2020/1/26
「『おと語り』では、スピリチュアルな話や幽霊の話を『エンジェルさん』と言っています。幽霊と言うと、ちょっと怖いですからね」という江原さん。
今日は『エンジェルさん特集』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Tomorrow Never Knows / ビートルズ
◇とねりこの木 / 江原啓之


Q★ご紹介したお便り


「今、住んでいるアパートにはエンジェルさんがいると思っています。とてもイタズラ好きで、ちょっぴりエッチなエンジェルさんです。エンジェルさんが出てくるのは、洗濯物を干しているときです。ハンガーにかけた洗濯物をベランダに出そうとすると、なぜか私の下着のシャツだけスルリッとベランダの床に落ちるのです。取り込もうとすると、またスルリッ!しかも部屋の床ではなくいつもベランダの床!おかげで私の下着は、毎回2枚は洗い直しです。彼の洗濯物も一緒に洗っても、必ず私の下着のシャツだけ。始めは干し方がいけないのかなぁと思っていましたが、かれこれ1年ずっと続いているので、エンジェルさんですよね。“も〜また〜?”と話しかけています」というメールをいただきました。

A江原さん
「これは生地感が違うからではないでしょうか(笑)。けれど毎回ですからね。よっぽどエンジェルさんに好かれましたね。けれど“も〜また〜?”というところに、あなたの喜びを感じてしまう。自分で引き寄せていないだろうか。モテているということに悦に入っていないかな?けれど相手はエンジェルさんですからね(笑)」

Q★ご紹介したお便り


「私は、エンジェルさんに命を救われたことがあります。今から15年前の大学1年生とき、当時とても辛いことが続き、自殺を決意した日のことです。深夜に歩道橋から飛び降りることにし、その前に最後の晩餐をしようと近くのファミレスに入りました。食べたいものを片っ端から頼み、無心になって食べてまくりました。限界まで食べ、帰り支度をしながらふと窓の外を見ると、半袖短パンの男の人がこちらをじっと見ているのです。東北の秋の寒い深夜にそんな格好をしているなんて変質者かもと思ったら、途端に怖くなってしまいました。すぐに店員さんに事情を説明してタクシーを呼んでもらい、家に飛んで帰りました。自殺どころではありませんでした。死ぬのは怖くないのに変質者は怖いっておかしいなと思いますが、変質者のおかげで今の私があると思うと、エンジェルさんだったのではと思えてなりません。彼は私に“生きなさい”というメッセージをくれたエンジェルさんでしたよね」というメールをいただきました。

A江原さん
「そうです!エンジェルさんです!でも…本当に死のうと思う人は、食べない…(笑)。お腹がいっぱいになったらどうでも良くなるのでしょうね(笑)。でも…!エンジェルさんです!!命があってありがたい!命を粗末にしてはいけませんよ」

Q★ご紹介したお便り


「エンジェルさん!?と思えた体験を聞いてください。職場での嫌がらせがずーっと続いており、どう対処すべきか不安と気持ちが落ち着かず、何度も夜中に目が覚めてしまったときのこと。隣で眠っていた3才の娘が“お母ちゃん頑張れ!”とはっきり寝言をいったのです。その絶妙なタイミングの応援に思わず涙が出そうになりました。その応援もあり、腹をくくって対処ができました。これはやっぱりエンジェルさんでしょうか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「これはエンジェルさんとも言えますが、娘さんの魂の感応じゃないかな。それだけつながっているということ。娘さんが3歳であっても、お母さんのことをずっと思っている。人間、みんなエンジェルさん。その生きているエンジェルさんの魂に響いた。それで“お母ちゃん頑張れ!”と言った。素晴らしい!!感動的!!素敵な娘さんですね」

Q★ご紹介したお便り


「私の自動販売機との戦いを聞いてください。先日、自宅近くの自販機で120円のジュースを買おうとして千円札を投入したところ、お釣りの880円が全部10円玉で出て来たではありませんか!側にいた主人と腹を抱えて大笑いし、思い出す度にまた大笑いしています。それから後日、違う自販機で冷たいアイスコーヒーを買おうとしてボタンを押したところ、熱々のおしるこが出て来たのです!もう一度同じボタンを押したら、またおしるこが…。これってエンジェルさんの仕業ですか!?私の自販機との格闘はまだ続くのでしょうか!?教えてください」というメールをいただきました。

A江原さん
「これはエンジェルさんというよりも『因果の法則』。自ら蒔いた種を、自ら刈り取る。日常、うっかりで、似たようなことをしているのではないかな?注意しましょうね」

