2016/1/31
寒い日が続きますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「年が明けたと思ったら、もう1月も終わり。この1カ月の間に、様々な事がありましたね。芸能界では、不倫問題や某スターグループの解散騒動があったり、国外の事ではデヴィット・ボウイやグレン・フライ(イーグルス)も亡くなりました。総じて言えるのは、すべては学び。デヴィット・ボウイは、癌を告知されても、自分の人生を余す事無く、最後まで自分の音楽活動に使った究極のエンターテナー。エンターテイメントに、命を捧げたのでしょうね。それと同じ時期に、日本では真逆な感じもありますね。自分の人生をエンターテイメントに捧げるどころか、小我で、自分の軸がぶれてしまっている。怖いのは何かというと、自分が見えなくなる事。例えばデヴィット・ボウイとの違いは、自分が見えている人と、見えていない人との対比。コントラスト。某スターグループにしても、理性的に自分の足元を常に見ていないと。芸能界であろうが一般社会であろうが、同じだと思うのです。会社という組織の中で、みなさんも、どう上司に向かって言うのか、部下や同僚、組織に対してもどうしていくのか。これもすごく学びが満載だなと思うのです」という江原さん。
今日は、今年最初の『感動した言葉』特集をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Absolute Beginners / デヴィット・ボウイ
富良野塾起草文 / 江原啓之



倉本聰先生が作・演出を手掛けた公演『屋根』が、7年ぶりに再演中です。
番組宛に、倉本聰先生からメッセージをいただきました。

倉本聰先生
「今回の作品もどこかに霊魂が、特に戦争中の霊魂がいっぱい宿っているような気が、僕はしています。この作品を、富良野の原野の廃屋を歩き回って、その廃屋の中に座り込んでそこから発想したんです。廃屋の中というのは、離農したり、自殺をしてしまった農業の棄民というような人たちの生活が山ほどある。そういう人たちを鎮魂するという意味が、僕の中で非常にありました。昭和初期から今までを生きてきた者として、今の人間に対して、言っておきたい事を『屋根』に代弁させて、聞いてもらおうと思った。そういう視線で、江原さんに感想をお聞きしたいです。ぜひ、観に来て下さい」




江原さん
「有難いお言葉ですね。鎮魂の意味も込めていられるのですね。私が今、パンフレットをふと開いて気になった所がある。
『お前、人間を殺してそいつを喰うか』
『―――!』
『わしゃケモノを殺す。
ハラがへるから喰う為にケモノを殺すんじゃ。
 したっけ、喰う分だけの命しかうばわん』
『―――』
『戦争は、喰わんのに人の命をうばう。
 だからわしゃきらいじゃ』
仰る通りですよね。必要以上の物を殺したりするのは、人間だけ。また、倉本先生を通して伝えたい、そういう魂がいっぱいいて、ブレないアンテナだから、先生の所に頼ってくるといえるのでしょうね。私も『屋根』絶対に伺います」



『屋根』あらすじ
大正十二年、北海道富良野の小さな開拓小屋で結ばれた夫婦、根来(ねごろ)公平・しの。二人の間には九人の子どもが誕生し、一家は公平が建てた小さな柾ぶきの屋根の下で貧しいながらも歌声の絶えない幸せな暮らしを営んでいた。
昭和十八年、太平洋戦争の荒波は山奥の彼等の家にも押し寄せる。長男一平、次男次郎の出兵に続き、翌年には三男三平にも徴兵命令が下る。「戦争はいやだ。オラ、逃げる」と言い出す三平を説き伏せる公平。しかしその直後、三平は屋根の上で服毒自殺を遂げる。
昭和二十年、戦争は終結する。
時は流れ、世の中は貧しい節約の時代から豊かな消費の時代へと移り変わる。
ようやく手に入れた「豊か」と言われる時代の中で一家に暗い影が忍び寄る。そんな時、しのは屋根の上で、死んでしまったはずの三平の姿を見る。
富良野GROUP『屋根』公演情報はこちらから
※東京公演は、完売となりました。


●あなたが感動した言葉―――

ご主人『はい、では改めて、明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします』
奥様『はい、本年も宜しくお願いします』と言い、お互いに相手に深々と頭を下げて挨拶。
(にゃんころ餅さんがお互いに敬意を持ち、よい年の重ね方だと思った、京都のホテルの食事会場で出会った老夫婦の会話)


