弥次さん喜多さんがお伊勢参りの道中むちゃくちゃやっていたのと同じ頃、ドイツではこんなお上品なクリスマスが行われていたんですねぇ。鎖国していた江戸時代とはいえ、同じ地球上の同じ時代の話とはにわかに信じがたいのですが、同時代の本を2冊並べて味わう楽しさも教えてくれる作品です。ところで私は「クルミわり人形はそもそもどこからきたのか(プレゼントとして用意していたのは誰?)」とか、「マリーは8歳で結婚したのか」などリアルな疑問を持ってしまい、小川さんに「細かいトコロに気づいちゃいましたね」と笑われてしまいました。そうそうこれはファンタジー。子どもの心を取り戻して、おおらかに読まねばなりませんね。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |