2021.12.4
◆現役引退後は必ず太る?
丸山:鈴木大地さんは、1967年生まれ、千葉県習志野市出身。1988年ソウルオリンピックの 100m背泳ぎ金メダリストで、バサロ泳法でも有名になりました。初代スポーツ庁長官、公益財団法人日本水泳連盟などたくさんの要職を歴任し、大学教授もされていて、すごいですね。僕、金メダル獲得の瞬間を観ていましたから。
鈴木:本当ですか!?
丸山:(水中から)出てこないで、そのまま終わっちゃうのかなって思うぐらいすごくて。あれってもっといけるんですか?
鈴木:いけます。
丸山:すごい……まるで魚ですね。今でも泳がれているんですか?
鈴木:先日、足を骨折してしまったのでリハビリとして泳ぐぐらいで。普段はウォーキングやジョギングなどをしているんですけど、足が痛くてできないので、筋トレを。昔に比べたら泳いでいるうちに入らないですよ。
丸山:(現役時代は)毎日何kmも泳いで練習されていたと思いますけど、今でも体型が崩れていらっしゃらないので、お会いした瞬間に、ずっとやっているのかなと感じました。
鈴木:いやいや、けっこう水泳の人は着痩せするので。脱いだらすごいです(苦笑)。
丸山:着痩せという感じではないですけどね(笑)。
鈴木:昔は胸板に自信があったんですけど、最近自信があるのは腹板です(笑)。
丸山:やっぱりそうですよね。康ちゃん(北島康介さん)とも話すと、(現役時代は)すごい量を食べて、すごい距離を泳ぐじゃないですか。
鈴木:そうですね。
丸山:現役引退してからも、(現役時代の名残で)食べられるものですか?
鈴木:食べられるので、そのまま育っていっちゃう人もけっこう多いですね。一旦、みんな太りますけど、その後どうするか。“そのままでいっか”って人もいれば、“まずいな”って変える人もいます。
◆鈴木大地から見た水泳界は…
丸山:水泳界の人気はどの辺りから変わっていったんでしょうか。岩崎恭子ちゃんの金メダル(1992年バルセロナオリンピック)とか?
鈴木:少しずつ日本人が活躍できるようになって注目されて、北島康介選手が出てきた2000年以降ですかね。
丸山:やっぱり、鈴木さんの金メダルもスイッチを入れたんじゃないですか?
鈴木:スイッチは多少入ったと思いますけどね。それ以降、コンスタントに選手が出てくるようになって。
丸山:どこかで時代を塗り替えるような選手が出てきますよね。僕らの業界で言うと、松山英樹がメジャーチャンピオンになったじゃないですか。必ずまた日本の選手が何年後かにメジャーチャンピオンになると信じているんですよ。
鈴木:それは段階があって、突然、松山英樹選手は生まれないと思うんですよね。それこそ丸山選手がいたり、ジャンボ尾崎(尾崎将司)さんや青木功さんがいたり、そういう長い強化のリレーというか、土台があって次の世代が生まれてくる。水泳界もゴルフ界も、そういった長い歴史のなかで生まれてきたのだと思うんですよね。
丸山:日本の競泳選手がこれだけ世界で活躍できるようになった理由ってあるんですか? ポテンシャルは圧倒的に欧米人のほうがすごそうじゃないですか。
鈴木:水泳の場合、戦前からけっこう強くて、戦後もその強さをキープしているんです。
丸山:古橋廣之進さんとかね。
鈴木:なぜ強いかと言うと、当時は練習量。日本人のウォーミングアップを見て、アメリカ人がビックリしちゃったんですよ、昔は。練習量で凌駕していた。その後は、日本人の柔らかいフォーム、抵抗の少ない効率的な泳ぎなど、いろいろな理由があると思うんです。
丸山:なるほど。
鈴木:ですから、その時代の常に先を行っていないと勝てないのかなと思うので、いろいろなことを情報収集して、取り入れてやっていく。
丸山:延々と記録は更新されていくんですかね?
鈴木:そう思いますね。人類の進化とともに、記録も変わっていくのかなと思います。
次回12月4日(土)の放送も、引き続き鈴木さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2021年12月5日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
「突然、松山英樹選手は生まれない…」丸山茂樹×鈴木大地が語る、ゴルフ界&水泳界の未来
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。11月27日(土)の放送は、1988年ソウルオリンピック 100m背泳ぎ金メダリストの鈴木大地さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆現役引退後は必ず太る?