● 1月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
1月生まれのみなさんは、社会の規律を正す人。
礼節をわきまえ、正しき道に導いてください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●2月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
2月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。
◇ リスナーのみなさんの生の声が聴きたい!『突電コーナー』ご好評いただいておりますが、こちらからかける場合は“非通知”となりますので、あらかじめ“非通知解除”をお願いします。


●江原啓之 今夜の格言

「言霊は、人生を照らす力です」
「人生は、大切なことに気付く連続です」


番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
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◇ エンジェルさんのコーナー
◇ 2月お誕生日の方
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2016/1/24
東京でも初雪が降りましたね。
「私は、人間には2種類の人がいると思います。目に見えないものを信じる人と、信じない人。果たしてあなたはどちらでしょうか。私は、実は以前は一滴もお酒が飲めず、美味しいと思った事がなかったんです。しかし、最近になって“酒エンジェル”がついたようで、急に飲めるようになった。何から始まったかというと、熱海で梅が獲れるので、梅酒を漬けて飲むようになった。すると、とても美味しく、梅酒のソーダ割りにはまってしまった。そうこうしているうちに、シュワッとしている物が好きになり、シャンパンが飲めるようになった。さらに、ビールは飲めないが、米由来の物である日本酒が飲めるようになった。お酒、美味しいですね。まったく飲めなかったのに、劇的な変化。これは、どんなエンジェルさんなのでしょうか。怖いです!」という江原さん。
今日は『エンジェルさん特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Ghost Dance / パティ・スミス
◇とねりこの木 / 江原啓之



「私は中学生の息子をシングルで育てています。小学校卒業間近から子どもは、ばい菌などといじめられていました。中学校ではその原因となる癖をやめさせようとしたり、勉強をさせようとしたりと一生懸命になり、気付けば子どもは家でも学校でも居場所がなくなり、荒れていました。中学校でもからかわれ、期待した友達もいない。そんな中、女の子数人に連日からかわれ“もうやめて”と、1人の子の鞄を息子が蹴ったのです。そのはずみに、通りすがりの女の子が廊下でこけてしまいました。無関係なのに。部活で活躍しているのに。突然男子から怪我をさせられたと親御さんは激怒。ひたすら謝罪するのみでした。息子も自己嫌悪で学校を休むほど。しかし、数日後、事態は変わりました。足を骨折したかもと、その女の子が病院を受診したところ、たまたま院長が診察。“足は擦り傷で問題ない。それよりも甲状腺が腫れている。手術するくらいのもの。今日受診して良かったね”と言われたとの事。院長の専門は甲状腺でした。息子との事がなければ病気が悪化したかもしれなかったと。結果良く、ありがとうと言われ、息子は気持ちの切り替えができました。今も色々ありますが、エンジェルさんが守ってくれているとなんだか心強く思っています」というメールをいただきました。

江原さん
「エンジェルさんですね。この事だけに関わらず、人はみな“なぜ、この時にこの人と”などと、スーパーコンピューターで計られたような出来事がある。とばっちりを受けた女の子がいる。しかし、その事でいじめの事も、もっと表に出るだろうし、学校での改善も必要になってくる。そして、病気の事も分かる。すべてうまくいくようになっている。なので“不運だ、不運だ”と、ただいたずらに逃げてはダメなのです」



「30年前に一緒に暮らしていた祖父の初七日の事。祖父は物静かでとても優しい人で、私の事をとても可愛がってくれました。当時、今の旦那とお付き合いしていた私は、初七日の法要にも出席してくれた彼と、その晩二人で家族風呂に行きました。当時はラブラブでした。二人で湯につかり、立ち上がった時、私は立ちくらみを起こしたらしく、ほんの少しの間、意識を失っていたそうです。私はその時、夢を見ました。白い霧がかった広い川のこっち側に私。向こう岸に白いワンピースみたいなのを着た祖父がいて、私に手招きしているのです。川を渡ろうと足を踏み入れた時、後ろで彼が私の名を呼ぶ声がして、意識が戻り、目を開けると彼が必死に私の名を叫んでいました。あの時、祖父に連れて行かれそうになったのでしょうか。やっぱり初七日にラブラブ家族風呂がいけなかったのでしょうか。あれから30年。山あり谷ありですが、彼と結婚して仲良く過ごしています」というメールをいただきました。

