2023.11.24
◆丸山茂樹×松岡充がゴルフ談議
丸山:今日はもりもりゴルフの話をしますよ~。
松岡:こうして丸山さんとお会いできて、直でゴルフの話を聞けるなんて……僕、ゴルフが大好きなんですけど、それは競技として何百メートル先のグリーンにあいた小さな穴に、棒を使ってボールを打って、3打、4打、5打……とこれだけじゃないですか?
丸山:うん。
松岡:これだけの世界というのは、寸分違わぬ事実じゃないですか。なぜこれほど世界中の人たちがここまで(ゴルフに)魅了されるのか。丸山さんは人生をそこに捧げて、(米国ツアーに参戦し)世界一に3度プラス、ゴルフワールドカップと計4度ですよね。世界一ってどうなんですか?
丸山:自分のなかでの実感は、もちろん一生懸命にやってきたことが身になって、初めてそこで自分の実力が4日間重なって……僕はいつもテレビなどで言っている5つの要素、「メンタル」「ドライバーショット」「アイアンショット」「アプローチ」「パター」と5つのバランスがきれいに整ったときに何かが生まれるわけだけど、これがなかなか整わない。
松岡:はい。
丸山:いつも言うんですけど、練習場ではどの選手もめちゃくちゃ上手いです。後ろから見ていたら全員天才なんじゃないかと思うぐらい。ただ、1番ホールでコールされた瞬間に、その実力がダウンしてくる……。
松岡:わかります。語弊を恐れずに言いますけど、僕、ゴルフというものは簡単だと思うんですよ。これだけの人ができるわけだから。
丸山:うん、そうですよ。
松岡:それは、僕で言うと歌が上手い人がごまんといるのは同じことじゃないですか。でも、どこでどの設備でどういう気持ちで歌っていて上手いのか、誰がそれを聴いて感動するのかっていうことと、僕らのライブとは全然違うわけで。
丸山:うん。
松岡:すみません、僕みたいな者が比べてしまいましたけど。
丸山:全然いいですよ。いっぱい言ってください。
松岡:丸山さんのゴルフの上手いと、そこらの上手い人とでは、上手いの次元が違うわけじゃないですか。
丸山:現役でやっているときはもちろん自分でもそう思っていましたよ。自分が出せる力というのは、本番になったときのほうが自分でガッと力を発揮するっていうのは、圧倒的に「練習ラウンドのときはそうでもなかったのに、すごいね」って言われるほうが多かったかもしれない。
松岡:へぇ~。
丸山:だから、練習ラウンドのときにバチバチに決まっていたときのほうが何となく、“あれ!? ちょっとおかしいかな?”みたいなこともあったし、“自分のバランスが悪いのかな?”っていう。もうちょっと集中したときのほうがいいショットが打てるはずなのになって思いながらやっているときもあったし。
松岡:はい。
丸山:ゴルフって生きものなので、本当に1日寝たらすべてが“嘘でしょ?”って思うぐらい何もかもが駄目になったり、良くなったりするし、これがまた本当に不思議なスポーツ。
松岡:そうですよね。丸山さんは最近いろいろなYouTubeにも出られていて、「これはこういう感じだよ」「このショットはこういうふうにすればいいよ」とかおっしゃってくれるんですけど、それも本当は丸山さんはたぶんどこかで分かっていて、「いや、これはいろいろな条件があって、そういうことが全部準備が整っていて、これやったらオーケーだけど、全員が全員これが正解じゃないんだよ」というのを分かって言っているじゃないですか。
丸山:いやまぁ、それじゃないと、もちろん全部が一緒じゃないから。本当にゴルフってあらゆる、1ミリ刻みでグリップの角度が全員違うので。こんなに基本がないのはなかなかなくて……正解がないから。
松岡:本当にその通りだと思います。僕は今、パーシモン(ドライバーなどウッドクラブのヘッドに使われる柿材)とそれこそ40年代、50年代のマッスルバック(昔ながらの原型的な形状のアイアン)を使っていて。
丸山:それ、楽しそうだな~。
松岡:ゴルフ場に、シニアティーとかレディースティーとかあるじゃないですか。だからオールドティーも作ってもらいたいなって。
丸山:オールドティー(笑)。やっぱり、飛ばないでしょ?
松岡:飛ばないです。
丸山:そうだよね。
松岡:パーオンしないので、1打多いんですよ。でも、アプローチをめっちゃ頑張れるんです。要はワンパットで入れないとパーが取れないので。
丸山:なるほど。
松岡:アプローチがやっぱりいろいろな方法を、自分で技を持たないと。
丸山:編み出していかないとね。
松岡:アイアンも全部含めて、パターまでで僕は7~8本で回るんですよ。
丸山:え~っ!? ハーフセットじゃん、ほとんど。
松岡:はい、何なら担いでいけるぐらい。
丸山:(笑)。
松岡:それで、最新のギアでびちびちに揃えた14本の、上から下までブランドでかためた業界人に勝つのが、僕の今の快感です(笑)。
丸山:ハハハハハ!
松岡:「あいつ、ヤベ~ぞ」みたいな。
丸山:相当マニアだよね(笑)。
次回11月25日(土)のゲストは、お笑い芸人の大西ライオンさんです。
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11月18日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
SOPHIA松岡充「僕の今の快感」…丸山茂樹を驚かせた“ゴルフのこだわり”とは?
