2016/12/18
今年もあと2週間を切りましたね。
「寒いですね。寒いと多くなるのが、ネガティブメール。人は寒くなるとネガティブになるのでしょうか。私は逆に寒い方が好きですから、ルンルンになります(笑)。風が吹いたら銀杏の葉が舞う。それを見るとサッパリした気分になるのです」という江原さん。
今日は『ネガティブ特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Take It Easy / イーグルス
◇誰かのために / 江原啓之



「私は、自分の人生をどう生きていけばいいか分かりません。やりたい事も、趣味もない。今までの人生で楽しかった事も殆どない。友達もいない。人間関係もうまくいかない。お金もない。なんてつまらない人生なんだろうと思います。そんな私がもうすぐ一児の母になります。できちゃった結婚で、好きかどうかも分からない人と結婚しましたが、毎日“どうせいつか浮気されて私は1人になる日が来る”そんな事ばかり考えてしまいます。生まれてくる子どもには、こんな人生を送って欲しくない。幸せにしたいと思っていますが、友達もいない。人の愛し方も分からない。自分の生き方すら見出せない私に、子どもを幸せに育てる事ができるのでしょうか。自分ひとりだけだったら、このまま死んでも努力してこなかった自業自得の人生だったと思えますが、こんな私のせいで、子どもを不幸にさせたくないです。こんな生き方をしたいという具体的な夢がない私は、どう生きたら、何をしたら、後悔のない人生だったと思えるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「暗いですね。“やりたい事も、趣味もない”という方、結構います。けれど、そういう趣味なのです。みんな表裏一体な事に気付いていない。何か見つけ出せばいい事だけれど、その見つけ出す事もしたくない趣味。“友達もいない”と言うが、作ればいいだけ。“人間関係がうまくいかない”とも言うけれど、みんなそう。努力をしているんです。“お金もない”とも言うが、働けばいい。何でもすべてが受け身。“何てつまらない人生なのだろう”と思えば、逆をすればいいだけ。“そんな私がもうすぐ一児の母”というところで笑ってしまう。子宝に恵まれている。お母さんになりたいような人からしたら“何をふざけた事を言っているんだ”と絶対に今、念が飛んでいます。“できちゃった婚で、好きかどうかも分からない”と言っても、付き合っている人がいる幸せ。一応ラブラブできた訳でしょう。だから、結婚もして子どももできたのでしょう。“どうせいつか浮気されて”というのは、ネガティブ保険。要は『怠け者』なのです。ネガティブ保険をかけていたら、楽。何に対しても、前向きになると裏切られるという思いがあるんじゃないかな。人生なんて、裏切られ続ける事に快楽を得る『人生SM』。“友達もいない。人の愛し方も分からない”と言っても、心のままに愛し方を分かるようになればいいだけ。けれど“神なんだな”と思うのは“自分ひとりだけだったら”という事。“こんな私のせいで、子どもを不幸にさせたくない”というところに『愛』がある。神様がいる。だからあなたは何も楽しくなくても、子どもをただ淡々と育てていくという事が大事なのです。子どもを育てる。それだけでも立派な事。子どもをちゃんと育てる。束縛しない。そして社会に出す。それが大事なのです」


「私は顔にコンプレックスがあります。先日、親族で集まった際、その部分について、義理の弟に茶化され、笑われました。言われた時はびっくりして何も言えず、後からとても辛く、涙してしまいました。最近は、若い頃よりその事に対して気にならなくなったと思っていたので、そのコンプレックスを指摘され、泣いてしまった事にもびっくりしました。まだこのコンプレックスが、自分の中で聞き流す事ができないくらい、受け入れきれていない事に、今回気付かされました。そこで、コンプレックスの受け入れ方について、お話を伺えたらと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「コンプレックスが問題なのかな。“義理の弟”という事は、結婚している妹の旦那なのでしょうか。“私はまだ結婚していない”とか“妹よりも…”と、いつも比較している自分。そこで、妹の亭主に茶化された事に、女としてプライドがズタボロになったのではないでしょうか。ちょっとのコンプレックスなんて、誰にでもある。そんなのは、アバタもエクボで、好きな相手がいればそれでいい事。何か違うところに原因があるんじゃないかな。自分の人生の幸せを、もっと目指した方がいいのではないかと思います」


