2017/12/31
年の瀬ですね。2017年は、どんな年でしたか?
「早いですね。今年は、あっという間だった気がします。今年の問題はすべて“世襲”だと私は思います。政治、大相撲、北(北朝鮮)、神社の問題すべて“世襲”。“世襲”と“才能”は別。向き不向きもあるので、気の毒。それで苦しんでいる人もいる。そもそも“世襲”というのは、物質的価値観。利権を、自分の子孫に繋げていくということ。“小我”だし、エゴ。人というのは“心・魂”だから、才能だって別なのです。“有終の美”とは、すべての出来事を正しく受けとめなければならないということなのです」という江原さん。
今日は『正しく受けとめること』をテーマに番組をお届けしました。
今夜お届けしたナンバー
◇What are you doing New Year's Eve? / カーペンターズ
◇ラピスの丘で / 江原啓之
「先日、門前仲町の有名な神社で痛ましい事件がありました。本当にその神社には神様はおられるのかと疑いたくなるような、そんな悲惨な事件。くしくもこれから年末年始の初詣の到来です。あまりその神社へは、足を運びたくなくなるのが、世の人々の心情ではなかろうかと思います。江原さんは、この神社の神様について、どのようにお考えでしょうか」というメールをいただきました。
江原さん
「こういう事件が起きた時に、必ず悪口・陰口で“その神社は、ろくな神様じゃないんじゃない”“神様、いないんじゃないか”などと言う。それは、ただの自分の心の依存心の映し出し。なぜ、神様が立派だったらそんなことが起きないのか。神様がいて、なぜ、世の中の人全体がろくでもないのか。“街灯に群がる蛾”という心理がある。光が強ければ強い程、闇は集まるんです。今回の問題は、神様には罪はない。神主は神様ではないんです。神司(かみつかさ)。神の御守をする人。要は、世襲に問題があるんです。私は元々、神主なんです。一度もコメンテーターとして呼ばれないのが不思議(笑)。そもそも神社というのは、個人の私有物ではない。戦前は、国家神道といって、国家が司っていた。戦後、GHQがやってきて政教分離になり、神社が生き残る為に“信教の自由”ということで“神社本庁”という宗教団体を作ったんです。御宮には、責任役員というものが必ずある。責任役員は票が割れるように3名以上の奇数名。その代表役員を宮司がすることが多い。氏子さんから任命されているのが宮司・神主たちなんです。極端なことをいうと、本当は給料に至るまで、その役員会で決められるんです。雇うかどうかもそこで決める。勝手に決めてはいけないんです。けれど、我が物顔でしているところもたくさんある。なぜそうなっているのかというと、時間と共に2代目、3代目となってくる中で、責任役員を自分の息のかかった人たちにしていったんです。逆に追い出された神主さんもたくさんいるし、その地域の役員さんがうるさくて一家で夜逃げをしてしまった神主さんもいる。私は“世襲”の中で“神職をきちんとやる気のないものは、出て行きなさい”と思っているんです。御宮を持っている人を“社家”という。学校でも“あなた、社家の出?社家じゃないのね?”と、分けられる。歌舞伎も同じだが、代々の世襲でないと入って行くのは大変。社家の出でないものが、どんなに優秀で敬神の心があっても神社には入れないことも多い。その場合は、女の子しかいない家に婿養子に入るか、明治神宮や伊勢神宮などの大きな御宮は、会社のような組織なので、社家の出かどうかではなく、能力になってくるが、社家かどうかの差別はすごいんです。学校に入るのも、出るのも、奉職するのも“忖度”なんです。もちろん、立派な方もたくさんいる。親御さんがきちんとしていて、自覚をしている人。才能のある方もいらっしゃる。けれど、そうでない方も、将来を約束されている。首席で卒業するのは社家でない人ばかり。敬神生活をしたい、それが大好きだから入るんです。そういう人たちの苦しみをたくさん見ている。資格をとっても働き口がなく、結局、御宮を離れ、一般の仕事に就いていく人たちがたくさんいる。年末年始にお宮に行く人たちは、神様だけを見ていればいいのです。神様を見るということは、己を見るということ。“神様はおられるのかと疑いたくなる”というところに依存心がある。ご利益ばかり得ようとしてはいけない。神様に向かうということは、己を見ること。そのことを忘れてしまうと、お参りの仕方も間違えてしまうのです。初詣の心得。神様に向かうということは、己を見つめるということなのです」
今年を振り返って―――
「あと少しで新年を迎えます。不幸になる人が必ず躓く3つのことを、みなさんよく覚えて新年を迎えてください。一つ目、自分は可哀想、自分は自分は…という“自己憐憫”。二つ目は、人のせいにしてしまう“責任転嫁”。すべては自分自身。責任主体で生きることです。三つ目は“依存心”。この三つをなくして、新たな年を迎えなくてはいけません。みなさま、良い年をお迎えください(鈴)!!」
●12月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
12月生まれのみなさんは、生きる指針を与えられる人。
多くの人の心に、温もりを与えてください
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。
●1月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
1月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。
◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。
●江原啓之 今夜の格言
「有終の美とは、すべての出来事を正しく受けとめることです」
「終わりよければすべて良し。善い年をお迎えください」
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 1月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