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」(毎週土曜 7:00~7:25)。11月18日(土)の放送は、前回に引き続き、ロックバンド・SOPHIAの松岡充(まつおか・みつる)さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆丸山茂樹×松岡充がゴルフ談議
丸山:今日はもりもりゴルフの話をしますよ~。
松岡:こうして丸山さんとお会いできて、直でゴルフの話を聞けるなんて……僕、ゴルフが大好きなんですけど、それは競技として何百メートル先のグリーンにあいた小さな穴に、棒を使ってボールを打って、3打、4打、5打……とこれだけじゃないですか?
丸山:うん。
松岡:これだけの世界というのは、寸分違わぬ事実じゃないですか。なぜこれほど世界中の人たちがここまで(ゴルフに)魅了されるのか。丸山さんは人生をそこに捧げて、(米国ツアーに参戦し)世界一に3度プラス、ゴルフワールドカップと計4度ですよね。世界一ってどうなんですか?
丸山:自分のなかでの実感は、もちろん一生懸命にやってきたことが身になって、初めてそこで自分の実力が4日間重なって……僕はいつもテレビなどで言っている5つの要素、「メンタル」「ドライバーショット」「アイアンショット」「アプローチ」「パター」と5つのバランスがきれいに整ったときに何かが生まれるわけだけど、これがなかなか整わない。
松岡:はい。
丸山:いつも言うんですけど、練習場ではどの選手もめちゃくちゃ上手いです。後ろから見ていたら全員天才なんじゃないかと思うぐらい。ただ、1番ホールでコールされた瞬間に、その実力がダウンしてくる……。
松岡:わかります。語弊を恐れずに言いますけど、僕、ゴルフというものは簡単だと思うんですよ。これだけの人ができるわけだから。
丸山:うん、そうですよ。
松岡:それは、僕で言うと歌が上手い人がごまんといるのは同じことじゃないですか。でも、どこでどの設備でどういう気持ちで歌っていて上手いのか、誰がそれを聴いて感動するのかっていうことと、僕らのライブとは全然違うわけで。
丸山:うん。
松岡:すみません、僕みたいな者が比べてしまいましたけど。
丸山:全然いいですよ。いっぱい言ってください。
松岡:丸山さんのゴルフの上手いと、そこらの上手い人とでは、上手いの次元が違うわけじゃないですか。
丸山:現役でやっているときはもちろん自分でもそう思っていましたよ。自分が出せる力というのは、本番になったときのほうが自分でガッと力を発揮するっていうのは、圧倒的に「練習ラウンドのときはそうでもなかったのに、すごいね」って言われるほうが多かったかもしれない。
松岡:へぇ~。
丸山:だから、練習ラウンドのときにバチバチに決まっていたときのほうが何となく、“あれ!? ちょっとおかしいかな?”みたいなこともあったし、“自分のバランスが悪いのかな?”っていう。もうちょっと集中したときのほうがいいショットが打てるはずなのになって思いながらやっているときもあったし。
松岡:はい。
丸山:ゴルフって生きものなので、本当に1日寝たらすべてが“嘘でしょ?”って思うぐらい何もかもが駄目になったり、良くなったりするし、これがまた本当に不思議なスポーツ。
松岡:そうですよね。丸山さんは最近いろいろなYouTubeにも出られていて、「これはこういう感じだよ」「このショットはこういうふうにすればいいよ」とかおっしゃってくれるんですけど、それも本当は丸山さんはたぶんどこかで分かっていて、「いや、これはいろいろな条件があって、そういうことが全部準備が整っていて、これやったらオーケーだけど、全員が全員これが正解じゃないんだよ」というのを分かって言っているじゃないですか。
丸山:いやまぁ、それじゃないと、もちろん全部が一緒じゃないから。本当にゴルフってあらゆる、1ミリ刻みでグリップの角度が全員違うので。こんなに基本がないのはなかなかなくて……正解がないから。
松岡:本当にその通りだと思います。僕は今、パーシモン(ドライバーなどウッドクラブのヘッドに使われる柿材)とそれこそ40年代、50年代のマッスルバック(昔ながらの原型的な形状のアイアン)を使っていて。
丸山:それ、楽しそうだな~。
松岡:ゴルフ場に、シニアティーとかレディースティーとかあるじゃないですか。だからオールドティーも作ってもらいたいなって。
丸山:オールドティー(笑)。やっぱり、飛ばないでしょ?
松岡:飛ばないです。
丸山:そうだよね。
松岡:パーオンしないので、1打多いんですよ。でも、アプローチをめっちゃ頑張れるんです。要はワンパットで入れないとパーが取れないので。
丸山:なるほど。
松岡:アプローチがやっぱりいろいろな方法を、自分で技を持たないと。
丸山:編み出していかないとね。
松岡:アイアンも全部含めて、パターまでで僕は7~8本で回るんですよ。
丸山:え~っ!? ハーフセットじゃん、ほとんど。
松岡:はい、何なら担いでいけるぐらい。
丸山:(笑)。
松岡:それで、最新のギアでびちびちに揃えた14本の、上から下までブランドでかためた業界人に勝つのが、僕の今の快感です(笑)。
丸山:ハハハハハ!
松岡:「あいつ、ヤベ~ぞ」みたいな。
丸山:相当マニアだよね(笑)。
次回11月25日(土)のゲストは、お笑い芸人の大西ライオンさんです。
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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11月18日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年11月26日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/