「私は小さい頃、わがままで自己中心的な人間でした。そのせいで人間関係はうまくいかず、小さい頃から悩んできました。けれど大人になるにつれ、色んな経験をしたり、自分自身を反省する事で、少しずつ改善してきた結果、今では人との関わりが上手くなったと思います。周りに人にも気配りが凄い、気遣いが出来ると言われていたので、私も思いやりのある人になれたのだと思っていました。しかし、対人スキルテストのようなものでは、思いやりの部分が低い結果。そして最近、友人と人間関係が上手くいかず、辛い状況になってしまいました。今の私は、昔と変わらず“いい人”という仮面を被った思いやりのない人間なのかと思ってしまいます。また時々自分の過去を振り返り、人を傷つけてしまった事を考え、自分が嫌になり吐き気がします。反省しても、やはり何かしらの人間関係で悩んでしまうのは、私の過去の罪滅ぼしなのでしょうか。私はこれからもずっと思いやりのある人にはなれないのでしょうか。どうすれば過去の自分から抜け出せるのでしょうか。過去の自己中心的だった自分、未だに人間関係に悩む自分、これからも人間関係で悩みが変わらないのだろうかと様々な事を考えて苦しいです」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたの問題は、自分がまったく悪いと思っていない事。言っているだけ。“私は小さい頃、わがままで…”と、理由が分かっているのに、あとの事を受け入れられていない。人からすごく良く思われたい。ちょっとの事を努力したんだけれど、それが報われない。そう思うのは、わがまま。人に気遣いをしている時も、自分がそうしている事に悦に入ってしまっている部分があるから、長続きしないのではないでしょうか」


「私は今大学2年生。来年成人式という節目を迎えます。私の姉は社会人1年目です。大学を卒業後、結婚していない叔母の家に養子に行く話があります。叔母をとは買い物に行ったり旅行したりと仲も良く、行く事に文句もありませんし、環境が変わるという点で良い事でもあると思っています。それを私の母に伝えたところ“今まで育ててあげたのに、私の事捨てるんだ”とか“老後は二人で協力して面倒見てね。私が育ててあげだんだから当たり前だ”とか、衝撃的な事を言われました。確かに育てて貰った恩はあります。また“ほんとに馬鹿、(離婚した父)あの人にそっくり。あなたには保険かけなくていいよね”とか“ほんと可愛くないわ”とか、外面だけはいい癖に、嫌味や僻みが多くなりました。毎回泣くのを耐えながら感情的になってはいけないと思い、客観的に正論を言う様に気を付けています。叔母の家に行くと今の家との関係がギスギスしてしまうし、行かないとなると親に罵倒され続ける事になります。母子家庭の為、一人暮らしをするお金もまだありません。私はどうしたらいいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「生活の事もあるわけだし、感情的に聞かないだけ。愚痴などすべて『民謡』だと思えばいい。“私の事を〜捨てるんだぁ〜 ハイ〜ハイ”などと、全部やっていけばいい(笑)。嫌味などは、聞く事ないのです」


「悪い事は重なると時々聞きますが、何かそういった年回りってあるのでしょうか。今年の7月に父が圧迫骨折で入院。10月に母が脳出血で入院中。そして、私がヘルニアで現在入院中です。唯一、姉が元気でいてくれるのですが、こんな状況なので、とっても忙しくしていて、姉までも良くない事があったらと心配でなりません。良い方向になる為には、どうしたらいいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「厄落としというものもある。前払い。節目にはこういう事はある。ネガティブになってはダメ。パワーバランス。負をそこで支払っておいて、これからいっぱい良くなっていこうという事。絶対に人生に無駄はないから勇気を持ってください。そこでめげたらおしまいですよ」


●2016年年末から2017年新春にかけてのイベントスケジュールはこちら


●江原啓之 今夜の格言

「気づきがあってこそ、人は成長できます」
「不幸と思うのは、自分の成長を理解しないから」

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