Q★ご紹介したお便り


「不思議な体験をしたので聞いてください。もう数年前の出来事ですが、深夜寝ていると金縛りにあい、と同時にエンジェルさんらしき存在が私の枕元に立って、左首付近をビシバシ叩いてきたのです。痺れるような痛さと恐怖だったので、朝目覚めてからもハッキリと覚えていました。それから数日が経ち、また同じことが起きたのです。 なんだか怖いな、何かのメッセージなのかな?と思いましたが、特に何も起きなかったので忘れかけていた、ある日のこと。車を運転していると、突如左側から車に突っ込まれ、愛車が廃車になるほどの大事故にあいました。車はめちゃくちゃになりましたが、不思議と私の体は打撲だけで済みました。ふと考えてみると、金縛りの時に叩かれたのも左側だったということに後々気づき、これは、何かのメッセージだったのかな?と思いました。守護霊様が教えてくださったものと考えてよろしいのですか? 」というメールをいただきました。

A江原さん
「数日の間にだから、メッセージですね。“左側注意しなさいよ!”ということを教えてきたのでしょう。これは守護霊様か、亡くなっているお身内の方かもしれません。感謝しましょう。これは、避けられるべきことだったのかもしれませんね。避けられないことなら教えませんものね。そういうふうに思ってください」

Q★ご紹介したお便り


「神社で買う お守りの効果は一年間ですが、江原さんの本についてくる 付録の紙のお札の効果も一年間なのでしょうか?天井と東西南北に貼ったお札、来年も再来年も貼ったままにしたいのですが、いいのでしょうか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「貼ったままでもいいですよ。ただあまりに何年もだと、効果は薄れます。薄れるけれど、持っていたいというときは“こういったことで守って欲しい!”と、自分で念を入れるといい。自分で補えばいいんです。また、お札も持っていればいいということではなく、見て意識をすることで念は高まるもの。天井に貼ったり、見えるところにあるというところに意義がある。自分の意識が高まりますからね。私も“このお札はとっておきたいな”ということがある。だから、一年間ということではありません。私の書籍に付いているお札にも、自分で念を入れればいいということなのです。導きはしているはずなので、どうぞお使いになってくださいませ」


●1月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
1月生まれのみなさんは、本当にあなたがしたいことを我慢しないでください。
大切なあなたの人生だということを思い出してください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●2月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
2月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

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スキンケアや化粧で気を付けている事や、失敗談など、みなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
奥迫協子さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「スピリチュアルなメッセージを大切にする人は、愛を養う人です」
「スピリチュアルを信じない人は、心を信じない人ということです」

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2020/1/19
寒い日が続きますが、みなさん体調崩されていませんか?
「私は、すごくネガティブな感情になって“どうせ…”と思う時は“うわ〜!そうやって自分を憐れんでる!”と、もうひとりの自分が突っ込む。あとは、自分自身のドジさやネガティブさを笑いに変えるのです」という江原さん。
今日は『ネガティブ特集』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Part of me / ケイティ・ペリー
◇想い出という名の妖精 / 江原啓之


Q★ご紹介したお便り


「ネガティブな相談です。私は26歳です。今、自分の人生を恨んでいます。私は中学生の頃に不登校を経験しました。それから何とか持ち直し、普通の高校、大学を経て就職をしました。けれど職場の人間関係が原因で、体調不良から2年も経たないうちに辞めてしまいました。一番悲しいのは自分の人生が惨めな事です。友人らしい友人もいません。恋人なんて以ての外です。家族も私より妹の方と仲が良いです。とても孤独で寂しいです。真面目に生きてきて、何故思い描く明るい人生ではないのでしょうか。未来のことを考えると、孤独な自分が惨めで胸が痛くなります。神社や仏閣でもお祈りをしています。こんな人生を歩むことになった自分が嫌いです。でも一体どうしたらいいのかわかりません。江原さんは、どうやって孤独から抜け出しますか?教えてください」というメールをいただきました。

A江原さん
「あなたは鈍感!私は同じように思った時には“何言っちゃってんの!”と思う。あなたのメールは突っ込みどころ満載!まず26歳、若い!これからまだまだ!ピチピチしている!不登校は可哀想だったけれど、持ち直す強さがあった!高校・大学も出て、就職もできている!スッゲーーーー!!ラッキーーーー!!ハッピーーーー!!人間関係で辞めてしまったというけれど、たかが職場!!“一番悲しいのは自分の人生が惨めな事”と言うけれど、いいえ、違います。自分の人生が惨めだと思い込む事です。友人らしい友人がいなければ、作るべし!恋人も欲しければ作るべし!やってみなければ“できない”と言ってはいけない。“真面目に生きてきて”と言うけれど、真面目ってなんですか?私から見ると、あなたは不真面目。真面目だったら、友達が欲しかったら作りに行けばいい。怠惰!怠惰な土地に花は咲きません。ということは、あなたは不真面目なんです。真面目の定義が違います!“神社や仏閣でもお祈りをしています”とありますが、神様の声が聞こえませんか?“自分で歩くのです”“自分で進むのです”。あなたはミラクルばかりを望んでいる。神様の声を聞いてください!“一体どうしたらいいのかわかりません”とありますが、抜け出してください!笑っていきましょう!!」