江原さん
「これは、お爺さんもあなたも同じく、すっとぼけていて、似た者同士なのでしょうね。また、イチャイチャしながら温泉に入っていて不謹慎だと思う自分のギルティがあったのではないか。立ちくらみしたというのは、よっぽどラブラブと長いお風呂だったのでしょう。そこで“ラブラブもいいけれど、心引き締めろよ”と、お爺さんにからかわれたのではないか。お茶目なお爺さんだと思います」



「私にはぞろ目エンジェルさんがいるんです。1日に何度も!家族でドライブ中、ガソリンスタンドで44.4L金額が5,555円に!そのすぐあと走行中に対向車のナンバーが1111!それで帰り道、気にもしなかった走行距離を見たら111,111km!!旦那に“すごいよね!”と言ってもなんだか感動なし。しかし、私は何年も前から時計のぞろ目はしょっちゅうで、不思議でならないけれど、プチハッピーで嬉しくなるんです。きっと私にはぞろ目エンジェルがいると思います」というメールをいただきました。

江原さん
「良かったですね(笑)。そういう事を気にすると、ずっとそういうものばかり見るから、余計にあたりますよね。その分、あたっていない数もいっぱい見ていると思います(笑)」



「我が家には反抗期の次男(中1)がいます。普段の会話も反抗的な上に、勉強嫌いな息子と、どう向き合ってよいのか分からず悩んでいました。先日、庭の大きな蜂の巣を取ろうと思い“母さん取ってくるから部屋で待ってなさい”と言ったところ、反抗期の息子が“俺も行く”と、出てきました。私が物干し竿で蜂の巣をツンツンしたところ、直に蜂の巣が落ちました。その途端、落ちた蜂の巣から大量の蜂が出てきたので、必死になって玄関まで走りました。もちろん息子の方が、足が速く、先に玄関の戸を開けました。“こいつ、絶対私を閉めるだろうな”と思っていたら、意外や意外。“母さん、早く!”と言って、扉を開けて待っていてくれました。久しぶりに息子と自然に付き合えて、涙が出ました。普段は反抗的でも、それは表面だけの事で、本質は変わらないんだなと思いました。日常のこんな些細な事ですが、息子がエンジェルさんに見えました」というメールをいただきました。

江原さん
「エンジェルさんですね(笑)。エンジェルさんが見える心が大事です」



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●江原啓之 今夜の格言

「すがる人は弱い人。忌み嫌う人は怖い人なのです」
「希望を持つ人は、強い人です」


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2016/1/17
寒い日が続くようになりましたね。
「ネガティブな考えから、幸せは生まれません。なのに、どうして人はネガティブになってしまうのでしょう。それはきっと、ネガティブに考えた方が楽だから。前向きに乗り越えていこうとするのは、幸せになるのだけれど、面倒くさい事でもある。一方で、現実逃避の楽天家もいる。障害を乗り越えなければいけないのに、障害を逃げようとする。それは、ネガティブも楽天家も一緒なのです」という江原さん。
今日は『ネガティブメール特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Human Behavior / ビョーク
◇さくら咲く / 江原啓之



「私は人にどう思われているかいつも気にして生きていて、傷つくのが怖いので、あまり人と接点を持たないようにしています。でも、子どもがいるとそうもいかず、疲れます。段々仲良くなると大丈夫なのですが。しかし先日、子供会の会長をクジで当ててしまいました。やるしかないのは分かっているのですが、その事で頭がいっぱいで、食欲もあまりありませんし、夜中に目が覚めます。自分がやれるのかとか、色々考えてしまいます。江原さん、これは必然というか、やれって事なのですよね。私は近所に知り合いもいません。副会長、会計と立候補してくれる人もいて、何とか一年間、頑張ろうと思います。私は自分が嫌われていると常に思っているのでダメですね。こんな私に喝をください」というメールをいただきました。

江原さん
「スーパーネガティブですね。人間は、苦手な事をずっと避けていては進歩できない。その為に、これはやらなければいけない事。“嫌われている”とネガティブになる人は、“好かれたい”人。“好かれたい”が極度にない人は、こんなにネガティブにはならない。でも、好かれたいとあまり思わずに、素でいいのではないか。それで嫌われたら、自分を改善すればいいだけの事。頑張ってくださいね」



