い、髪が抜け、ウィッグを着けて学校に少しだけ行けていた事を、そのお友達は色々感じていたらしく、自分で調べて髪を伸ばし続けてくれたそうです。誰かの役に立つんじゃないかって…。すごく頭の下がる小学校6年生がいるんです。娘のお友達が、私や娘の自慢です。小学生なのに、誰かの為、人の為に考える子どもがいるハッピーメールでした」というメールをいただきました。
江原さん
「本当に素晴らしい。『波長の法則』『類は友を呼ぶ』。あなたやあなたの娘さんもきっと素晴らしい人だからです。それが伝わって、人を動かすんですね。そうやって私達ひとりひとりが、光の反射の様に、みんなで輝き合えたらいいなと思います」
●江原啓之 今夜の格言
「子ども社会に起きることは、大人社会にあることだけです」
「論ずるのは簡単です。大切なのは大人が正しい道を行動で示すことです」
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 7月・8月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
メッセージの応募はこちらから
「お母さん、大変そうですね。私は常々、子どもは社会の『映し出し』だと言っています。いじめの問題も特にそう。大人社会もいじめ社会。私達みんなが考えないといけない。逆に子どもから学んでいきましょう」という江原さん。
今日は『子ども』をテーマに番組をお届けしました。
今夜お届けしたナンバー
◇Just the Two of Us / ウィル・スミス
◇幸せのみつけかた / 江原啓之
「数日前の出来事です。朝の通学時間に電車に乗っていたところ、小学校低学年生の集団が乗ってきました。しばらくすると座っている私の前で、男の子が2人、ふざけてつつき合いを始めました。引率の先生の様子を見ると、気が付いているのかいないのか。注意をする様子はありませんでした。我慢できず“危ないからやめなさい”と、間に手を入れました。それでも先生は誰ひとり気に留めず、注意には来ません。周りにいた女の子が蔑んだ様に私を見ていており、私が間違った事をしたような、恥ずかしい様な怒りの様な妙な気持ちになりました。その子ども達と私の年齢差は、30年はあると思います。注意をせずに見守っていた方が良かったのか。江原さんでしたらこういう時どうされますか?」というメールをいただきました。
江原さん
「私も、あなた派。私も言います。年を取ると、どんどん言うのが平気になる。気に留めるくらいですから、あなたはまだお若いのでしょうね。私は相手がどういう対応を取ろうが気に留めない。言いたい事は言う。先日もこんな事がありました。表参道ヒルズの3階に飲食店街があり、食事をしようと行っていた時、小さいお子さん2人がいる子連れのご家族がいた。表参道ヒルズの建物の中は、階段ではなくスロープになっているのですが、そこを子どもがダダダダダダダッと走って往復。親は注意しないので、私は“危ないよ”と言いました。私は下町で育っているせいもあるかもしれませんが、言うのが当たり前。言わない方が薄情だと思うんです。下はコンクリート。“転んだら怪我するよ。危ないよ”と言った。子どもは走りたいんです。子どもを責めているわけではない。冷静にさせる。やっぱり怖いおじさんから言われちゃったらピタッと止まる。言わないよりは言った方がいい。子どもだから、楽しければ電車で騒ぐ。子どもには罪はない。子どもはそういうもの。だから注意してあげないといけない。先生も気が利かないのかもしれないが、今の先生たちは、疲れ果ててどこか魂が抜けてしまっている。注意したらしたで、親御さんから“うちの子だけ”と言われたりもするのかもしれない。ニュースでも文科省の人や教育委員会などでも、そういう指導の仕方はどうとかこうとか言うが、私たちの世代の受けてきた教育はなんだったのだろうかと思う。部活の指導も厳しかった。今の標準で合わせるといけない事。けれど私なんてケツバットを何回打たれた事か。けれど先生を恨んではいない。しかし、私たちが受けてきたこの世代の在り方はどうなのだろうか。お役人さんや色んな人たちが“これはいけません”“やり過ぎでした”などと言っているが、あなたもそういう教育を受けてきたのではないだろうか。私たちの時代には、軍隊経験のある先生がいたんです。おじいさんだが、とても厳しかった。“貴様、歯を食いしばれ〜!!”などと言われ、殴られた。けれど、おじいさんだから当りが弱く、わざとみんな顔を出してあげたりしていた(笑)。私も、それが良いと言っているわけではない。その時代を美化しているわけではない。その時に私たちが受けた事が“間違いだった”と言ってよと思うんです。なんとなく変わった。いつからそうなったのだろうか。右側通行が突然、左側通行になったくらいの感覚なんです。今までの教育は間違いでしたと言って欲しい。言ってもくれないで“あれはいけません。やり過ぎです”と言われても、あなたもそういう教育を受けてきた時代でしょ!ハッキリしてちょうだいよ!と私は思うんです」