Q★ご紹介したお便り


「私は48歳主人と、3人の子どもに恵まれた5人家族の主婦兼会社員です。40代後半になり、一般にいわゆる更年期という体、心の変化がある年齢です。それを言い訳に体が不調だと更年期のせいにしていますが、心が最近やさぐれ過ぎていて、自分でも直したいと思っていますが、とにかく人にイライラしてしまいます。人の不幸は蜜の味といいますが、今の私は、会う人会う人、相手が少しでもラッキーなことを話すならば“自慢話して…”と、受け止め方が悪いのです。人と離れて自宅に1人になると、イライラして“馬鹿みたい”と、後悔してしまいます。お友達のお子さんがお医者と結婚したと聞くと“離婚しちゃえば良いのに”、会社の同僚が家を建てたと聞くと“なんで私より幸せそうなの。何か悪いことが起これば良いのに”と、ムクムクと汚い思いがでてしまいます。自分が不幸と思ってしまいます。こんな気持ちを切り替えたいのですが、方法がわかりません。人ばかり見てしまう私は、更年期だけで済ませたくないのです。何か人を好きになれる秘訣があれば教えてください。わがまま思いばかり書いてすみません」というメールをいただきました。

A江原さん
「人を好きにならなければいけないのでしょうか?私は全部疑問に思うのです。きっと人が好きだから、嫉妬をする。愛の反対は無関心。関心がなかったら“良かったですね。お幸せに”と言えるはず。人が好きだから、淋しいからなのでしょうね。けれどきっと一番淋しいのは、主人と仲良くないからだな。それでいて子ども。家庭の中が盤石だったら、外のことに寛大になれるのです。“愛しています”とか“愛して”と言ってごらん!そこからです!!家族を愛せない者は、他者も愛せないのです!!大我になってください!!」

Q★ご紹介したお便り


「私はなぜ今も生きているのか、これから何の為に生きていけば良いのか分からず、メールさせていただきました。私は結婚21年になる主婦です。私には病気の母、体の弱い父がいて、主人は私の実家に同居していました。私自身も結婚3年目に病気で子どもが生めなくなりました。それでも母の介護をしながら、仕事して、家事もして、という生活を送っていましたが、父が他界し、その後母も他界し、私は主人と2人の生活になりました。しかし、元々主人はまったく私の病気のことはもちろん、生活のことも考えず、転職を繰り返し、私は生活を回す為に借金をし、生活していても主人は全く無関心です。この頃はなんで生きているのか分からなくなり、生きていること自体苦痛で、日々の生活は地獄にしか思えません。どうしたらいいのかすら分からなくなってしまいました。なぜ私はこの世に生まれてきたのか?これから私はどう生きて行けば良いのか、どうか教えてください」というメールをいただきました。

A江原さん
「悩む人は大体、近視眼的。物事を俯瞰して見られないんです。すごくご苦労が多かったのだと思う。けれど、失礼な言い方だけれど一個一個解放されている。お父さんも見送った、お母さんも見送った。もう少し、自分自身の為に生きてみたらどうでしょうか。例えば細やかなことでも良いんです。一人で旅行でもしてみて、美味しい物を食べちゃうとか、綺麗な景色を見てみるとか。ご主人を放っておくことも含めて、ちょっと自分自身にご褒美を与えたらいかがでしょうか。“なんの為に生きているのか”、それは喜びを作る為。喜ぶというのも学び。経験と感動。経験とは“喜・怒・哀・楽”。楽しむこと、喜ぶことも必要なのです。これがないと、人を喜ばすことができない。楽しますことができない。あなたに決定的に欠けていること。自分を喜ばせ、楽しませること。お金がなかったら、ご自身のご病気のこともあると思いますが、もしも働けるのであれば働いてみてもいいし、ちょこちょことお楽しみ貯金などしてみる。そしてもう少し旦那さんにわからせる為にしてみてもいいのではないか。けれど、なかなか旦那さんは奥さんの実家で同居してくれませんからね。良かったこともたくさんあると思う。女性だと力仕事が難しかったり、介護する時も抱えてもらったりとあるから、マイナスばかりではなかったと思うんです。年齢的に少し鬱っぽくなっているのかもしれませんね。お金をかけなくても喜べることはたくさんある。“自由に今日は歩いてこよう!”と、散歩をしてみたり、ちょっと美味しい物を食べたり。気分転換が大事。喜ばすことをしてから、人生のことをもう一度考えてみてくださいね」

