2016/9/4
9月に入りました。
「秋は、秋刀魚や松茸など“美味しい食べ物”というご褒美もある季節。秋は恋の季節でもあるようで、たくさんのお便りが届いています」という江原さん。
今日は『恋愛特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Close to you / カーペンターズ
◇みちひらき / 江原啓之



「僕は今、大学院生なのですが、大学に勤めている女性に“一目惚れ”をしてしまいました。その人の声を聞いた瞬間に心が揺れ、顔を見た時にはその人が輝いて見えました。アプローチのチャンスを窺っているのですが、一目惚れをした相手への良い“アプローチ方法”ではなく“一目惚れ”について、スピリチュアルの観点から、江原さんの御意見をお聞きしたいです。見ず知らずの人に恋に落ちてしまう、この不思議な現象は偶然なのでしょうか。それとも運命的・必然的な出会いなのでしょうか。必然的だとしたらそれには意味や学びがあるのでしょうか。僕は自分を信じ、運命を信じて、一目惚れした人にアプローチしていこうと思います。誰から何を言われても、自分を貫きます。当たって砕ける覚悟で頑張りますので、今回はアプローチに関するアドバイスは遠慮させていただきました」というメールをいただきました。

江原さん
「“アプローチに関するアドバイスは遠慮させていただきました”といちいち書くところに、強気なようだが、チキンな心が感じられる(笑)。若いんだから、当たって砕けろで、何度でも転べばいいのです。“一目惚れ”には意味がある。すべてを網羅して今言う事はできないが、例えばスピリチュアルな点からひとつ。前世や魂というところから惹かれる事がある。縁。けれど今生は今生だから、すべてが成就するとは限らない。運命とは築き上げるもの。素材と料理。また、そういった相手は、自分自身の魂を映す相手であるという事。気になるというのは、どこかそこに自分があったりするから。そのすべてが学びにつながる。現実的な部分で言うと、知らず知らずのうちに、自分の親を見ていたりする事もある。親を愛していたり、嫌いながらも実は本当は愛している人。“結局、お父さんみたいな人を選んでいる”というのもよくある話。色んな意味があるから“これ”というものがない。その人にとって“どれ”なのか。いけないのは、トラウマの映し出し。自分自身、こんなトラウマがあるからと、逆のものを見ていたり。または、自分を映し出し、すごく見栄っ張りで、愛情というよりも、学歴や美貌などの相手の表面的な部分ばかり追い、どこかで見返してやりたいとか、自分自身のプライドなどで選んでしまうのは、大体がダメ。物質的価値観が強すぎる。様々な理由があるのです。応援しています」


「2年半前に離婚しました。頑張っていかねばと模索している2年前『おと語り』と出会いました。望む自分はこんな風ではない!明るく素直になりたい!と思い、ラジオをヒントに様々な事にチャレンジしたり、仕事に力を入れたり。1年半前からは出会いを求めて行動するようになりました。しかし、街コンに行っても、紹介してもらっても、協会に登録してもなかなか縁はなく。バツイチの新たな出会いは大変だと実感。ですが、ついに先日、街コンで出会った方とトントン拍子にお付き合いを始める事ができました!とても優しくて素直な素敵な方です。生まれて初めて“愛おしい”“大事にしたい”気持ちになっています。恋に恋しているかもしれませんが、この出会いがあったのは江原さんのおかげです。“恋愛は感性の学び、結婚は忍耐の学び”“共に同じ方向を向いて社会に出ていける相手かどうか”の言葉を胸に、大事にこの縁をつなげていきたいと思っています」というメールをいただきました。