メッセージの応募はこちらから
「早いですね。今年は、あっという間だった気がします。今年の問題はすべて“世襲”だと私は思います。政治、大相撲、北(北朝鮮)、神社の問題すべて“世襲”。“世襲”と“才能”は別。向き不向きもあるので、気の毒。それで苦しんでいる人もいる。そもそも“世襲”というのは、物質的価値観。利権を、自分の子孫に繋げていくということ。“小我”だし、エゴ。人というのは“心・魂”だから、才能だって別なのです。“有終の美”とは、すべての出来事を正しく受けとめなければならないということなのです」という江原さん。
今日は『正しく受けとめること』をテーマに番組をお届けしました。
今夜お届けしたナンバー
◇What are you doing New Year's Eve? / カーペンターズ
◇ラピスの丘で / 江原啓之
「先日、門前仲町の有名な神社で痛ましい事件がありました。本当にその神社には神様はおられるのかと疑いたくなるような、そんな悲惨な事件。くしくもこれから年末年始の初詣の到来です。あまりその神社へは、足を運びたくなくなるのが、世の人々の心情ではなかろうかと思います。江原さんは、この神社の神様について、どのようにお考えでしょうか」というメールをいただきました。
江原さん
「こういう事件が起きた時に、必ず悪口・陰口で“その神社は、ろくな神様じゃないんじゃない”“神様、いないんじゃないか”などと言う。それは、ただの自分の心の依存心の映し出し。なぜ、神様が立派だったらそんなことが起きないのか。神様がいて、なぜ、世の中の人全体がろくでもないのか。“街灯に群がる蛾”という心理がある。光が強ければ強い程、闇は集まるんです。今回の問題は、神様には罪はない。神主は神様ではないんです。神司(かみつかさ)。神の御守をする人。要は、世襲に問題があるんです。私は元々、神主なんです。一度もコメンテーターとして呼ばれないのが不思議(笑)。そもそも神社というのは、個人の私有物ではない。戦前は、国家神道といって、国家が司っていた。戦後、GHQがやってきて政教分離になり、神社が生き残る為に“信教の自由”ということで“神社本庁”という宗教団体を作ったんです。御宮には、責任役員というものが必ずある。責任役員は票が割れるように3名以上の奇数名。その代表役員を宮司がすることが多い。氏子さんから任命されているのが宮司・神主たちなんです。極端なことをいうと、本当は給料に至るまで、その役員会で決められるんです。雇うかどうかもそこで決める。勝手に決めてはいけないんです。けれど、我が物顔でしているところもたくさんある。なぜそうなっているのかというと、時間と共に2代目、3代目となってくる中で、責任役員を自分の息のかかった人たちにしていったんです。逆に追い出された神主さんもたくさんいるし、その地域の役員さんがうるさくて一家で夜逃げをしてしまった神主さんもいる。私は“世襲”の中で“神職をきちんとやる気のないものは、出て行きなさい”と思っているんです。御宮を持っている人を“社家”という。学校でも“あなた、社家の出?社家じゃないのね?”と、分けられる。歌舞伎も同じだが、代々の世襲でないと入って行くのは大変。社家の出でないものが、どんなに優秀で敬神の心があっても神社には入れないことも多い。その場合は、女の子しかいない家に婿養子に入るか、明治神宮や伊勢神宮などの大きな御宮は、会社のような組織なので、社家の出かどうかではなく、能力になってくるが、社家かどうかの差別はすごいんです。学校に入るのも、出るのも、奉職するのも“忖度”なんです。もちろん、立派な方もたくさんいる。親御さんがきちんとしていて、自覚をしている人。才能のある方もいらっしゃる。けれど、そうでない方も、将来を約束されている。首席で卒業するのは社家でない人ばかり。敬神生活をしたい、それが大好きだから入るんです。そういう人たちの苦しみをたくさん見ている。資格をとっても働き口がなく、結局、御宮を離れ、一般の仕事に就いていく人たちがたくさんいる。年末年始にお宮に行く人たちは、神様だけを見ていればいいのです。神様を見るということは、己を見るということ。“神様はおられるのかと疑いたくなる”というところに依存心がある。ご利益ばかり得ようとしてはいけない。神様に向かうということは、己を見ること。そのことを忘れてしまうと、お参りの仕方も間違えてしまうのです。初詣の心得。神様に向かうということは、己を見つめるということなのです」
今年を振り返って―――
「あと少しで新年を迎えます。不幸になる人が必ず躓く3つのことを、みなさんよく覚えて新年を迎えてください。一つ目、自分は可哀想、自分は自分は…という“自己憐憫”。二つ目は、人のせいにしてしまう“責任転嫁”。すべては自分自身。責任主体で生きることです。三つ目は“依存心”。この三つをなくして、新たな年を迎えなくてはいけません。みなさま、良い年をお迎えください(鈴)!!」
●12月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
12月生まれのみなさんは、生きる指針を与えられる人。
多くの人の心に、温もりを与えてください
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。
●1月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
1月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。
◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。
●江原啓之 今夜の格言
「有終の美とは、すべての出来事を正しく受けとめることです」
「終わりよければすべて良し。善い年をお迎えください」
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 1月お誕生日の方
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