Q★ご紹介したお便り


「このところ心が折れそうなことが沢山あり、藁にもすがる思いで“ことたまオーラカード”を購入させていただきました。初めてカードを開けてパッと目に飛び込んできたのは“挫折”のカード、授かったメッセージは“悪意”でした。カードが目に入ってすぐはギョッとしてしまいましたが、そのネガティブワードに反し、スッと降りてきたメッセージはとても優しいものでした。この言葉を咀嚼反芻中のまだまだ未熟者ですが、愛のある言葉をありがとうございます。心が軽くなりました。私の感銘を受けた言葉は、江原さんの格言『ネガティブも楽しめるほどに人生を謳歌しましょう』『ネガティブの先にはポジティブが待っています』
です」というメールをいただきました。

A江原さん
「これは私の言葉ではなく、真理なのです。あなたに届いたメッセージ。自画自賛のようですが“ことたまオーラカード”は驚くほど的中したメッセージがくるのです。偶然はなく、必然なのです」


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●江原啓之 今夜の格言
「忘れないでください。成長のために失敗があるのです」
「毎日の小さな成就を大切に生きましょう」

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2020/1/12
もうすぐ成人式ですね。
「日本財団の調査によると、世界9か国、9,000人を対象にした18歳の意識調査で“自国の将来が良くなる”と答えた若者が、日本ではわずか10%。“悪くなる”と答えた若者は40%にも及んだらしい。私はある意味で、若い人はまともだなと思うんです。良く見えるわけがない。これで良くなると思っていたら、ちょっと能天気過ぎますよね。現実を見ている。けれど、このままではいけない。“運命は自分自身で変えられる”。変えて欲しいな。今の若者たちはすぐにあきらめる。大変だからわかる。この壁を崩すのは大変だと思うけれど、でも“変えられるんだ!”という気持ちでいって欲しいなと思います」という江原さん。
今日は『若者特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Sunflower / ポスト・マローン、スウェイ・リー
◇さくら咲く / 江原啓之


Q★ご紹介したお便り


「私は高校三年生になりました。中学生の時にも、お便り読んでいただきました。今、私は進路で悩んでいます。ダンスの専門学校に進学するつもりでいましたが、卒業後の就職先が少なく、収入も不安定なことに気づきました。ダンスを趣味にして、他の仕事を考え、進学先を決めようとしましたが、ダンス以外にやりたいこと、出来ることがありません。母は、ダンスの学校に二年行って、その間に考えてもいいと言ってくれましたが、数百万円の学費を出してもらうのがもったないし、申し訳ない気持ちになってしまい、進路が決まりません。どうしたらよいのでしょうか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「あなたは優しいのでしょうね。まだ17歳。そして、お母さんが出してくれると言っている。一生の財産をもらうと思って、私は甘んじて受けてもいいのではないかなと思う。あなただったら、きっと恩返しをすると思う。感謝の気持ちがある。この先、もしまったく違う仕事に就いたとしても“行かせてもらえた”ということが、ひとつの励みになって、他を我慢して生きていけるようになると思うんです。それがないと“私はいつもやりたいことはできないで、ただ食べていく為にだけに生きていて、それでいいのかなぁ”などという気持ちが出てくるもの。お母さんが“ダメなんだ”と言うなら話は別ですが“行ってもいい”と、言ってくれている。その代わりこの先“行かせてもらった”ということを忘れてはいけない。“自分が不幸だ”なんて言ってはいけない。“私はなんて幸せなんだ。この家に生まれて、こうさせてもらえた”という気持ち。社会に出たらやってくる、様々な理不尽なことがあったとしても“こんな幸せなことを受けたのだから乗り越えていこう”という気持ち。そういう為に、お受けになったらいかがでしょうか。頑張ってくださいね」

Q★ご紹介したお便り


「今の自分を変えたいです。私はお金にとてもだらしがなく、両親を困らせてきました。中学の頃は家族の財布からお金を取り、高校でバイトを始めてからも、その範囲でやりくりできず、毎月家族に借りていました。大学に入ってから、母に口座を管理してもらっていますが、それでも勝手おろしてしまい、毎回喧嘩になってしまいます。原因は、私のプライドが高く、面倒くさいことはしないことです。分かっていても母の気持ちをわかってあげられず、母が自分を理解してくれないと自分で自分を悲劇のヒロインにします。また、いらないプライドから嘘もついていて、本当のことを話せる友人もいません。来年から社会人になるということもあり、もういい加減こんな自分を変えたいです。何かお言葉をいただけないでしょうか」というメールをいただきました。

