2015/9/13
秋になりましたね。
「秋といえば食欲の秋。食べ物も美味しい季節ですね。でも、私は、秋ダメなんです。気持ちが暗くなってしまう。明るい日差しの中から、急に寒くなっていくこの季節。でも、最近は平気で秋を過ごせるようになってしまった。それは、老齢化なのかもしれない(笑)。そんな事では、アーティストはできない。アーティストはいつまでも気持ちが若くなくてはいけないのです」という江原さん。
秋は、切ない季節。
今日は『恋愛・結婚特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇落ち葉のコンチェルト / アルバート・ハモンド
◇秋の気配 / オフコース




「人を好きになる気持ちはどうすれば抑えられますか。自分は結婚して、子どももいます。が、会社で知り合った女性Aさんを好きになってしまいました。妻も自分にとって大切な存在ですので、家庭を壊したくありませんし、そもそもAさんは自分を好きではないと思います。なので、忘れたいのですが、会社でちょくちょく会うので、忘れたくても忘れる事ができません。かれこれ5年経ちます。どうすればこの不純な片想いを抑えられますでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「私は、サッパリ分かりません(笑)。家庭を壊す必要もないし、進展させる必要もない。考えを変えたら、会社に行く楽しみができている。なぜ、くっつくか、まったく忘れるかの2つに1つなのか。不純な片想いというけれど、世の中の人はみんな不純な片想いをしている。女の人は韓流などのドラマを見て、男の人は週刊誌の袋綴じを見て妄想している。会社に行くのに可愛らしい女の子がいた方が楽しい。今日は、こんな服を着ていこうかな、なんて思ったりして、ホルモンが分泌されていいのではないか。最近思うのは、男の人の方がより女性的。これが本質なんだと思う。家庭で奥さんも子どもも大事にしていて、そんな事を想ってしまった自分が不純だと思ってしまう。男の人の方がロマンチストなんだと思います」


「私は最近、職場でいいなと思う人ができました。相手の人からの視線を感じたり、私が困っているとすぐに気付いて助けようとしてくれます。しかし、その人がいると、なんとなく目をそらしてしまったり“大丈夫です”と言って、助けを断ってしまいます。せめて目が合った時にでも、自然にニッコリ微笑む事ができたらいいと思うのですが。自分から少しずつ距離を縮めていけるように何かアドバイスをいただけませんでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「小学生レベルですね(笑)。小学生は、好きな子がいると目をそらしてしまったり、意地悪をしてしまったりするもの。すごく純粋なんだけれども、可愛らしすぎるかな。でも、そっけなくしてしまうというが、人間ってすごく正直で、あまりにも不自然だと相手も“何か感じているな”と、分かってしまう。冷たい態度をとって、不自然にしてしまっているかもしれないが、顔は緩んでいるはず。縮めていけるように、という事は、自分自身が自然体になる事だと思います」



「江原さんはよく“人間は赤い糸によって引合される事はあっても、赤い糸でつながってはいません”と、仰っていますが、実際、江原さんが奥様を霊視された際に、将来の旦那さんの姿として、江原さん本人が見えたというお話をされているのをお聞きした事があります。これは既に、二人が結ばれる事がある程度分かっていたという事だと思うのですがこの事を赤い糸で結ばれた縁と捉える事はできないのでしょうか。もちろん最終的に相手を選ぶのは自分自身ですので、すべての決定は自身に委ねられている事はよく理解出来ます。ただ、赤い糸で結ばれている関係というのもあって欲しいという願いがあります。そこで、赤い糸についてより詳しくお聞きしたいのですが、赤い糸というのは、向こうの世界でこちらに生まれてくる前に、自身で決めてくるものなのでしょうか。それとも神様などのはからいにより、自然と結ばれていくものなのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「赤い糸といっているところが、初々しいですね(笑)。本にも書いていますが、私の奥さんは、元々相談者なのです。“私、将来結婚しますでしょうか”と言われた時、自分の顔がみえた。その時、私は“疲れちゃって、こんな事みるようになったらお仕舞だ。しばらく休んだ方がいいな”と思った。でも、そこから4年会っていない。しかも家内は海外に留学をし、その後、共通の知り合いから、彼女が日本に帰ってきて、今、仕事がないという話を聞いた。ちょうど手が足りない時だったで、“じゃあ、うちに手伝いに来てくれないかな”と言い、来てくれ、そこからトントントンとお付き合いが始まったのです。赤い糸というのはあるが、それを釣り上げるかどうか。赤い糸の釣竿を持っているようなもの。『出会いは宿命。結びは運命』。これは、恋愛だけではない。赤い糸というと、みんな恋愛と結びつける。そうではなく、人間関係も全部『宿命』。職場で悩んでいる人がいて、意地悪を受けましたという人も『宿命』。『宿命』というのは、良い事ばかり考えてはいけない。裏映しであり、表映し。結婚して離婚する人だって、自分の裏の部分を映している。だから、自分の弱みとうまく合ってしまう場合もある。誰もが完璧という人はいないから、みんな表も裏も持っている。出会った時点で『宿命』。それが成就できるかどうかは『運命』。職場でも嫌な事をされても、そこで上手に人間関係を培って、良い人間関係になれていったら、良い運命の成就。努力で変えられるんです。そうでなければ、この世の中に『努力』は、いらなくなってしまうし、すべて決まってしまっていたら、つまらない。うちも、まだ終わっていないから分からない。この先、物凄い争いがあるかもしれない(笑)。でもきっとあなたは、夢をみたかったのでしょう。出会いう人はみんな赤い糸があると思ってください。そこであなたがどれだけ人間力で成就させるかなのです」




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「苦しみは、欲望なのです」


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