2017/6/18
最近の若い男の子たちの考え方や振舞いは、中高年以上の男性とはちょっと違うようです。
「最近、若い男の子からのメールが増えた。この番組のリスナーの若い人たちはしっかりしていて、どちらが大人だか分からないという方が多かった気もしますが、今回はそうでもないメールが集まりました(笑)」という江原さん。
今日は『今時の男子』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Blessings / チャンス・ザ・ラッパー
◇愛はそこに / 江原啓之



「僕は、小学校3年生と5年生の時から持っているぬいぐるみがいます。もう今年22歳なので、15年くらい一緒に寝ています。ある時、枕元にぬいぐるみや人形を置いてはいけないと聞きました。別に枕元にいなくても寝る事はできるのですが、家族のように大切にしてきたので、なかなか飾るというか、そういう扱いをしたくありません。留学する時も、悲しい時も、イライラした時も、そばにいてくれると、とても安心します。本当に気持ちとかもっていると思って大事にしています。男だから恥ずかしいとかあるとは思うのですが、家族だと思っています。何かアドバイスがあれば、お願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「アドバイスを求めるという事は、自分の中で“ちょっと、おかしいな”と思っているのかな。羽生結弦君もプーさんを持っていたりして、心の拠り所にするというのもあると思う。それ自体は悪くはないし、人がとやかく言う問題ではない。ただ自分自身で疑問に思うのであれば、ちょっと変えた方がいいかもしれない。ぬいぐるみを人と同じようにして交流を持っている。本当の人と関わると、時に傷ついたりする。けれど傷ついているのではなく、磨かれているんです。良い時もあれば悪い時もある。今の若い人は初めから諦めていて、冒険して転ぶという事があまりない。情報が多いから、ある意味で耳年増。ぬいぐるみと語りあう事が悪い事だとは思わない。けれど、生きている人とも同時に関わっていかないといけない。自分自身の中身を見つめる『内観』はできるが、ぬいぐるみは話してはくれない。自分の耳に痛い事は言ってくれない。社会に出て大海原を生きていかなければならない。そう考えると、自分とは違う考えの人たちの言葉も大事に生きて欲しいなと思います」


「私は特に『恋愛相談』の回が好きです。恋多き男であるが故、恋愛事での悩みが尽きません。長年付き合ってきた元カノとの事で相談です。18歳で出会い、付き合ったり別れたりを7年程続けてきました。青春時代を共にし、素敵な思い出は数えきれない程。しかし、辛かった事、大変だった事もまたそれに等しいです。価値観の違いからケンカが絶えず、夜の営みも減り、異性問題もありました。彼女の“やられたらやり返す”という性格、価値観の強要に疲れると他の女性を求めてしまう自分もいました。負の連鎖だったと思います。しかし、お互いに離れられませんでした。無理だと思う部分の数と同じ位、合う部分もあったからだと思います。また、いつしか家族の様な存在になっていました。ここ1〜2年は付き合ってはいなくても会ったりする関係が続いていましたが、この恋の終着点が分かりません。数週間前にまた異性トラブルからケンカをし、それを機に元カノは新しい男性と付き合いを始めました。今はLINEもブロック。電話は着信拒否。彼女は何かあるとすぐブロックしたり、着信拒否をする癖が昔からあります。私はもう繰り返したくないという思いと、またやり直したいという思いの狭間にいます」というメールをいただきました。

江原さん
「『類は友を呼ぶ』『波長の法則』。私たちから見たらあなたも彼女も同じ。離れて大海原を見ましょう。“家族のようだ”などと言葉は綺麗だが、やっぱり“今時”は冒険したくないんです。新たな世界を広げたくない。最近は留学の数も減っているらしい。冒険は生きている時にしかできない。ちっぽけな所で留まっていないで。大海原を見なければもったいない。ブロックされたら“さようなら”と切る事です」