A江原さん
「敢えて申し上げます。本当だね。あなたは最低ですね。そのことを本当に自覚したら変えられる。これで変えられないのであれば、そう言っていることを免罪符にしているということ。私の“最低だね”という言葉にムッとしたのであれば、分かっていない。そこがバロメーター。本当に思っていたら、人間は変わります。私の周りで酒癖が悪くて、色々としでかした人がいるんです(笑)。そのあと、その人は一滴も飲んでいない。だからよほど反省をしたのでしょうね。自覚とはそういうことなのです」

Q★ご紹介したお便り


「自己犠牲の精神はどうすれば育つのでしょうか。私には大事な人達がいます。その人達が溺れそうになっていたり、車に轢かれそうになっていたら、無我夢中で助けに行けると自負しています。ですがドラマや漫画などで“お前が死ねばこいつは助けてやる”という場面が、もし現実に起きたら、私は大事な人達を選べないかもしれません。自分の死が何よりも怖くなってしまうのです。友達と心理テストで遊んでいた時に“友達と家族と自分どれか1人しか助からないとき、あなたは誰を選びますか”という問題で私はすぐに答えられず、友達はすぐに自分以外を選んで答えられました。私にはその友達がひどく眩しかったです。自分が一番かわいい自分が嫌です。誰かのために自分を犠牲に出来るような人間になりたいです。どうすればなれますか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「これは心理テストなどということで分かりますが、答えは絶対にない。その眩しく思った友達も、本当にその場面になったら分かりませんよ。あなたはその逆で、本当にその場面がきたら分からない。色々と考える余裕があるから怖くなる。よく心配性や、不安になる人がいますが、私はその人たちを“暇だ”と言っているんです。瞬時にその人の霊性は表れる。あなたは今まで通り頑張って、優しさを大切に生きていけばいいんだと思います」

Q★ご紹介したお便り


「私は1年前から上京し一人暮らしをして大学に通っているのですが、ほとんどの時間を一人で過ごしています。昔から自分の気持ちを表現することが苦手で、本当に信頼しあえる人間関係を築いたことが今までありません。今の一番の話し相手は母親ですが、話していると心が苦しくなり、電話を切った後はしこりが残るような感じがします。悩んだ時は話せる相手が一人もいないので、江原さんのラジオであったり、本などに助けを求めこれまで生きてきました。これからの人生において、自分と価値観が合って信頼し合える人と出会うためには、どのように考え行動すればよいでしょうか。お知恵をいただけましたら幸いです」というメールをいただきました。

A江原さん
「お母さんだと、身近過ぎて限界があると思う。本人が本当に淋しかったら、人間関係を築くもの。あなたにとってお母さんが一番なのでしょうね。だから他所に行かなくなる。本当に“信頼し合える人と出会いたい”と思うのであれば、わざとお母さんを少し遠ざけてみるといいのではないかな。人間は、自分が理解できていたら変わる。運命を変えるには、まず自分を知ることなのです」



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●江原啓之 今夜の格言
「運命は自分自身で変えられます」
「人生は変えられるから楽しいのです」

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2020/1/5
明けましておめでとうございます!
「19時からお届けした『Dr.Recella Presents 江原啓之 おと語り新春スペシャル』でもお伝えしましたが、2020年のキーワードは“破綻と崩壊”。今年はオリンピックもあり、盛り上がっていて、1964年の東京オリンピックの時のような感覚になっている気がする。これから成長していくのではないかという予感や“もっともっと!”という物欲。そこに掛けた思いが“思ったようにはなりませんよ”と、結局、破綻していく。“崩壊”というのも、今まで作り上げてきたものや、組織などが崩壊していく。スピリチュアルな面から見ると“膿み出し”で、自分たちの本当の姿を知るという良いチャンスではあります。建物でも、一旦更地に返さないと、良い物は立たない。今までの耐震構造が間違っていた。新たなる耐震構造を立てよう!と思われたら良いのではないかと思います」という江原さん。
今日はできるだけたくさんのメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇New Year's Day / テイラー・スウィフト
◇心はひとつ / 江原啓之


Q★ご紹介したお便り


「おみくじに対しての質問をしたいです。10年の間、自分を含め、身のまわりで色んな問題があり、近所にある氏神様に挨拶をしていませんでした。久しぶりに謝罪とご挨拶に行かせていただきました。神社に行くと神主さんが何故か、おみくじを2つとお守りをくれたのですが、素直に喜べません。戸惑ってお礼を言って帰ってきたのですが、自分で引いてないおみくじは持っていても構わないのでしょうか?神主さんのお気持ちは嬉しかったです。戴いたおみくじの中のメッセージはとても良い事が書かれていました。素直に喜んでもよろしいのでしょうか?初めての経験なので戸惑っています」というメールをいただきました。

