2017/2/26
暖かくなったり寒くなったり。みなさま体調は崩されていませんか。
「多くの人にとって“仕事”は生きる為にたいへん重要なものですが、その職場の人間関係に悩んでいる方が多いのも事実。仕事だから、好きな人が集まっている訳ではないので難しい問題がありますね。けれど、仕事というものがなかったら、人間関係の学びがない。友達なら選べばいい。仕事はどんな人でもやっていけなければならないんです。仕事は最高のトレーニングジム。専業主婦の方は嫁姑などの家系。近い分だけ大変でしょうが、そこから学びがあるのです」という江原さん。
今日は『職場の悩み』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇9 to 5 / ドリー・パートン
◇誰かのために / 江原啓之



「仕事の悩みです。私は怒鳴ったり、威圧的な話し方をする男性がとても苦手です。相手が間違った事を言っていても、大きい声で畳みかけるように話をされると、萎縮してしまいます。私自身がビクビクするだけならじっと我慢をすればいいだけなのですが、仕事ではこちらがそういった相手に指導しなければならない立場の為、とても苦労しています。父親が母親に怒鳴るのを身近で見てきたからなのか、元々の性格上、気が小さいだけなのか、原因はよく分かりません。どちらにしても、もう少し冷静に自分の言い分も主張できるようになりたいと思っています。最近は、職場の先輩たちがどういう風に切り返しているかを聞いて、その言葉をメモし、言い回しの引き出しを増やしています。それでもやはり条件反射でビクビクしてしまいます。相手の話を聞かず、高圧的に怒鳴る相手に対して、落ち着いて対応するには、どんな心構えでいればいいでしょうか。“習うより慣れろ”で、場数を踏めばうまくできるようになるでしょうか。アドバイスお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「気の毒ですね。なんとかクリアしていきたいという理性的な考えを持っている方だと思うんです。けれど、これではダメなんだな。演技が大事。感情的な相手に対しての切り返し方を覚えたり、言い回しの引き出しを増やしてもダメ。興奮している人にはびっくり水が必要。びっくり水をしなければならないのに、言い回しなどで理性的に言ったら余計に火に油になってしまう。そういう場合は、自分がビクビクする事を利用する事。そこで“アァ!”としゃがんで“ギャッ!”と耳を押さえ“もう大きい声やめてください!”と言い、すごく自分が被害者のようにする。そうすると相手が“え?自分が悪者??”と、妙に理性的になろうとする。すごく相手が悪い人の様に一度してみるんです。“一呼吸置きなさい”というのと一緒。大袈裟振舞いが大事。今は、わざと理性的にしようとしている響かない人のように見えてしまっているのかもしれない。そうすると“なんだよ、偉そうに”と余計に相手も腹が立つもの。ご本人はフリーズしているだけなのに誤解されているのかもしれないですね」


「私の会社に早合点をする男性の上司がいます。私がその上司に仕事上の確認や許可を取りたくて話を始めると、少し聞いただけで理解した気になるのか、急に私の話を遮り、話をし始めます。しかし私の求めている答えとは全く違う事を話してくるので“あ、いえ、あの…”と言ってみるのですが、止める事なく長々と話し続けます。その上司が話し終わった後に、やっとこちらから話ができるような状態です。そういった事が何度も続き、疲れてしまった為、一度試しに話を遮られても負けずに話し続けてみたのですが、上司も止める事なく話をし続けてきたので、周りの社員たちに不審がられてしまいました。他の上司の元に確認や許可を取りに行った事もあるのですが“彼が君の直属の上司なのだから、僕に聞きに来ないで彼に確認を取りなさい”と言われ、きちんと対応して貰えませんでした。なので、これからも早合点をする上司と会話をする機会が続きます。話をなるべく短くし、分かりやすい表現を使ったりして自分なりに気をつてはいるのですが、なかなかうまくいきません。早合点する人への効果的な伝え方がありましたら教えて頂きたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「アドバイスは二つ。まずは、英語のように結論から先に言ってみる。“教えてください”“困っています”“言ってください”とか。“言ってください”と言うと“何を言えばいいの?”となる。もう一つはこちらが話している間は、犬に“待て”と言うように、手の平を前に出してみる。これは結構効果的。相手が話し出したら手を出すと、相手が止まるんです(笑)。(写真を参照してください)あとは、質問する側も丁寧に経緯を説明し過ぎるのも問題かな。だから、まず先に結論を言う。せっかちな人は“それで?”“だから?”とその後必ず聞いてくるものなのです」


「私は、今の会社にアルバイトとして働いて15年以上になります。夫が天職を繰り返し、経済的に苦しかったので、とにかく私だけでも安定した収入が欲しくて働き出しました。色々と問題だらけの会社ですが、周囲に合わせ、波風立てずにいました。幸い仕事内容は自分に合っていて、毎月お給料をいただけてありがたいと思っていました。ところが数年前に入社してきた人がとても正義感の強い人で、自分が正しいと思った事は会社にどんどん言って一人で戦っています。会社は何も変わりませんが。最近“○○さんはできる人なのに、どうして満足してしまっているのか”と言われ、私の働き方に不満があるようでした。彼女の言っている事は正しすぎて模範解答なのでしょうが、答えは人それぞれ一つではないと思うんです。彼女は良い人で好きなんですが、私は疲れてしまってずっとモヤモヤしています」というメールをいただきました。

江原さん
「一点気になるのは“彼女の言っていることは正しすぎて模範解答なのでしょうが”というのが本当なのかどうかという所。その後に“答えは人それぞれで”と言っているという事は、必ずしもという事でもないのでしょう。そういった時には“私は自分が仕事としてやれる事をすべてやっているだけです”と言う事。天職と適職は違う。“仕事はあくまでも経済活動の為。そこでお給料を貰っている事に対してだけは働くという事は、精一杯やっています。そこの会社を理想郷にしようと少しは努力するけれども、そうでなければダメだとは思っていない。自分のやれる範囲はやっている”と言う事がまず一つ。また“その前に、職場があるという事への感謝も大切だと思います”という事をキチンと言う。みんな減点法なのです。100からいくと“こんな欠点が、あんな欠点が”と愚痴になる。加算法は元々が0だと思っているから“こんな良い点がある。あんな良い点がある”と、幸せの数を数える方法。その事を教えてあげる。会社と自分の関係に依存してはダメなのです。理想を求める事は悪い事ではない。でもその場合は感情的ではなく理性的になる事。まずはそこにある中で、自分がどれだけ提供できるのかという事が大切なのです」


●2月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
2月生まれのみなさんは、静かな水辺のような人。
心の癒しと平和をもたらす人です。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●3月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
3月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「人をあてにしない加算法が大切です」
「人は目的を見失うと、踏んばれないものです」

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