「仲の良い友人の結婚式を、司会までして盛大にお祝いしました。私がその時ちょうど仕事の新人研修でバタバタしており、友人夫婦よりお礼のお食事に誘われたのですが、時間と気持ちに余裕がないと断ってしまいました。式の前に食事に連れて行ってもらっていたので、それで十分だと伝えたのですが、誘いを断るのは失礼だと、友人の旦那さんが怒ってしまいました。それから友人とも関係がギクシャクし、私もこれ以上、話を蒸し返すのは嫌だったので、それ以降、友人とは、式の話や旦那さんの話をしていません。それから2年が経ちました。私から改めて謝った方がいいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「もう2年も経っているし、今さら蒸し返さなくてもいいのではないか。改めて謝るなんてしない方がいい。その前に、簡単な事。まずはあなたが悪い。言い方だと思う。こういう事は、仕事をしていたらいくらでもある事。断り方の問題。“仕事がどうにもならない”と、泣き言を言えばいい。それでもし、本当に先方が怒ったのであれば、それは、そういう人だと思って“この人、感謝がない人だな”と思えばいい。私も、日程が合わない事が多い。その時は“ごめんね!半年後でもいい?”と平気で言う。そう言えばいいのに。コミュニケーションの方法の問題だと思う。なので、いちいち過去の話は蒸し返さない。掘り起こさない方がいいと思います。忘れ去る事です」



「約一年間の留学をしました。最初の半年は現地の生徒と話すのも難しい状況でした。それでもめげず努力していましたが、ホストファミリーの都合で、ホストファミリーを変更。その関係で学校を変更する事になりましたが、次の学校の生徒、先生がみな優しい人達で、しかも留学生が私だけという恵まれた環境の学校に入る事ができました。100人を超える友達ができましたが、そんなに多くの人とは同時に仲良く出来ないので、数名だけが本当の友達のような感じでした。そこで残りの半年をすごく幸せに過ごせました。そして帰国前日です!お別れパーティーをホストが開いてくれ、Facebookで来たい人を聞き、30名程が来てくれる事になりましたが、当日来たのは0人。その後数名はいけなくてごめんねときましたが、あの屈辱はものすごく酷いものでした。個別に誘った方が良かったのかなと反省点もありましたし、それまで何かと幸せにやってきたので、それくらいの負を払うのが当たり前かもしれませんが、本当に悲しかったです。実は自分は初めと終わりがここ数年うまくいきません。元旦も親とケンカしてしまいました。これは、次はお前が人々に幸せを与える番だから、悲しむ気持ちを思い出しなさいというメッセージなのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「この暗さがいけませんね。それに、来て欲しい大事な人に、Facebookで聞くというのもいけない。軽い。個別に聞くのは当たり前。自分のやり方を通し、それがうまくいかなかった。呼ばれた方もFacebookで呼ばれていたら、不特定多数に送られているという、軽い気持ちになってしまう。それをまた、根に持つ。そして、ここまで引きずる。それでいて、元旦も親とケンカをしてと、ケンカをする事自体、ワガママ。自分のやりたいように通らないと、落ち込んだり、ネガティブになったりしてしまう。パーティーでは、その分、ホストファミリーが優しくしてくれたのでしょう。大事な人には、大事な人としての付き合い方。それをちゃんと学びなさいというメッセージ。結婚式の披露宴にも、ご招待状が来るから行かなければとなる。行かないにしても、お祝いをしなければとなるのです」



「私は太りやすい体質で、体型がコロコロ変わります。スーツは11~21号まで持っており、父からは“太っていると人から低く見られるから痩せろ”と言われるのですが、なかなかダイエットに成功しません。過去に30kg痩せた事がありますが、リバウンドして今太っています。江原さんのように体型を武器にして、オペラをされ、堂々とされ、見習いたいところです。でも私は太っているのを気にして、友達と異性に会う気になりません。日本人の男性は太っている女性を嫌がる傾向にあるので、婚活もストレスになります。どうやったら自分の体型に自信が持てるでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「私も、体型は武器にはしていません(笑)。日本に限った事ではなく、世界中で、太っていると人から低く見られる。しかし、今はポチャブームというのもある。日本人の男性は、今はみんな細い人が好きなのですか?女の子の勘違いではないでしょうか。“足首が細い”などと、部分的な好みを言っているのであって、必ずしもガリガリな子が好きなわけでもないと思う。江戸時代は、ぽっちゃりした人の方がモテていた。痩せた女の人の浮世絵はない。幽霊画になってしまう。デブは良くないけれど、ぽっちゃりくらいは可愛い。11〜21号は、ちょっといき過ぎかな。痩せた方がいいかもしれない。私も健康の事を考えて、ある程度は痩せようと思っている。デブは怠惰になる。昔から『出不精=デブ症』と言われている。私は怠惰ではないが、そろそろ体が重い。もうちょっと軽くなりたいなと思っています。みなさんも一緒に軽くなりませんか?重くていいのは考え方だけです」




