2016/6/5
6月に入りました。みなさん、梅雨対策は万全ですか。
「先日、サラリーマン川柳が発表されました。大賞は『退職金 貰った瞬間 妻ドローン』。やはり夫婦の自虐ネタが多い。それがウケるという事は、みんなどこかで思う事があるのでしょうね」という江原さん。
今日は『夫婦』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇SOS / アバ
◇心はひとつ / 江原啓之



「夫とは7年前にお見合いにてお互い再婚。一緒に暮らすようになり、夫の気持ちが私にないと感じるようになりました。夫の行動や言葉で、隣の女性(68歳)に気持ちがあると感じられます。最近は、2人の気持ちが固まったようです。夫は私との夫婦関係を切ろうと考え、女性も望んでいるようです。私もこの歳になり、こんな人生を歩むと思って、再婚をしたわけではないのです。なのに、夫は私が強引に結婚を望んだような態度をみせます。夫が強引に望んだのに…。もし、夫と隣の女性が一緒になりたいのであれば、私は別れた方が良いのかと思う事もあります。でも、身勝手な二人の考えに反抗もしたい気持ちもあります。どのような判断をしたらよいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「若いうちならいいが、ある程度の年齢がいってからの結婚の目的は何か。悪いわけではもちろんないが、根本が2つに分かれると思う。1つは一人で生きるよりも刺激があるからと選ばれる方。これは、別れがきたとしても後腐れがあまりないと思う。もう一方が問題で“依存”。老後、一人で孤独死をするのも嫌で、お互い支え合えば楽ではないかという依存心があると、こうやってもめるような気がする。お子さんがいらっしゃらない方もいるので全てではないが、お子さんを持ったり、共に仕事をしていたり、病だったとしても、それが為に支え合うなど、ちょっと負荷があると人間というのは、絆ができるもの。残念ながら綺麗事は言えない。絆には負荷がいる。子どもも育て上げたり、ある程度の年齢になったりと、負荷がなくなった時に結婚をする場合は、よほど相手を見極めないと目移りしてしまうのかもしれない。例えが悪いが、あまりオナカが空いていない時にレストランに入っても“あっちの中華も良かったな”などと思ってしまうもの。オナカが空いていて、満たされる事の有難さを知っていたら、クレーマーにはならないと思う。ある年齢に達してからの結婚は、2つの岐路をきちんと考えられた方がいいと思う。あなたは、何も悪くないかもしれないが、そういった人を選んで結婚したという覚悟は必要だから、10対0であなたが全く悪くないわけではない。“自律”と“自立”。老後の事を考えたらグループホームの方が楽しい。私は再婚する人の気持ちが分からないのです」


「私はバツイチ子持ちの50歳です。シングルマザーになって20年になります。子どもも成人になりましたので、そろそろ第2の人生を考えてもいいのかなと思っておりましたところ、この人なら今後の人生を共にしてもいいかなぁと思う方と出会いました。お互いにいずれは…と思っておりますが、この歳になると、子どもからは手が離れますが、親の介護が始まります。それは仕方のない事なのですが、私は長女、彼は長男。一般的にはお互いの両親の面倒をみる形となりますが、正直W介護は自信がありません。若い頃なら勢いで結婚出来ましたが、色々考えると行動にうつせません」というメールをいただきました。

江原さん
「結婚にこだわらなくていいのではないか。オシャレな言い方をすると『フランス婚』。籍入れないと嫌なのかな。隣同士で暮らすのは、理想ではないか。介護しながらお互い手伝ったり“買い物行ってくるから見ててね。足りない物ない?”などと、スープの冷めない距離が一番いいのではないか。“夫婦です”と、言いたいのかな。警察手帳の様に、婚姻届を見せる訳ではないのだから“ラブラブなカップルです”と言えばいい。大事なのは、形ではなく実態。“仲良くいつまでも過ごせたらいいね”という関係の方が、刺激的でずっと仲良くいられるのではないか。私は、年を取ると大事なのは、本音で語り合える友達だと思う。絆は、実態の方が優先なのです」