丸山:鈴木大地さんは、1967年生まれ、千葉県習志野市出身。1988年ソウルオリンピックの 100m背泳ぎ金メダリストで、バサロ泳法でも有名になりました。初代スポーツ庁長官、公益財団法人日本水泳連盟などたくさんの要職を歴任し、大学教授もされていて、すごいですね。僕、金メダル獲得の瞬間を観ていましたから。
鈴木:本当ですか!?
丸山:(水中から)出てこないで、そのまま終わっちゃうのかなって思うぐらいすごくて。あれってもっといけるんですか?
鈴木:いけます。
丸山:すごい……まるで魚ですね。今でも泳がれているんですか?
鈴木:先日、足を骨折してしまったのでリハビリとして泳ぐぐらいで。普段はウォーキングやジョギングなどをしているんですけど、足が痛くてできないので、筋トレを。昔に比べたら泳いでいるうちに入らないですよ。
丸山:(現役時代は)毎日何kmも泳いで練習されていたと思いますけど、今でも体型が崩れていらっしゃらないので、お会いした瞬間に、ずっとやっているのかなと感じました。
鈴木:いやいや、けっこう水泳の人は着痩せするので。脱いだらすごいです(苦笑)。
丸山:着痩せという感じではないですけどね(笑)。
鈴木:昔は胸板に自信があったんですけど、最近自信があるのは腹板です(笑)。
丸山:やっぱりそうですよね。康ちゃん(北島康介さん)とも話すと、(現役時代は)すごい量を食べて、すごい距離を泳ぐじゃないですか。
鈴木:そうですね。
丸山:現役引退してからも、(現役時代の名残で)食べられるものですか?
鈴木:食べられるので、そのまま育っていっちゃう人もけっこう多いですね。一旦、みんな太りますけど、その後どうするか。“そのままでいっか”って人もいれば、“まずいな”って変える人もいます。
◆鈴木大地から見た水泳界は…
丸山:水泳界の人気はどの辺りから変わっていったんでしょうか。岩崎恭子ちゃんの金メダル(1992年バルセロナオリンピック)とか?
鈴木:少しずつ日本人が活躍できるようになって注目されて、北島康介選手が出てきた2000年以降ですかね。
丸山:やっぱり、鈴木さんの金メダルもスイッチを入れたんじゃないですか?
鈴木:スイッチは多少入ったと思いますけどね。それ以降、コンスタントに選手が出てくるようになって。
丸山:どこかで時代を塗り替えるような選手が出てきますよね。僕らの業界で言うと、松山英樹がメジャーチャンピオンになったじゃないですか。必ずまた日本の選手が何年後かにメジャーチャンピオンになると信じているんですよ。
鈴木:それは段階があって、突然、松山英樹選手は生まれないと思うんですよね。それこそ丸山選手がいたり、ジャンボ尾崎(尾崎将司)さんや青木功さんがいたり、そういう長い強化のリレーというか、土台があって次の世代が生まれてくる。水泳界もゴルフ界も、そういった長い歴史のなかで生まれてきたのだと思うんですよね。
丸山:日本の競泳選手がこれだけ世界で活躍できるようになった理由ってあるんですか? ポテンシャルは圧倒的に欧米人のほうがすごそうじゃないですか。
鈴木:水泳の場合、戦前からけっこう強くて、戦後もその強さをキープしているんです。
丸山:古橋廣之進さんとかね。
鈴木:なぜ強いかと言うと、当時は練習量。日本人のウォーミングアップを見て、アメリカ人がビックリしちゃったんですよ、昔は。練習量で凌駕していた。その後は、日本人の柔らかいフォーム、抵抗の少ない効率的な泳ぎなど、いろいろな理由があると思うんです。
丸山:なるほど。
鈴木:ですから、その時代の常に先を行っていないと勝てないのかなと思うので、いろいろなことを情報収集して、取り入れてやっていく。
丸山:延々と記録は更新されていくんですかね?
鈴木:そう思いますね。人類の進化とともに、記録も変わっていくのかなと思います。
次回12月4日(土)の放送も、引き続き鈴木さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2021年12月5日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/