●2月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
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●江原啓之 今夜の格言

「人は最悪が怖いから、人生の保険として最悪のことを考えるのです」
「恐れよりも、切り拓く道の方が断然楽しいのです」


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◇ 2月お誕生日の方
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2016/1/10
お正月も明け、本格的に始動された事と思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
「年末年始は親族の集まりもあるし、お正月明けで、職場の人間関係も色々と始まったりと、様々な人間模様があったのではないでしょうか。人というのは不思議なもので、すごく好きだった人が大嫌いになったり。好きなはずなのにケンカや諍いが絶えないといった事もよくありますね」という江原さん。
今日は『人間関係のお悩み』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇トリセツ / 西野カナ
◇フレンズ / レベッカ



「私には、年老いた両親と姉が2人おります。父が経営している会社の跡継ぎや、財産の事で姉夫婦達が揉めています。私はその様子を何年も前から見て、親と色々話を聞いているだけです。末っ子の私がでしゃばれば、余計に揉めて、親を悲しませるのが嫌なので。ひとつだけ、どうしても姉達を許せない事があります。姉達は、親に向かって暴言を吐き、怒鳴り散らします。元々の性格もキツイのですが、怒ると鬼の様になり、誰が何を言っても聞く耳を持たず、親にあたりたい放題で、年老いた優しい親を怒鳴り散らす姉達が本当に許せなくて悔しくて、涙が止まりません。私はとにかく親を大事に大切にしてあげる事しかできなくて。どうしたら姉達は親を大事に優しく接してくれるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「非常に日本的。もたれ合っているからいけない。『依存』。聞けば、お気の毒だと思うかもしれないが、私は全然思わない。“親の事で涙が止まらない”というのも分かる。しかし、冷たいかもしれないが、理性的にクールに語れば、親御さんもお姉さんも、お互いに趣味でなさっている事。親は、結局は、跡継ぎや財産の事をチラつかせて、家の継承を望んでいるからいけない。家族というのは学校のようなもの。また、財産でもめるというのも、なぜ親が持っている物を子が持つ為に、もめなければいけないのか。使い切って終わってしまえばいい。2つにひとつだと思う。物質的に完全に等分に分けるか、使い切るか。お姉さんたちも、当てにする方も当てにする方。当てにさせた方と、当てにする方と、波長の法則。類は友を呼ぶ。私だったら、子どもが親に罵声を浴びせかける程だったら、追い出す。“あなた方には1円もあげません。さようなら”と、縁を切ります。あなたが親の事を思って涙するというのは、育てて貰った恩としてする分にはいいと思うが、このもめ事について涙するというのは、涙目で物事を見ているから。涙目で物を見てはいけない。涙でぼやけては、誠が見えない。なので、趣味で好きでやっているのだと思って、放っておけばいい。本当に嫌だったら、残す財産はなしとし、仕事も閉めるか、他人に譲ればいいだけなのです」



「親がケンカする所をよく見てきました。父は普段から無口で自分の事を話す事がなく、怒ると凄く怖くて、少しでも自分の気に入らない事があると、顔色を変えて、一週間何も話さない事もありました。今でも父の顔色を見て、怒らせないように気を遣いながら生活しています。最近になって、ケンガしている所、父の怒っている顔や、不機嫌な顔を見ると、凄く胸が締め付けられて息苦しくなります。でも、父は職人で、仕事をしている姿は、本当に尊敬していますし、優しい所もあります。昔からの家庭環境が、体や心などに影響しますか。親のケンカする所は見ない方が良かったでしょうか。これからどういう風に対応していったらいいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「家庭環境が体や心に影響するというのは、あると思います。でもお父さんは“優しく、尊敬する所もあり、みんなの事を養ってきた”。昔から、頑固親父というのはいる。“親のケンカを見ない方が良かったでしょうか”というのも、見て良いと思う。それが財産。それがとっても嫌だったら、自分は違うようにすればいい。反面教師。“これからどういう風に対応していったら”というのは、自立する事。親の元を早く離れる事です。子どもたちが自立していったら、意外に支え合ったり、仲がいいかもしれないのかもしれませんよ」



