2022.5.7
◆MLBへの門戸を開いた野茂英雄投手の功績
丸山:今、野球でプロを目指している若い子たちの最終目標は、やはりメジャーリーグなんでしょうか?
工藤:夢を見てそこに向けてというのはすごくいいことだと思います。日本にも速い球を投げるピッチャーはたくさんいるんだけど、そういうピッチャーばかりじゃないじゃないですか。そういう人たちが技術を磨いてメジャーに行くというのも面白いですよね。体が大きくなくてもメジャーで通用するというところも見せてほしいですね。
丸山:工藤さんが若い頃は、メジャーを目指すことはなかったですか?
工藤:僕の時代はメジャーというものが全然身近じゃなくて、かけ離れた存在だったので。野茂(英雄)くんが行ってからですよね。彼がメジャーで活躍する姿を見て、“よし、俺も!”って思いになったんじゃないかな。
丸山:そう思うと、野茂さんはすごいですよね。
工藤:彼が門戸を開いてくれたことが、ピッチャーだけじゃなくてイチローくんも含め、キャッチャーだと城島(健司)くんが行ったり、みんなにチャンスを与えてくれたんじゃないかなと思いますね。
丸山:工藤さんがもしもう一度現役をやり直せるなら、今の時代のピッチャーなのか、昔の時代のピッチャーなのか、どっちがいいですか?
工藤:そりゃあ、今のほうがいいでしょ(笑)。
丸山:今のほうがいいんですか!? あれだけの成績を残しても?
工藤:正直言って、練習量に耐えられるか、耐えられないか。僕は20代の後半で腰が悪くなったんですよ。膝や股関節まわりの怪我はなかったので、練習量に耐えられたというのはあるんですよ。
丸山:なるほど。
工藤:高校のときもそうなんだけど、怪我した子たちもいるし。(現在のように)科学的にちゃんと考えて自分のトレーニングをやるなどを当時からもっと知っていれば、もっと自分のなかで考えていたんじゃないかなと思うので。
丸山:あれだけの成績を残した工藤さんでも今のほうがいいですよね。僕も今のほうがいいです。あの情熱を持ったままもう一度今の時代にジュニアゴルファーからやってみたかった。
工藤:僕が今持っている知識を持ったまま今の野球がやりたい(笑)。
丸山:それは一番ずっちぃ~ですけど(笑)。当時の工藤少年が今の時代だったら、球速があと5キロ速かったりするんですかね?
工藤:5キロ速くなるかどうかはわからないけど、今はいろいろな球種が生まれているのもあるし、客観的に自分の指標としてデータがとれるので、自分の弱点がもっとこうすれば良くなるとかイメージが湧きやすくなるから、そっちのほうがいいですね。
丸山:なるほど。
工藤:昔は「こうしろ」「ああしろ」と言われるばかりで、「はい」としか言えない時代だったから。だから今の自分の知識を持った状態で今の野球がやりたい(笑)。
次回5月7日(土)の放送も、引き続き工藤さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年5月8日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
工藤公康「野茂くんが門戸を開いてくれた」…メジャーリーグが身近ではなかった現役時代を振り返る
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。4月30日(土)の放送は、福岡ソフトバンクホークス前監督の工藤公康(くどう・きみやす)さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆MLBへの門戸を開いた野茂英雄投手の功績
丸山:今、野球でプロを目指している若い子たちの最終目標は、やはりメジャーリーグなんでしょうか?
工藤:夢を見てそこに向けてというのはすごくいいことだと思います。日本にも速い球を投げるピッチャーはたくさんいるんだけど、そういうピッチャーばかりじゃないじゃないですか。そういう人たちが技術を磨いてメジャーに行くというのも面白いですよね。体が大きくなくてもメジャーで通用するというところも見せてほしいですね。
丸山:工藤さんが若い頃は、メジャーを目指すことはなかったですか?
工藤:僕の時代はメジャーというものが全然身近じゃなくて、かけ離れた存在だったので。野茂(英雄)くんが行ってからですよね。彼がメジャーで活躍する姿を見て、“よし、俺も!”って思いになったんじゃないかな。
丸山:そう思うと、野茂さんはすごいですよね。
工藤:彼が門戸を開いてくれたことが、ピッチャーだけじゃなくてイチローくんも含め、キャッチャーだと城島(健司)くんが行ったり、みんなにチャンスを与えてくれたんじゃないかなと思いますね。
丸山:工藤さんがもしもう一度現役をやり直せるなら、今の時代のピッチャーなのか、昔の時代のピッチャーなのか、どっちがいいですか?
工藤:そりゃあ、今のほうがいいでしょ(笑)。
丸山:今のほうがいいんですか!? あれだけの成績を残しても?
工藤:正直言って、練習量に耐えられるか、耐えられないか。僕は20代の後半で腰が悪くなったんですよ。膝や股関節まわりの怪我はなかったので、練習量に耐えられたというのはあるんですよ。
丸山:なるほど。
工藤:高校のときもそうなんだけど、怪我した子たちもいるし。(現在のように)科学的にちゃんと考えて自分のトレーニングをやるなどを当時からもっと知っていれば、もっと自分のなかで考えていたんじゃないかなと思うので。
丸山:あれだけの成績を残した工藤さんでも今のほうがいいですよね。僕も今のほうがいいです。あの情熱を持ったままもう一度今の時代にジュニアゴルファーからやってみたかった。
工藤:僕が今持っている知識を持ったまま今の野球がやりたい(笑)。
丸山:それは一番ずっちぃ~ですけど(笑)。当時の工藤少年が今の時代だったら、球速があと5キロ速かったりするんですかね?
工藤:5キロ速くなるかどうかはわからないけど、今はいろいろな球種が生まれているのもあるし、客観的に自分の指標としてデータがとれるので、自分の弱点がもっとこうすれば良くなるとかイメージが湧きやすくなるから、そっちのほうがいいですね。
丸山:なるほど。
工藤:昔は「こうしろ」「ああしろ」と言われるばかりで、「はい」としか言えない時代だったから。だから今の自分の知識を持った状態で今の野球がやりたい(笑)。
次回5月7日(土)の放送も、引き続き工藤さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2022年5月8日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/