2017/2/5
いよいよ受験シーズン、本番ですね。
「受験生のみなさん、受験生をお持ちのご家庭もどうぞ健康に気を付けて、頑張ってくださいね」という江原さん。
今日は若い人を応援する気持ちで『受験生や10代の方の悩み』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Just The Way You Are / ブルーノ・マーズ
◇みちひらき / 江原啓之



「私は受験生です。私は自分の夢を確かに確実に持っていて、それに向けて受験勉強をしています。しかし、塾では一日中勉強できるけれど、家に帰るとスマホをいじって終わってしまいます。自分では勉強しなきゃと思っていても、スマホには負けてしまいます。私の周りにはたくさんの支えてくれている人たちがいるのに、家では自分の意思に負けてしまい、怠けてしまいます。こんな自分が大嫌いだし、いくら勉強しても伸びない自分も嫌いです。もうすぐ受験が始まるのに、何一つ完成している科目がない自分が情けなく、情緒不安定な毎日を送っています。アドバイスお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「自己嫌悪ですね。一生懸命にやっているのでしょう。塾で一日中勉強している。息抜きもしたい時は、時間を決めればいい。“これは1時間だけ”と決めて、集中して何事もしていく事が大事。あれもこれもと考えながらダラダラと過ごすのはダメ。“自分が大嫌いだし、伸びてない、みんなにお世話になっているのに”と、情緒不安定になっているのが問題。“自分ってどうして勉強してもダメなんだろうと”思っても、歳取ると分かるのが、後になって出てくるという事。その場では覚えられないのに、後になると妙に覚えていたりする(笑)。心の動揺が一番ダメ。常に理性的にいて、精神を集中すれば、ちゃんと勉強できているんです。それが泉の様に現れてこないだけ。一歩一歩。頑張ってくださいね」


「僕は浪人生活をしています。高校を卒業してから2浪目の時に、大学に行く決心をして塾に通いました。結果は落ちてしまいました。僕は先生になりたいという夢があり、どうしてもなりたいです。それでアルバイトをしながら3浪を決意し、頑張ってきました。でも、うまくいっていません。最後まで頑張るつもりです。でも、それでもうまくいかなかったらどうしようという不安でいっぱいです」というメールをいただきました。

江原さん
「どんな人たちでも不安はあるでしょう。次から次へと課題は増える。学校に行く。教育実習がある。学校を出る。これから少子化だし、難しい事もあるでしょう。けれど、人生の無駄はない。先生になりたいという事は素晴らしい事だけれど、先生にも色んな先生がある。結果的にどういう先生になるか。私も昔、学校の美術の先生になりたかったんです。親からも“とにかく学校の先生になってくれ”と言われていた。けれど、一切果たせませんでした(笑)。でも今“先生”と、呼ばれたりもする。もちろん今は、頑張ってくださいね!応援しております」