「過去に一度付き合った男性と復縁しました。その男性と現在、同棲しています。結婚も視野に入れています。ですが、私の中で許せない事があります。彼の過去の女性関係です。私が彼と別れて以来、まじめなお付き合いをせず、軽い遊び程度にお付き合いをしていた事を聞いてしまいました。彼に過去を聞いた私が悪いと思いました。それを機に、不信感を抱くように。正直、私は彼の中で、一番の女性と自信がありました。なぜなら私自身が、彼と別れてからも、ずっと特別な存在だったからです。過去に彼と別れた時は、学生だったせいか、彼の束縛が酷く、高校を卒業し、上京を機に別れを選びました。自分から離れ、現在も自分の勝手な思いで悩んでしまっている私は、自分勝手だと思います。ですが、彼を愛しています。毎日ケンカの日々です。気がつけば、暴力をふるわれるようになり、自分もやり返すようになり、憎しみが生まれてしまいました。ですが、好きなんです。お互いに、またやり直していこうと話し合い、頑張ろうとしますが、やはり、体力も精神も限界がきてしまいそうです。これからどう彼と向き合っていけば良いのでしょう。幸せにするにはどうしたら良いのでしょう。自分はどう改善すれば良いのでしょう。迷っています」というメールをいただきました。

江原さん
「好きでケンカもしている。何だかんだ言っても好きだから。また、考え方によっては、あなたが“私の思うように生きろ”と、言っているようなもの。結婚も視野に入れているのに、自分の思うようにさせたいという思いであるのならば、うまくいかない。だったら、自分の思うような人を探しに行った方が早い。しかし、100%自分が思うようにしてくれる人なんて、なかなかいない。あり得ない。注文ばかりの人が増えるから、男がみんな恋愛をしたくなくなってしまうのです」



「先日、旦那に買い物を頼んで1万円渡しました。おつりの5千円を落としたと、凹んで帰ってきました。車の接触事故も見たし、ついていないのかなと落ち込んでいる旦那。立ち寄ったお店に電話したけど、ないとの事。5千円、大きいなと思ったけど、仕方がないよと慰めました。すると、旦那が数年前に道で5千円拾った事を暴露!自分の物にしたそう。そりゃ、5千円落としても返ってくるはずがない。お金を落とした事よりも、旦那の人間性を疑ってしまいました。引きずる性格の私ですが、こういう時は、どうやり過ごすべきですか」というメールをいただきました。

江原さん
「こういう時は“きっと、困った人にお金がいった。困った人が、ご飯が食べられた”と思えばいい。数年前に拾ったと白状しただけ、許しましょう!」



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●江原啓之 今夜の格言

「人はみな、自分のことをわかってもらいたい甘えん坊なのです」
「愛されるよりも愛する人こそ、本当の愛に恵まれるのです」


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2016/1/3
明けまして、おめでとうございます。
「お正月、みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。私は、2日から新春講演会。笑いから始まるという意味で、小梅太夫さんにゲストに出ていただきました。笑いが一番ですね。“笑う門には福来る”といいますが、これは本当です」という江原さん。
今日は、おと語り初笑い。『面白メール特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Happy New Year / ABBA
天使のリュート / 江原啓之



「私の夫は、日本語の使い方が変です。最もよく耳にする言葉が“多分、そうかもしれない”。モヤッとします。あと、私が娘に“これ、食べられる?”と聞いていると“何で敬語なの!?”と爆笑します。どこから説明すべきか頭を痛めます。先日は、上司にある仕事を頼まれた時に“それは僕には役不足です”と言い、叱られたそうです。今、仕事の為に、英語や韓国語を勉強していますが、日本語がおかしいのに大丈夫か!?とツッコミたいです。覚え間違いも多く、焼き増しの事を焼き回し。ブルース・ウィリスの事をブルース・ウィルスと言っていました。因みに活字が嫌いで、読書はしません。こんな夫の日本語、長い目で見て10年後くらいで構わないので、少しずつ正しく使えるよう、妻である私に良きアドバイスをください。気持ち良く清々しく会話してみたいのです」というメールをいただきました。

江原さん
「これは、流石に私には難しい(笑)。意外とこういう方の方が、外国語が良かったりするのかもしれない。あなたの文章があまりにも上手で、夫婦が対照的。私の家でも奥さんが“そんな、フリジンな”と言ったので、“それって理不尽な、じゃないの?”と聞いたら“そういう言い方もある”と返された。困るものですね(笑)」