A江原さん
「もちろん引かなくても、偶然はなく必然ですからね。いただいたので良かったのではないでしょうか。良い事が書かれていたというので、それは良いですが、そうでないことも一生懸命考えなくてはいけませんね。例えば人から褒められたとき、返って“戒めなさい”ということだったりもする。それと一緒ですね。そういったときこそ“引締めよう!”と考えることが大事。おみくじの読解にも、その人の人間性が表れるものなのです」

Q★ご紹介したお便り


「私は、妻が怖くて溜まりません。きっかけは、私が気の利かない人間だからですが、子育てや家事に於いて妻がして欲しいことに気が付かず、妻の機嫌を損ねています。自分でも、頭の回転が悪い、気の利かない人間である事は認識しています。“気を遣うのではなく、気が利く人間になりなさい”と江原さんは教えてくださっていますが、なかなか上手く行かず、悶々としています。会社でも同様のことで悩んでいます。上司が怖くて話しかけるのにも非常に勇気が入ります。こんな甘い私にどうぞ、叱責をお願い致します」というメールをいただきました。

A江原さん
「新年早々、叱責も嫌だなぁ(笑)。“怖い”ということは“自分の身を守る”という方を優先してしまうのでしょうね。この時点で気が利かないですよね。自分のために気を遣っている。自分の身を差し出しましょう!“演じるさん”になればいいんです。家庭の中でも“自分って本当に気が利かないところがあるから、すいません、自分何をしたらいいですかね?何かしましょうか?”と言っていたら、まともな奥さんだったら“しょうがないな”と微笑ましく思うはず。上司や職場でも同じです。自分から言うべきなのです。新春お祓い(鈴)」

Q★ご紹介したお便り


「1月末から1週間、ハワイに視察旅行に行くことになりました。ハワイといえば、数年前に、上司とコーヒーを飲みながらおしゃべりしたことを思い出します。お昼時、初めて上司に誘われて、昼食を食べに行きました。おしゃれなイタリアンレストレランで美味しいパスタをいただいた後、食後のコーヒーが出て来ました。上司とは全然共通の話題がないので、とにかく出てきたものについておしゃべりをするだけです。上司“このコーヒー、おいしいね〜、〇〇さんはどんなコーヒーが好きですか?”私“うーん、モカですかねえ”上司“僕は、コナコーヒーだなぁ”私“あ〜、いいですねえ。粉のコーヒーもおいしいですよね。豆は挽かないといけないですし”上司“ハワイのコナコーヒーだよ”。上司も笑って言ってくれればいいのに、淡々と表情を変えずに言うので、私も笑うわけにもいかずに焦るばかりで、うまく言葉を返すことが出来ませんでした。ただ心の中で“あ、ハワイのコナコーヒーだったか!そういえば、昔、そういう名前を聞いたことがあるわ、どうしよう〜”と叫ぶばかりでした。ハワイに行ったら、コナコーヒーを飲んで、もう間違えないようにしたいと思います。ハワイの視察、これから楽しみです」というメールをいただきました。

A江原さん
「初笑いありがとうございます(笑)!」

Q★ご紹介したお便り


「江原さんは“仕事上の人間関係はほどほどに”“嫌なことを言われたら、ハ〜イハイハイと音頭を取るように流しなさい”とおっしゃいますね。私は高校で担任をしています。指導上どうしても、生徒の家庭面や精神面に深く関わらなければいけないことがあり、親身になって対応する上で、これは仕事だと割り切って考えにくいことがあります。また、反抗的で暴言を吐くような生徒達にも“愛”を持って接しなければいけない、でもひとりひとりに本気で接していると、こちらが病んでしまう…生徒との距離感や自らの心のバランスをどのようにとっていったらいいのか、まだ答えを見いだせないでいます。江原さんのおっしゃる“割り切った仕事上の付き合い”は私たち教員にもあてはまる考え方なのでしょうか」というメールをいただきました。

A江原さん
「あてはまります!割り切った関係でなければいけません。医者でも何の仕事でもそうですが、何十人、何百人の人に“あぁ、可哀想。それは辛い…”と言っていられない。クールであるから良いジャッジができるのです。けれど、それを“冷たい”と思ってしまう人もいる。“一緒に泣くことが優しい人”と思ってしまうのでしょうね。違うんです。実は私、年末に引っ越しをして大変だったんです。その時にいけないことですが、結構怖く注意を与えました。どういうことかというと、スタッフみんな真面目なんです。だからみんなが作業をしてしまう。“それは良いことではない。作業をしていることだけが一生懸命に働いている人ではない。わざと作業をせず、陣頭指揮をとる人も重要なんだよ”と言いました。良い例えではありませんが、大きな火事のときも必ず指令を出す人がいる。これが、気を遣うより、気を利かすこと。これは感情面でも言えるんです。だから“ここは一緒に泣いてあげるべきときだな”と、演じるさんになることも必要ですが、一緒になって泣いちゃダメというときもある。“何泣いているの?”などと言う時も必要なことだと思います」