「心のもやもやが晴れません。悩みの原因は主人です。私たち夫婦は結婚20年。子ども2人も高校生と大学生。ごく普通の家庭環境で過ごせ、全てに感謝しています。ですが主人は、家事はしてくれません。私は15年パートではありますが、働いてきました。今も週5日ほど働いて帰ると晩御飯の支度。休みの日は、主人は野球のコーチに出かけるのですが、私は家事をする為365日休んだ気がしません。2年程前、私の残業が続き、夕飯の洗い物を翌朝洗う事が続いた時は、近所に住む義父が休日の朝7時に話があるとやって来て“男の仕事は大変なんだ。息子に洗い物をさせるんじゃない”と叱られました。子どもが幼少の頃は、主人に子どもを預け過ぎだと注意された事もあります。主人は義父と私を残し、野球に出かけてしまいました。夫婦で解決すべき事だと思い“土日くらいは洗い物とか洗濯とか、何でもいいから少しはやってくれない”と言っても、何も変わりません。今年は、私は癌の手術で10日程入院。その間は、子どもにお弁当を作ってくれたりと感謝はしていますが、退院したらまた元通り。子どももほとんど家にいない年頃になり、この先、主人とやっていけるのか不安で、何より私が我慢の限界にきています。私はワガママですか」というメールをいただきました。

江原さん
「すごく大変な事だと思うし同情もするけれども、敢えて厳しく申し上げると、あなたの視野が狭い。義父が色々言うというが、ある程度年配の人は、みんな言う。それにいちいちムキになるという事が問題。ムキになる時には2つ。どこかで後ろめたい気持ちがある。自分もちょっと甘え過ぎたところがあるなと思っていたら、図星でカチンとくるもの。もうひとつは“私の事を分かって!!”という気持ちが強いと、カチンとくる。金持ちケンカせず。幸せな人は意地悪をしない。いつも義父がいるわけではないのだから“お義父さんごめんなさい、ダメな嫁で”と言えば済む事。こうやって言う人は、本当に自分で“ダメな嫁”だとは思っていない(笑)。そんな事を気にしなければいい。手術の間大変だったと思うが、お弁当を作ってくれた事には感謝しているわけだから、やる時にはやれるんです。あなたは、本当は幸せ。その中にいると、苦しい事しか見えなくなってしまっている。感謝していたら“そんな事もあるさ”と思えるもの。愚痴を聞いてください!というメールならばいい。しかし“私はワガママですか”と問われれば、ワガママ。好きで選んだ事。夫にもっと厳しく言えばいいし、自分自身で手を抜けばいい。それよりも多分、何かしてくれる事を望んでいるのではなく、夫に分かって欲しいのだと思う。夫からも子どもからも優しい言葉をかけて欲しいのではないかな。空の巣症候群にもちょっと入ってきている。だからどこかで“かまってちゃん”になっている。何でもない幸せに気付く事です。みんな人は、ない物ねだり。当てにする人がいるから不満があるのです」


「『お骨』について質問です。夫婦一緒にひとつの骨壺に入る事は可能なのでしょうか。主人を生涯の伴侶とし23年。最終的にはひとつの骨壺に入り、2人ともに今生を全うしたいという思いがあります」というメールをいただきました。

江原さん
「今は、壺のまま入れるようになったが、そもそも昔は骨壺ではなかった。土に還るといって、納骨棺(カロート)にみんな入れていたので、混ぜこぜになっていた。なので、全然問題ありません。けれど、骨を混ぜたところで、一緒にいられるわけではない。魂は魂。骨は骨。申し訳ないけれど、美容院で隣同士で髪を切って“主人の髪と混ぜてください”と言っているようなものなのです(笑)」


●あなたが感動した言葉―――
「新しいことをすると 必ず失敗する。 それがいいんです」
(いしわたりひろおさんが感動した萩本欽一さんの言葉)




●6月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
6月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

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スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「夫婦といえども人間関係。依存はいけません」
「人間関係のどれも、馴れ合いがトラブルを招きます」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
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