「最近のうちのナーバスな出来事をご報告いたします。息子の勉強を見ていた時の事。“ねぇ、お父さん。中年の次は何になるの?ホームレス?”あああああー。父母共々絶句。リアルに現実を捉えており、恐ろしい限りです。私たちは、中年の次は、自立した熟年になろうと決心しました」というメールをいただきました。

江原さん
「今の世相を表している(笑)。カッコイイ大人にならないとダメなのですね」



「以前、番組の中でサラリーマン川柳を紹介していた事がありましたね。あまりに面白くてネットで検索していたら、他にもシルバー川柳なるものがある事を知りました。江原さん!酸いも甘いも味わい尽くしたシルバー世代自虐ネタ。エッジの効き方がハンパじゃないですよ。私も歳をとったら、あんな事を言えるくらい解き放たれたいです!ツボにはまったいくつかを紹介します。
『リハビリは 三途の川を 渡るため』
『恋かなと 思っていたら 不整脈』
『年上が タイプだけれど もういない』
『歳重ね くしゃみするのも 命懸け』
『味のある 字と褒められた 手の震え』」

江原さん
「すごくセンスがある(笑)!サラリーマン川柳よりおもしろいかもしれない。こういうお年寄りだったら、若い人もみんなで楽しめる。もっと楽しんで欲しいですね」



「放送中は、寝入った息子の隣で息を潜め、お腹を抱えて涙が出るほど笑い転げてしまいました。おかげさまで、心軽く、自分では珍しいほど前向きで、冷静に理性を持って過ごせています」というメールをいただきました。

江原さん
「笑うってやっぱりいいですね。布団の中で息を潜めて“シルバー川柳”辛いですね(笑)」



「先日、息子にイターイお仕置きをしてしまいましたので、ご報告いたします。朝、洗濯物を干していた時の事。息子が“オレのジーパンも洗ってよ”と言ってきましたので“もう遅いよ。前の日に出してくれなきゃ困るよ”と言ったところ“チッ、クソババア”と…。私以前から、いつか息子がこの言葉を言う時が必ず来ると待っておりました。“クソババアか〜!いや〜!やっと言ってくれたね〜!これで君も一人前だ!やっと子育てが終わった〜!これからは私も自由にさせてもらうから、自分の事はすべて自分でしなさいね!”息子は“えっ、ちょっ、、、ごめ”とオロオロ。私はさっさとよそ行きに着替え“んじゃ、後はよろしく!かーちゃん遊びに行ってくるわ〜!”と。“ごはんはー?ねぇ、ごはん…”なおもオロオロする息子に一言。“クソババアだから、そんなの知らない!”と言ってやりました。映画を観て、ブラッと散歩。喫茶店で音楽を聴きつつ、落ち葉など見ながらのーんびり過ごし、夕方に家に帰ると、息子が慣れない手つきで洗濯物を畳み待っていました。そして“ねぇ…お米のとぎ方教えてよ”と。たまには一揆も起こしてみるもんだなぁと思いました。次はとーちゃんにやってやるぞ〜」というメールをいただきました。

江原さん
「怖い(笑)!でも、息子もそれでオロオロしている感じも可愛くて、いいですね。この時を先に待っていたという、準備しておくのもいいですね。準備をしておかないと、その時が来たら、悶々とするでしょうから。次は、父ちゃん。こっちの方がキツイと思います(笑)。息子には、そうはいっても甘いものですからね」



「11月15日の放送はとてもおかしく、大阪からの夜行バスの中で、大笑いをこらえるのが大変でした。危うくおかしな人になりそうでした。いやあ、罪な放送でした。前はTVで森繁さんの社長シリーズや、植木さんの無責任シリーズ等よくやっていて、子どもの頃、祖母と観ていました。ああいう笑いって良いですね。今は流行らないのでしょうか。“そのうちなんとかなるだろう”は、植木等さんの歌が、そのものという印象がありましたが、力強い天童さんの歌もいいですね。本当に日曜10時のこの放送は、明日の活力になります。ありがとうございます」というメールをいただきました。

江原さん
「嬉しいですね。こちらこそ、ありがとうございます。これからもみなさま、どうぞよろしくお願いいたします」



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「明けましておめでとうございます。これは、幸せを呼ぶ魔法の言葉です」
「歳の初めだからこそ笑いましょう。一年がそうなるように」


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