「25歳の娘の同い年の彼についてお聞きします。因みに2人とも正社員です。友人の紹介で付き合い始めて半年。デートは一円単位の割り勘。4円のお釣りも請求されるそうです。モテない娘は、お付き合いをやめたいにも関わらず、踏ん切りがつかない様子。何かアドバイスお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「まず、親だとしたら放っておく事。過干渉。代わりに質問してくるのもおかしい。それは置いておいて、これも“今時”だと思う。私たちの頃は、男は格好つけたいので割り勘はなかった。けれど、それが良い訳でもない。ただ、男はちょっと見栄を張らなければ頑張れない生き物。女の子もおだてないと。“やっぱりあなたがいなきゃ”“さすが!やっぱり!”と言われると“俺、そう?”となってくる(笑)。けれど今時の男の子は女子化している。割り勘にしても“その方が後腐れないし、いざという時にモメないし”と、すごく保険をかける。別れた後に“こうしてあげた”と言われるの嫌でしょ?と思っている。けれど塵も積もれば山となるので4円の割り勘も悪い事ではない。しかし、娘さんもモテないからと我慢しているのであれば、娘さんもいけない。『波長の法則』。今時は恋愛もしないという若者も多い。プレゼントするのが面倒くさくて嫌らしい。ハロウィンが盛り上がるのは、自分の為だけだから。ハロウィンが人に何かプレゼントするといった事があったならば一気になくなってしまうかもしれませんね」


「私は現在フリーターです。高校の時から将来の事を考える事に逃げていました。その為、大学受験はままならず、専門学校に進学したのですが、やはり能動的に勉強できなかったので中退しました。大学生で将来の目標や打ち込んでいる姿を見ると、劣等感に苛まれる時があり“スタート出遅れたな”と、正直思ってしまいます。人生でスタートラインなどないと思いますが…。このままダラダラ過ごすつもりはないのですが、変わらない現状に困り、時間が経つのが怖いです。やりたい事はあるのですが、どれから手を出せば時間が無駄ではないのかなどと考えています。興味のあるバイトに行き、もっと勉強したいと思ったら大学に行きたい。海外にも行きたい。スポーツもしたい。今までの経験を生かして何かを教える立場にもなってみたいなど色々です。将来は楽しく笑っていたら幸せです」というメールをいただきました。

江原さん
「『行動』です。あなたが考えている事は悪くない。一番問題なのは、行動に移さない事。情報過多がいけないのかな。保険をかけている。未来の事が分かったら頑張って生きられない。経験してみなければ感動はできない。情報過多だから“こういうふうにしても、そこそこいけてもこの程度か”と成果主義に陥り、何か形にならないといけないと思っている。私たちが持って行けるのは想い出だけ。だからたくさんの想い出を作ってくださいね」


「この場で懺悔させてください。最近失恋しましたので、投稿致しました。私は1ヶ月前、同じ職場の子とお付き合いをしました。ですがつい先日、フラれてしまいました。理由は、私の仕事が忙しく、夜勤もあり、なかなか大学生の彼女に返事が出来ずに仕事を優先して放置している状態が多かった事。悪い点を直さず、彼女が作ってきた弁当も、洗って職場の食器置きに何も言わず放置してしまった事です。上京している私にとって味方であり、一緒に頑張ろうと応援してくれる、とても安心できる存在でした。彼女の気持ちに向き合わず、苦しんでいるのに放置し、本当に申し訳なく思っています。相手の気持ちを理解できず、後悔しています。大事な相手を想う気持ちが私には欠けていると思いました」というメールをいただきました。

江原さん
「まだ若いから自分自身の事でいっぱいいっぱいになってしまう。けれど、そういう経験や懺悔を次の恋愛に生かしていっていただければと思います。すごく好感が持てる。こういう人は、これからももっと良い恋愛ができると思うし、その懺悔の気持ちがあればこそ、より良い恋愛ができると思います」


●江原啓之 今夜の格言

「シンプルに分析すれば、悩みは解決します」
「正しい答えを受け入れたら、あとは実践のみです」


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