〇SE（緊急アラーム）

おやっさん　　　もしもし！　こちら本部！　

　　　　　　　な～に！　自由の女神からの依頼！？

　　　　　　　あのニューヨークにあるアレ？

　　　　　　　銅像でしょう？

　　　　　　　それなのに本人からの依頼？　わ、わかりました。（電話切る）

　　　　　　　う～ん…ナベカイダー史上一番のメルヘンな話になりそうだな…

〇M―CI　（ヒーローモノっぽいオープニング曲）

NA　　　 　　解体のパイオニアとして

　　　　　　　トータルで問題解決をし、社会に貢献していく、

　　　　　　　それが「解体戦隊ナベカイダー」なのだ！

提供クレジット　「この番組は…
　　　　　　　新3K、かしこく、かわいく、かっこよくのNABEKAIの提供でお送りします。」

〇M-FO　

NA　　　　　　第１６話！「独立宣言書をめくれ」

イエロー　　　　　おやっさん、これはどういうことですか？

おやっさん　　　　ナベカイダーイエローこと、SK3500D、君の言う事はわかる！

　　　　　　　　フィクションにもちゃんとルールというモノはあるものだ。

　　　　　　　　その中でどれだけリアリティに近づけるか、

　　　　　　　　それは発信する側こちらの責任でもある。

　　　　　　　　そんな中、銅像本人からの依頼…それでもやってくれるか、イエロー。

イエロー　　　　　おやっさんが言うならやるしかないでしょう。

　　　　　　　　それに困っているなら、それが解体現場であろうと銅像であろうと

　　　　　　　　助けるのがナベカイダーですから。

おやっさん　　　　さすがイエローだ！　さっそくニューヨークに飛んでくれ

イエロー　　　　　はい！

〇SE（飛行機の音）

〇Ｍ（アメリカ国家～２～３秒）

イエロー　　　　　とう！　（ヒーロ―現れるイメージ）お待たせしました！

女神　　　　　　待っていたわ！ナベカイダー！

イエロ―　　　　　ど、銅像が喋っている…いや、そこを考えだしたら話が先に進まない！

　　　　　　　　女神さん、いったいどうしんですか？

女神　　　　　　左手に持っている独立宣言書あるでしょう。

　　　　　　　　私が建設された1886年以降、持ってるだけでまだ中を見ていないの

　　　　　　　　だから開いてほしいの。

イエロー　　　　　　ご自身で開けばいいんじゃ…

女神　　　　　　　私は銅像よ！　自分で出来る訳ないでしょう！

イエロー　　　　　　なるほど、その自覚はあるんですね。でも銅像なのに喋っていますが

女神　　　　　　　シャラップ！　それ以上は設定が破綻するわ！

　　　　　　　　　それよりどうなの？出来るの？

　　　　　　　　　私、足元からたいまつまでの高さは46メートル

　　　　　　　　　乗っている台座の高さが47メートルで、

　　　　　　　　　あわせて93メートルあるのよ！

イエロー　　　　　　それなら安心してください。

　　　　　　　　　独立宣言書の位置はだいたい93メートル中の半分よりは上ですが、

　　　　　　　　　私の高さは60メートル。ちょうど届きます。

女神　　　　　　　ホントに！？じゃあ独立宣言書を開けるのね？

イエロー　　　　　　おまかせください！　　いきますよ～

〇SE（ウイーン）※機械音

〇M-CI（ヒーローモノでよくある少し悲しげなエンド曲）

おやっさん　　　　　お疲れ、イエロー　どうだった？

イエロー　　　　　　女神の独立宣言書を開くという任務、高さ的には届いたのですが…

　　　　　　　　　本も銅製なので開くとかそういう問題ではありませんでした。

おやっさん　　　　　なるほど…

　　　　　　　　　それにしても今回はなかなかに自由度の高いストーリーだったな。

イエロー　　　　　　まさにアメリカって感じでしたね。

ＮＡ　　　　　　　こうしてメルヘンな依頼にも即座に対応したナベカイダー

　　　　　　　　　これからもリバティな精神でどんな依頼も果敢に挑む！

　　　　　　　　　行け！ナベカイダー！戦え！ナベカイダー！

　　　　　　　　　もちろん！リスナーさんの寛大な耳に期待して！

おしまい