「小学校一年になった次女の事で、心配している事があります。次女はクラスで友達が作れず、いつも一人でいるとこの事。自分から友達になろうと話しかけた子には“イヤ”と言われ、それで腹を立てて“なんでよ!”と言ってしまったようです。それからは“友達ができた”“友達が誰もいない”と、あやふやな事を言っています。きっと私が心配しているのが分かるのだと思います。先生はベテラン先生で、怒るととても怖く、怒られないようにしていると言っていました。そしてGW頃から頻尿になり、家では5分に1回はトイレに行くようになりました。学校に相談しようとしましたが、次女は“学校の先生には言わないで。休み時間だけトイレに行くから大丈夫”と言い、先生にはまだ言っていません。これもひとつの試練なのでしょうか。この経験を生かせる時がくるのでしょうか。乗り越えられるように“大好きだよ、大丈夫”と言っています。叱る事もありますが、出来るだけ優しくしてあげています」というメールをいただきました。
江原さん
「過干渉です。あなた自身が幼い。子どもが腹を立てて“なんでよ!”と言ってもいい。そういう事もある。そんな事、いちいち過干渉になっていたら始まらない。“なんでよ!”と言って相手を殴ったわけではない。主張したんだから良い事だし、なんでも思う様にはいかないもの。あやふやな事を言うのも、お母さんの為に生きてしまっている。すべては、お母さんの自己憐憫。頻尿になり5分に1回トイレに行く。これは可哀想。神経質になっているのでしょう。親の事もあるだろうし、学校の事もあるのかもしれないけれど、自分で強くならなければいけない。私の家の長男も幼稚園の頃、そうだった。その時“いっぱい色んな事、注意し過ぎたな”と思った。だからあまり言わないようにしたら、自然に治りました。何が一番嫌かというと“学校に相談しようとしましたが、次女は言わないでと言った”という事。なぜ、子どもに言うのだろうか。親が親になっていない。私だったら学校の先生に“ちょっと今、こういう状態だから…子どもには言わないでください”と言う。それを子どもに言ってからという事自体、良くない。こういう親だったら、子どもがビクビクして親に気を遣ってしまい“下手な事を言ったら、学校に言われちゃう。友達に言われちゃう”と思ってしまう。あなた自身がもうちょっとドーンと腹を据えたお母さんにならないといけないと思います」
「感動した話です。娘の同級生のお友達の女の子が凄いんです。今、11歳。2年前に私の娘は他界してしまいました。それからそのお友達はずっと髪を伸ばし、ウィッグを作るのにどれくらいで提供可能かを美容院で相談しながら伸ばし続けていたらしいのです。髪質が太く、長く伸ばす毎日は大変だったと思います。うちの娘がガンと闘い、髪が抜け、ウィッグを着けて学校に少しだけ行けていた事を、そのお友達は色々感じていたらしく、自分で調べて髪を伸ばし続けてくれたそうです。誰かの役に立つんじゃないかって…。すごく頭の下がる小学校6年生がいるんです。娘のお友達が、私や娘の自慢です。小学生なのに、誰かの為、人の為に考える子どもがいるハッピーメールでした」というメールをいただきました。
江原さん
「本当に素晴らしい。『波長の法則』『類は友を呼ぶ』。あなたやあなたの娘さんもきっと素晴らしい人だからです。それが伝わって、人を動かすんですね。そうやって私達ひとりひとりが、光の反射の様に、みんなで輝き合えたらいいなと思います」
●江原啓之 今夜の格言
「子ども社会に起きることは、大人社会にあることだけです」
「論ずるのは簡単です。大切なのは大人が正しい道を行動で示すことです」
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◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
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◇ リクエスト
◇ 7月・8月お誕生日の方
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