Q★ご紹介したお便り


「9歳息子に、ずたぼろにいろいろ言われたので、お便りします。習い事のことです。“やらされてやっている”“苦しいだけで、なにも楽しくない”“辞める。この習い事のせいで他にやりたいことができない”“選手になりたいわけじゃない”“楽しくない”“合宿は行きたい”などなど言っていました。しまいには“生まれてこなければよかった。こんな家楽しくない”と。他にやりたいことは、サッカーや卓球だそうです。私は“あらそ、楽しくないなら辞めれば”と言いました。彼にはいろいろな才能があると思っているし、いろいろなことをやってみる、チャレンジすることはいいと思っています。子どもがこのように言ってきたら、江原さんはどう感じ、どのように言いますか」というメールをいただきました。

A江原さん
「こんなこと言われ続けてきました。私は無視して放っておきました。なるようにしかならないんです。私も子どもが小さい時には“無限の可能性や才能がある”と信じました!けれど、ボンクラでした(笑)!それも道ですからね。本当にやりたいことは自分で努力しますから。けれど9歳だから、ある種の反抗期かもしれない。だから“ハーイハイ”と言って、まともに聞いてはダメなのです」


今年も『おと語り』よろしくお願いいたします!!
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●江原啓之 今夜の格言
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「癒しのひとときを大切にしてください」

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2020/1/5
あけましておめでとうございます!2020になりました!
今年もよろしくお願いいたします。
「みなさま、どのような新年をお迎えでしょうか。今日は2020年をたっぷり語ります!
2020年のキーワードは『破綻と崩壊』。新春早々重い話は嫌だと思うかもしれませんが、違います!幸せのためなのです。
現実的なこともありますが、スピリチュアルなことを言うと、これは“愛”です。『因・縁・果の法則』と私はよく言っていますが、自ら蒔いた種は、自らが刈り取る。これから世の中が様々な分野で不幸な気持ちになると思う。けれど、国破れて山河在り。だからスピリチュアルな視点で言うと“幸せのため”“愛のため”。様々な問題が起きるということは、それを乗り越えて良くするためなのです。だから“幸い”と思って受け止めていきましょう。
みなさまに幸せの風が吹きますように(鈴)」という江原さん。

今夜お届けしたナンバー
◇幸せのみつけかた / 江原啓之
◇小さな奇跡 / 江原啓之
◇誰かのために / 江原啓之
◇みちひらき / 江原啓之



江原さん
「2019年のキーワードは“平穏に足掬われる”でした。普通に道を歩いていて交通事故に巻き込まれたり、仕事をしていて放火にあったり、災害も多かった。
今年は“破綻と崩壊”。現実のことから言いますと、昨年は“令和元年”ということもあって“令和だから!元年だから!”と、記念入籍もすごく多かった。すべてではありませんが“結婚の破綻”などがあると思うんです。最近、イベント結婚などと、イベント的に人生を作ってしまっているのではないか。本質はもっと大変なのです。

今年はオリンピックもある。東京の中心地にいる方は思いませんか?オリンピックを目指してお店がたくさん新しくなったり、ビルがどんどん出来上がったり。それらがオリンピックの後、パーティーズオーバーになる。本当に回収できるのでしょうか?企業の破綻、事業の破綻、小さな店舗に至るまで、オリンピックムードなどに煽られて、お金を投資してしまったり。それが思うようにいかず、破綻…。変な気運に乗ってしまうといけません。“破綻”と“崩壊”はつながっている。“崩壊”という言葉は怖いけれど、いわゆる“愛念”や“哲学”が揺らいでいる感じがするのです。

今の時代、なんで大人までこんなに被害者意識が強いのでしょうか。誤解を恐れず申し上げますが“幼稚化”している。“自分”のことはいらないんです。人のことを考えましょう。これからの時代は“利他愛”が必要。去年も言いましたが“今だけ・金だけ・自分だけ”。これが世の中を悪くしている。“破綻”と“崩壊”に向かっている。『おと語り』でいつも言っていますが、不幸の三原則。『自己憐憫』『責任転嫁』『依存心』はいけないのです。

去年のニュースによると、アジアの中の子どもたちの調査をしたら、日本の若者たちの“未来に希望が持てる”という項目が最下位だったらしい。昨年発売した『あなたが危ない』(ホーム社)という書籍にも書きましたが、日本の若い人の死因の1位は自殺。いかに未来に夢を持てないか。そして、息苦しい。ちょっとのことでもクレームばかり。なぜ息苦しい世の中になってしまったのかというと、不幸せだからでしょうね。幸せな人は意地悪をしない。要は世の中の人、みんな意地悪だと思うんです。みんな自己主張ばかり。自己承認欲求ばかり。そしてそれをネットに載せると炎上する。それで幸せなのだろうか。みんな自律して、自分自身の幸せを見つけたらいいのに。