「過去に犯した過ちについてです。とても恥ずかしい話なのですが、1年以上前に私の咄嗟の嘘で、人の人生と名誉を大きく傷つけてしまいました。今は、その嘘が私の周辺の人にバレてしまうのではないかという恐怖と、傷つけてしまった人への申し訳なさでいっぱいです。それからというもの学校にも通えなくなり、高校を中退したり、徐々に自分がダメになっています。自分が蒔いた種は何倍にもなって返ってくると江原さんはよく仰っていますが、自分がした事があまりにも大きすぎて、それが返ってくる事がとても怖いです。1年以上この恐怖が続いているのですが、私は何をしたらよいのか分かりません。自分がした事を反省したり、これからはこのような失敗をしないようにしようと考えるだけでは足りないのでしょうか。私が立ち直る事を傷つけてしまった相手は望んでいるのでしょうか。傷つけてしまった相手は私の事が憎くて、今の状態を望んでいるのではないかと思ってしまい、なかなか“ひとつの経験ができた”という思いに変えることが出来ません。私はこれから何をして、何を感じながら生きていくべきなのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「“何倍にもなって返ってくる”とは言っていません。“自分がした事は、等分には返ってきますよ”と言っています。ただ、等分にあなたは償ったと私は思います。それだけの思いをして、どれだけこの1年以上辛かっただろうか。自分自身が嫌になってみたり、悲しくなったり。たくさんの苦しみを十分に味わったと思う。私は2つの事を思います。まずは、あなたの心がどれだけ純粋か。咄嗟の嘘だったのかもしれない。罪を犯したのかもしれない。けれど、世の中の多くの人たちは、そんな自覚もなく罪をいっぱい犯している。迷惑をかけずに生きている人はいないはず。絶対に迷惑は色んな所でかけているんです。それに気付いていないだけ。あなたの出来事は明確な事だから、すごく自覚しているのかもしれない。けれど十分に償ったと思うし、乗り越えていく事。もう一つは、人間というのは色々な失敗や過ちがあるが、それがあるからこそ、優しい人になるのだと思う。きっとあなたはこの先も、色々な挫折をした人に対して優しいはず。自分が経験をしているから。どんな人の苦しみにも寄り添っていけるのではないかと思うのです。人に対して優しい人は、まず自分自身を許してあげないとね。そうすれば、人も許してあげられるようになる。“ひとつの経験ができたという思いに変える事が出来ない”と言うけれど、そこにしがみついていないで、そろそろ新たな人生に向かう事。それを罪だと思うのだったら、もう一度色々やり直してみたらどうかな。大検を取る道もあるし、もう一度高校に行く道もある。まだ17歳。人生はまだ始まったばかり。それを自分に課していく。喜ぶ事も楽しむ事も“償い”という事もある。この若さでその思いが出来て良かったね。歳を取ってからだと尚、辛い。若い時分にこういう事が出来たというのは、素晴らしい事だと思います。常に罪を感じるからこそ、頑張れるという事がある。私も実はすごくたくさんの“罪”を感じる事がある。講演会でもなんでも人前に出た時に、まったく失言がないかというと、そんな事はない。未熟さが表れる時もある。1回の公演でも1回の放送毎でも、結構反省するんです。そのくらい繊細でないと、この仕事はできないのかもしれない。そういう中で、自分はどれだけの罪を重ねてきているかなと思うのです。傷つく人もいっぱいいるかもしれない。それを重ねながらも、どうやって償うかというと、より次に良い放送、良い本、良い講演と、一人でも多くの人の役に立てていければと考えている。10人この世にいて、10人から好かれる事は、絶対にない。それを卑下してはいけなくて、一人でも好かれる人がいたならば、その人の為に頑張ろう。自分の事を好きじゃないと思う人がいたならば、悲しいけれど、必ずいつか分かってくれるといいなと思う。天は見て御座る。向こうの世界に帰れば和合できる。人には色んな事情がある。幸せな人は意地悪をしない。あなたには新たに道を開いてもらいたいと思います」


「僕は時々、とても変で懐かしい気持ちに襲われる事があります。小学生から中学生のころ見た夢で、ゲートを通ろうとするとコンクリートの門に潰され、すごく苦しくて嫌になる気持ちになる夢です。時々、その時の気持ちが甦ってきたりして、とても怖くなる時があります」というメールをいただきました。

江原さん
「コンクリートの門で潰された経験を前世でしたのかというと、そうではなく、過去世において、心が押し潰されるような思いをたくさんしたという経験があるのかもしれない。あなたは男性で高校生。そういう色々な魂の経験があるから、番組を聴いてくれたりするのかもしれない。若い人でも『おと語り』を困った時や迷った時に聴いて理解できるというのは、どれだけ魂が歳をとっているかという事。やはり様々な経験があるからなんだと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「試練は心の成長のエクササイズです」
「どんな苦しみにも、たくましい有意義な意味を見出せます。人生に無駄はないのです」

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