江原さん
「おめでとうございます!素敵ですね」


「最近、5年程お付き合いしてきた人と別れました。彼が妻子持ちの既婚者だったからです。今まで怪しい行動などはありましたが、その度にごまかされたり、一人暮らしであるような部屋まで見に行った事もあり、信じてきました。2年前に私が妊娠した時、私は結婚と出産が同時に来て嬉しい思いをしましたが、彼から“堕ろして欲しい”の一言。散々話し合いをした結果、彼の仕事の多忙を理由に堕ろしました。苦しかったけれど、仕事の忙しい彼を思い、責めませんでした。でもあれから2年。彼から以前同様“結婚したらこんな生活をしたい!こんな家に住みたいね!”の言葉は出るものの、結婚につながる行動をしてくれず、調べてもらい、既婚者である事が分かりました。付き合う前から結婚したい事も、子どもが欲しい事も相手に伝えていました。金銭的な被害はありませんが、心身共に疲れました。許せません!!今は弁護士さんにお願いして、賠償金を請求しています。お金では解決できませんが、彼に分からせる為にはこの方法しかないように思えました。仕事をすればまたお金は入りますが、私の5年の歳月は取り戻せません。“天罰”という言葉がありますが、彼にもそれがいつか下るでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「“天罰”言っている以上、まずはダメです。責任主体。お互い様。弁護士さんに頼んで賠償金を請求しているのは結構な事。理性。感情はいらない。相手が悪い。けれど、それに気付かないあなたも悪い。騙された人はなぜ“騙された”と、被害者ぶるのか。5年も付き合っていたら、共通の知人も出てきて、絶対に分かるはず。彼と一緒になりたいが為に、目をつぶって全許容していたのだと思う。『因果の法則』で、自ら撒いた種は、自ら刈り取る。“天罰”を自分が与えようなんて思う必要はない。天が与えてくれると思うのもおかしい。あなたにだって彼にだって、撒いた種は返ってくる。良き種は良いように返ってくる。ここであなたも敢えてこれ以上、人を恨んだりなど“悪しき種”を撒く必要がない。5年の歳月をバネにする。依存があったから騙されたんです。人生に無駄はない。いつからだって遅くはない。そういう事があって、真実の愛に出会う人もいる。弁護士さんに頼むのはいい事。感情を入れない事が、弁護士さんを通す事。理性的に、綺麗にする。相手にもご家族がいるので、制裁もあると思う。しかし、恨んだりして誰かのせいにしたり“天罰”というのは、心を汚してしまう。私の『みちひらき』という歌の中に『おめでとうっていおう!』「ありがとうっていおう!』という歌詞がある。それは自分の歩いてきた道を汚したくないから。このままの気持ちでいたら、あなたも自分の人生を汚してしまったような気持ちになってしまう。自分の道を綺麗にする為には“乗り越えた自分に、おめでとうと言おう。色んな事があったけれど、すべてに対してありがとうと言える自分でいよう。そういう環境に変えていこう”という事なのです」


「私は、いつも最低な男の人を好きになってしまう傾向がある事に気付きました。いつも夢見る少女になると、結局、体だけの女で終了になってしまいます。私には、これという武器もありません。ただゆっくりしているのが好きです。色々縛られたりする事は好きではありません。そういった事も原因のひとつではあるとは思います。友達の彼氏優先や、常に携帯いじりや、会わないからメールだけする男が欲しいや、皆、不倫や浮気しているなんていう話など、あきれてしまいます。私は、不倫などのない結婚をし、私と違い、頭が良く、頼れる可愛い、とてもとても自慢になる子どもを持ちたいです。あまり皆に安く見られたくありません。失敗ばかりで自信を持つ事のできないダサい私に、何かアドバイスお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「“私と違い、頭が良く、頼れる可愛い、とてもとても自慢になる子どもを持ちたいです”というのが、欲。気持ちは分かるけれど、自分にできない事を子どもに求めるのも可哀想。元気で育ってくれればそれで十分だと思うもの。最低な男の人を好きになってしまうというのは、どこかで自信のなさがハードルを下げているのだと思う。こんな人くらいが自分に合っているんだというのがいきすぎている。高嶺の花というのも問題だけれど、あまりに下げてしまうのもダメ。もっと気位を持って“私はもっと純粋な気持ちだから、純粋な相手が必要なんだ”と思うべき。幸せになれるよ。頑張ってね」


●江原啓之 今夜の格言

「寂しさがあるから、人恋しくなるものです」
「恋愛は自分の本質を知る絶好の機会です」

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