教育についてですが、昨年の出来事で、今裁判中だから余計なことを言うべきではないのでしょうが、引きこもりを自立させる為の人が強引に施設に連れて行ってしまったということがあった。確かに強引な業者さんもいるにはいるし、人権の問題もあるから擁護するのも大事だとわかるのですが、本当に苦しんでいる親御さんもいる。私も相談を受けることがありますが、本当に打つ手がない。引きこもっていた人が強引に出されて“酷い目にあった!”と訴えるのもわかる。わかるけれど、そもそもあなたが引きこもることで、どれだけ周りが苦しんだかもわかりますか?お互いが苦しむだけでは埒が明かない。共通していることは、みんな“利他愛”がない。“自己愛”だけなんです。
解決の道は、乱暴な言い方ですが“すべて捨てること”。学校でもなんでも競争。だから自分の身を守らなければいけなくて“いじめ”というものも出てくる。生きている世界が小さい。行きたくなければ学校に行かなくていいんです。命より大事な学校なんてない。今、子どもが少ないから、行こうと思えばいつでも学校に行ける。選ばなければいくらでも大学もある。勉強はいっぱいした方がいい。けれど、そこでいじめられたり、苦しい思いをしながら、命の灯を消すくらいであれば行かなくていい。『おと語り』を聴いていて“死にたい”と思っている人がいたら、仕事だってなんだって辞めてしまえばいいんです。ただ、これだけは忘れないでください。“怠惰な土地に花は咲きません”。嫌なら捨てな。いくらでも生きていける道はある。手が足りないところはいっぱいある。不安定な職場かもしれないけれど、それは二の次。まず今、その“不幸”というところから逃げなさい。その中で命を縮める必要はないのです。自由には責任がある。閉塞したところで我慢するな。自分の喜びは自分の責任。喜びなさい!喜んで生きなさい。楽しんで生きなさい。そこに問題があるのであれば、人のせいにせずに自分がすべて捨ててしまいなさい。その代わり、怠惰だけはダメ。努力していれば、何があっても生きていける。国でもなんでも、もうぶら下がっては生きられない時代。けれど何かのせいにしていてはダメなのです。

子どもを立派に“自律”させるには、自分で考えさせること。自由を与えて放牧した方がいい。すべての問題は“物質的価値観”。子どもに“こうすればあなたは幸せなのよ”と押し付けてきてしまっているから、偏差値教育になってしまう。自分で考えるという習慣をつけさせる。なんとしてでも働きさえすれば生きていける。守らなければならないのは、肉体的弱者だけ。あとは自由に選択しなさい。今、素足で土の上を歩けない子どもが多いらしい。“自分という命はどうやって出来上がっているのか”ということを知る学びの方が大事。様々な学問を学ぶことも大事だけれど、それは後からでもできる。
“幸せって何?”というと、すごく素朴なところだと思う。生かされる感謝がなければならないのです。“個”の幸せには“責任主体”と“自律”。自分で自分を律する。そして“大我”な気持ち。様々な社会のことを考えると大変。そこはガラッと今すぐに変えることはできないけれど、まず、あなたの暮らしを変えることはできるのです。

“食”の問題も日本は本当に酷い。考えないことは罪だと思うんです。日本は食品添加物の大国。遺伝子組み換えの問題も色々と言われている。自分自身でなるべくコントロールしていくことが大事だと思うんです。考えないことがいけない。私だって偉そうなことは言えません。なんとなくわかっていた。わかっていはいたけれど、ここまでになっていたんだということは痛感していなかった。『あなたが危ない!』(ホーム社)という本を出したところ“江原さん、そんなことみんな知っているし、今更そんなこと言っているの?”という感想が来た。今更と仰るなら、実践しなさいよと思うんです。実践が伴って初めてわかったことになる。だから人にも伝えるし、勉強もする。子どもや先の世代、未来も考えなければいけない。 “宿命”と“運命”というものがある。“宿命”というのは、自分自身のカリキュラム。“運命”は自分で作ること。ほとんど“運命”で、命を縮めてしまっている。
フィジカルとスピリチュアルというのは、現世において両輪なんです。歯が痛いだけで楽しくできない。それで人生が大きく変わってしまうかもしれない。それで夫婦が離婚するかもしれない。体が常に調子がいい時は、優しい自分でいられるもの。自分の体のコンディションが整わないということは“食”からきていることもあるのです。
そして、みんなが幸せになる為には、自分を解き放つことなのです」


●江原啓之 今夜の格言
「大切なことは実践です」
「怠惰な土地に花は咲きません。恐れることは怠惰です」